今回はタイトルの通り、意外とネットでは載っていない壁を傷つけない、穴も開けない有孔ボードの設置ができましたので、その方法と使ったものについて紹介したいと思います。汎用性も高いのでどなたでも可能な方法です。
設置方法の特徴とメリット
- ディアウォールなどの2×4木材は使用しない
- 壁に穴を開けない、傷つけない
- 固定用の支柱が1つで2役をこなすことができる
このように一般的な有孔ボードの設置・固定方法よりも手軽にできます。さらに工具もドライバーのみで壁を傷つけないので賃貸の人も同じ方法で有孔ボードを設置できます。
またモニターアーム用の支柱を固定に使いますのでデスクの天板の厚さ次第で別途モニターアームを固定用の支柱に取り付ければモニターも固定でき、一つで二役こなすことが可能です。
ポールと金具で1万円+有孔ボード代と少し価格は高めとなりますが、このような拡張性の高さや安定性からこの方法を選択しました。
有孔ボードの具体的な設置方法
下手な絵ですが、設置の完成形はこのようになります。
この設置方法において、必要なものは2つあります。1つ目は有孔ボードをデスクに固定するための支柱、2つ目はその支柱に有孔ボードを固定するための金具です。

①有孔ボードを固定する支柱 ロングポール
まず有孔ボードを固定するための支柱を取り付ける必要があります。
しかし2×4木材を使った大掛かりなもの、壁に穴を開けるもの、いずれも使いたくなかったので、デスクに直接固定できる支柱を探すことにしました。
コロナ禍でパーテーションを机に立てることが多いからなのか、それ用の固定金具はありますが、いずれも有孔ボードの大きさや重さに耐える設計ではありませんでした。
有孔ボード+αの重さに耐えれることを考えると、モニターアームのようにクランプでデスクに支柱を固定させるものが良いのではと考えました。これは一般的なモニターアームの耐荷重は最低でも10kgを超えるものが多いので、十分に有孔ボードを支えることができると考えたためです。
そこでモニターアームの支柱のみを探したところ、サンコーのモニターアーム用ロングポールを見つけました。
このようなモニターアーム用のポールは高さ70cmのものが多いですが、サンコーの製品が唯一、高さ100cmでした。以前◯イリス◯ーヤマのモニターアームを買った時、クランプの部分を含めた高さのサイズ表記に騙されたことがあったので、このロングポールもの下のクランプ含めて100cmかなと疑っていましたが、100cmの支柱がこれしかなかったので購入することにしました。
しかし届いて高さを測ったところ、なんと本当にポール部分のみで100cmあったので感動しました(疑ってごめんなさい)。高さが必要ない方は70cmのポールも売っています。
これによって、まず有孔ボードを設置するための支柱をデスクに固定することができました。
次にこの支柱にどう有孔ボードを付けるかを考える必要があります。
②有孔ボードを支柱に固定するための金具
以前のブログでは突っ張り棒を利用して有孔ボードを設置する方法を紹介しました。
この方法では支柱となる突っ張り棒に有孔ボード用の取付け金具を使っていました。
しかしこの金具は突っ張り棒の直径が細いもの(だいたい2.5cm以内)しか対応していませんでした。さらに突っ張り棒の直径サイズに対して調整するのではなく、物理的にネジの先端で抑え込んで固定するタイプだったので支柱となる突っ張り棒が滑りやすい材質だとだんだん緩んでいくという不安定な金具でした。
今回見つけたサンコーのモニターアーム用の支柱は直径3.5cmの太めのポールとなっています。そこで有孔ボード用の金具ではなく、「直径3.5cmの支柱に設置できる金具」という探し方をしました。
そしたら直径3.5cmまで対応できる取付金具として自転車用のものが見つかりました。それがミノウラ製の多目的ホルダーです。
一つ穴タイプもあります。見た目は同じなので買うときは注意してください。
どちらでも固定は可能だと思います。
この製品の特徴は下記3つです。
- 最大3.5cmのサイズに対応
- ネジで対応する直径サイズを調整して固定
- 金具の前部分に2つのM5サイズのネジ穴がついている
最大3.5cmまで対応しているのでモニターアーム用のロングポールに装着できます。
またポールの太さ(直径サイズ)に合わせて、金具の直径サイズを調整できるのでしっかりと固定することができます。そしてM5サイズのネジ穴を使うことで有孔ボードに固定ができます。
M5サイズは直径5mmに当たりますが、100均などにも売っている多くの有孔ボードの穴サイズは5mmでですので、M5サイズのネジがちょうど穴に入ります。またM5サイズのネジは100均で購入可能な点も良かったです。
これによりモニターアーム用のロングポールと多目的ホルダー、多目的ホルダーと有孔ボードのそれぞれ固定することができましたので、最初の図のようにモニタアーム用のロングポールに多目的ホルダーを使って有孔ボードを固定することができました。
ここで注意なのが、この金具はあくまで自転車用です。そのため同じ方法を試す人は自己責任でお願いします。まだ2、3日しか経っていませんが、今のところ全く問題ないです。私が使っている有孔ボードはホームセンターで購入した横90cm、縦60cmの結構大きいサイズで重さも2kgほどありました。今後緩みなどあればブログで報告したいと思います。
(追記)
約3週間経ちましたが、全く緩むことなく現在もしっかり固定されています。自転車用と聞くと耐久性が低いように思いますが、クロスバイクなどの自転車は結構車体が揺れますのでしっかり固定のできる金具が多いです。またこの多目的ホルダーに関しては言えば他のブログではキャンプ用にも使っている人がいました。
やはりこの多目的ホルダーはポールの太さに対してホルダーの直径サイズを調整してネジでサイズを固定することができるので、固定する強度が結構強いのだと思います。
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