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FIIO FT13 徹底解説|パープルハート材を採用した密閉型HiFiヘッドホン

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オーディオブランドFIIO(フィーオ)が新たに送り出した密閉型ヘッドホン 「FT13」。前作FT1が「天然木材の響き」で好評を得たのに続き、FT13では南米産の パープルハート材(紫芯蘇木) を採用。さらに振膜やケーブル、装着構造に至るまで大幅なアップグレードが施されました。この記事ではFT13の特徴を詳しく解説し、FT1との違いも比較します。

FIIO FT13とは?FIIO FT13 は、南米産のパープルハート(紫芯蘇木)をハウジングに採用した密閉型ヘッドホン。60mm大口径ドライバー、W字型振膜、U字型ダンピングチューブなど独自の音響設計を組み合わせ、最大約26dBのノイズ低減と、自然で伸びやかなサウンドを両立します。32Ωの低インピーダンス&高感度仕様で、スマホやPC直結でも高品位に楽しめます。
FIIO
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FIIO FT13のスペック(FT1比)

項目FT13FT1
カラー原木/黒(ハウジング素材別)
ハウジング素材パープルハート材ウォールナット/ブナ
振膜設計W字型振膜従来型振膜
ケーブル古河単結晶銅+
OFC銀メッキハイブリッド
OFC銀メッキケーブル
構造三軸可動ヘッドバンド
(マグネシウム合金)
固定型ヘッドバンド
遮音性能密閉型+U字型ダンピングチューブ
+消音材(最大-26dB低減)
密閉型
(標準的な遮音性能)
重量約356g約346g

FIIO FT13の製品概要

天然木ハウジング:パープルハートの質感と音響メリット

  • ハウジングは南米原産パープルハート。自然酸化によって色味が徐々に深まり、最終的に落ち着いた紫へ安定
  • 1本1本の木目を活かすため、90日間の自然着色→CNC精密成形→高光沢塗装→研磨の工程を実施
  • 高密度・高硬度で耐腐食性に優れ、筐体共振を低減。レスポンスと音の純度向上に寄与

60mmダイナミック+W字型振膜:広い音場と高効率

  • 60mm大口径ドライバーを搭載(FT1と同規格)。大きな駆動力と高い変換効率により、低歪み・優れた瞬発力・深い低域を実現
  • 振膜は、ヨーロッパ北部産バーチ材をベースにした複合素材。伝統的な抄紙工法で成形した木繊維にカーボンファイバーを加えて剛性を高め、さらに羊毛繊維を融合して音色を自然に調整。最終厚みは約0.1mm
  • W字型振膜の採用により有効振動面積が約25.8%拡大。硬質ドーム+ソフトエッジの組み合わせで伝送ロスと分割振動を抑え、振動効率を高めます

密閉式の遮音設計:静けさの中で楽しむ

  • 木製カップ自体の密閉性に加え、定在波を抑制する迷路型チャンバー専用の吸音材、さらにU字型ダンピングチューブを内蔵
  • これらのパッシブ要素により、最大約26dBのノイズ低減を実現。日常環境音や人の声を効果的に遮り、音漏れも抑制。オフィス、寮、書斎など静かな環境に適します
  • ドライバーは耳道と平行になる角度に配置。高域の減衰を抑え、規則的な反射が生む驻波も低減します

ボイスコイル:軽量・高レスポンス

  • 日本製CCAW(銅被覆アルミ)ボイスコイルを採用。線径は約0.035mm、軽量のKSVボビンを組み合わせて振動系の質量を抑制
  • コイル直径は25mm。駆動力と換能効率を高め、中域の密度と瞬発を最適化

鳴らしやすい仕様

スマホ、タブレット、PCなど非専門機器でも駆動しやすいのが魅力です。

  • インピーダンス:32Ω
  • 感度:113dB/Vrms(@1kHz)/98dB/mW(@1kHz)
  • 周波数帯域:7Hz–40kHz

装着性と機構:三軸でしなやかにフィット

  • 三軸自適応回転により、頭部形状に柔軟に追従。スライダーは約38mmの可動域、垂直方向約45°/水平方向約35°まで回転
  • ヘッドバンドのU字フレームはマグネシウム合金ダイキャストで、軽量かつ高強度。マットブラックで外装と一体感ある仕上げ
  • ヘッドバンド表皮は小羊皮、イヤーパッドは小羊皮/スエード調の2種を同梱。通気性と耐久性に配慮し、快適性と音漏れ抑制を両立
  • 三軸構造+密閉設計により、装着時の密着度を最適化し、不要な漏れを抑えます

ケーブルと付属品

  • ケーブルは古河製単結晶銅+高純度OFC銀メッキのハイブリッド。8芯編み・総計約1000本の素線構成(各素材500本、極あたり17AWG相当)
  • 付属プラグは着脱式で、4.4mm→XLR-4変換や3.5mm単端、3.5→6.35mmアダプタを同梱
  • 収納袋、クリーニングクロス、取扱ガイド、そして麻調の専用ケースが付属。持ち運び・保管も安心です

FIIO FT13がFT1からのアップグレードされたポイント

音質アップグレード

FT1で採用されていたスプルース木繊維振膜に対し、FT13はさらに硬質なバーチ材繊維をベースとした振膜を搭載。カーボンファイバーを加えることで剛性を高め、分割振動を抑制し、高域の解像度を一段と向上させています。これにより、より精緻で鮮明なサウンド再生が可能になりました。

ケーブルアップグレード

FT13は、従来のOFC銀メッキケーブルから大幅に進化。古河製単結晶銅と高純度OFC銀メッキを組み合わせたハイブリッドケーブルを採用しています。芯線の数や線径もアップグレードされ、低域から高域まで全帯域で情報量と伝送効率が向上。音の厚みと透明感を兼ね備えたケーブルとなっています。

装着感アップグレード

装着性の面でもFT13は改良が加えられています。ヘッドバンドとイヤーパッドはより通気性に優れた素材を採用し、長時間使用でも蒸れにくく快適。さらにヘッドバンド部には軽量なマグネシウム合金を使用し、強度と軽さを両立。滑らかな動作のスライダー機構も備え、細やかなフィッティング調整が可能になっています。

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