
FIIOから2026年新製品計画が発表されましたので、その内容を日本語でまとめていきます。なお、本計画の製品は期初段階の発表のため、今後仕様変更や開発中止される可能性がありますのでご留意ください。
FIIO 2026年発売予定のデスクトップ型DACアンプシリーズ
| モデル名 | 発売予定日 | 内容 |
|---|---|---|
| FIIO CLASS A | 2026年7月 | 音色を最優先した純A級アナログヘッドホンアンプ リニア電源採用、DAC機能なし |
| FIIO K17 R2R | 2026年7月 | 自社開発の上位技術「R2R PRO」を採用した K17のレトロ音色版。高性能R2R DAC搭載。 |
| FIIO K13 | 2026年11月 | K13 R2Rの通常のDACチップ版。 現代的な高解像度サウンドを追求したモデル。 |
| FIIO KG13 | 2026年9月 | ゲーミング市場向けデスクトップ型ヘッドホンアンプ |

FIIO 2026年発売予定のデスクトップ型DACアンプシリーズの概要

本題に入る前に、製品のライフサイクルについて少し触れたいと思います。「新製品が出るペースが早すぎて、買ったばかりの製品がすぐに旧型になってしまう」という声をいただくことがあります。しかし、メーカーとしても頻繁なモデルチェンジは本意ではありません。理想は、数十年変わらない製品を作り続けることです。そうすれば開発や在庫管理のリスクを最小限に抑えられます。しかし、それが可能なのは市場を独占し、技術革新が停滞している特殊なケースに限られます。競争の激しいオーディオ業界では、市場の原理に従わなければ生き残れません。

ただし、製品カテゴリーによってライフサイクルは異なります。OSやSoCの進化が早いAndroidポータブルプレーヤーに比べ、技術的な成熟期にあるデスクトップDAC・アンプは製品サイクルが長くなる傾向にあります。
FIIO CLASS A(純A級ヘッドホンアンプ)
- 発売予定日:2026年7月
- 価格(参考):2500元(約5万円)以下
製品名がそのまま示す通り、純A級(Class A)動作を採用したアナログヘッドホンアンプです。FIIOは2025年から「高忠実度・高スペック」だけでなく、「音色・聴感」も重視する方向へシフトしました。R2Rや真空管と同様に、純A級アンプも現在は主流ではありません。効率が悪く発熱も大きいというデメリットがありますが、その代償として得られる「温かみのある音色」と「優れた聴感」は唯一無二の魅力です。
本機は、純A級アンプの音色を愛する愛好家や、まだその世界を体験したことのないユーザーのために、聴感を最優先して設計されました。機能は非常にシンプルで、DAC機能は搭載せず、純粋なアナログアンプとして動作します。高低音のトーンコントロール、ゲイン調整、音量調節のみを備え、入出力はシングルエンドとバランスの両方に対応。電源部にはリニア電源を採用し、クラシックな純A級回路を駆動します。
※ご注意:純A級動作のため消費電力が大きく、動作状態に関わらず電源オン時は常に発熱します。また、同価格帯のAB級アンプに比べて出力は控えめです。これらの特性を理解された上でのご購入をお勧めします。

FIIO K17 R2R
- 発売予定日:2026年7月
「HIFIレトロ」のコンセプトを継承し、K17のバリエーションモデルとして登場します。機能はK17と共通ですが、外観にはレトロな要素を取り入れ、DAC部には自社開発の上位技術「R2R PRO」を採用しました。
従来のR2R技術(K11 R2R/K13 R2Rに採用)と比較して、より高精度な抵抗器を多数使用し、大規模なFPGAと高度なアルゴリズムを組み合わせることで「温度計コード電流モードDA変換」を実現。R2R方式の課題である抵抗精度の問題を克服し、歪み率の低減と小信号のリニアリティ、ダイナミックレンジの大幅な向上を達成しています。
FIIO K13
- 発売予定日:2026年11月
先行して発売されたK13 R2Rがアナログライクな音色で人気を博した一方で、現代的な高解像度サウンドを求める声にも応えます。K13は、K13 R2Rと共通の外観・機能を持ちながら、DACチップに主流のデルタ・シグマ方式を採用したモデルです。同等の条件下では、デルタ・シグマ方式の方がスペック的に有利であり、聴感上も「高解像度」「静寂な背景」「広いダイナミックレンジ」といった特徴があります。好みに合わせて音の傾向を選べるラインナップとなります。
FIIO KG13(ゲーミングデスクトップ型DACアンプ)
- 発売予定日:2026年9月
- 価格(参考):1000元(約2万円)以下
FIIOが2026年に本格参入するゲーミングオーディオ市場向けの戦略製品です。以前からFIIOのアンプをゲーム用途に使用するユーザーは多く、プロゲーマーの使用例もありました。市場規模はHIFIオーディオを遥かに凌駕しますが、競争も激しい分野です。FIIOは長期的な視点で取り組み、高品質かつ高コストパフォーマンスな製品をゲーム愛好家に提供していきます。KG13はその第一弾として、手に取りやすい価格帯で登場します。

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