当ブログでは広告を使用しております。

FiiO KB1/KB1K レビューと製品紹介

Fiio kb1

本記事では広告を使用しております。

FiiOから2022年10月末に面白いガジェットが発売されました。実際に11月5日に注文し、11月15日に入手できていたのですが、記事化が遅れてしまいました。日本でも2023年1月27日発売です。今回、ご紹介するのはその10月末に発売されたFiiO KB1という製品です。この製品は主にDAPと接続することで、DAPを操作せずに曲選びや音量調整ができるという製品です。実際に操作する動画を撮影しましたので、まずはこちらをご覧ください。(追記)R7発売に伴い、このKB1が廃番となり、新たにKB1Kが発売されました。KB1KはKB1のアルミ筐体から、プラスチックのような素材に変更となりました。基本的な機能は同じです。

動画のようにDAPを操作せずに、接続したFiiO KB1と利用することで戻る、停止、スキップ、音量調整が行うことができ、ダイヤルを押すことでミュートにすることもできます。また専用のソフトウェアを利用することでそれぞれに別のファンクションを割り当てることができます。このソフトウェアのダウンロードは下記リンクから可能です。またMacユーザーの場合にはChromeのブラウザ拡張機能を利用して割り当てが可能となっています。(ただし私が設定しようとしたところできませんでした。)

FiiO KB1 ソフトウェア(FiiOホームページ)

FiiO KB1 Chromeブラウザ拡張機能(Chromeで開いてください)

FiiO KB1の機能としては非常にシンプルですが、詳しく実機紹介もしていきますのでぜひ最後までご覧ください。上記の動画ではAstell&KernのSE180と組み合わせています。そのためFiiO以外のDAPでも対応している可能性があります。またPC、iPhoneやiPad、AndroidタブレットなどDAP以外の端末にも対応していますので、通常のミニキーボードのように汎用性は高いです。

画像
広告

初めに:FIIOについて

FIIOを初めて耳にする方向けに公式の会社概要を以下の通り、意訳して抜粋します。すでにご存知の方は読み飛ばしてください。なお、社名の表記が「FiiO」から「FIIO」に変更されました。

FIIOは2007年に中国で設立されたオーディオメーカーです。デジタルオーディオプレイヤー(DAP)、イヤホン、多種多様なポータブルオーディオ製品を自社で研究開発、生産し、グローバルに販売をしています。ブランド名である「FIIO」は、Fi (Fidelity) と iO (1 and 0)に由来し、デジタルが生活に与えるよりリアルな体験とより便利な生活を意味しています。また中国語では「飞傲」と表記し、これは「FIIO」の音訳であり、春のような活気と青空に飛び立つ積極的な進歩と常に革新を続ける企業精神を象徴しています。FIIOはユーザーの声を非常に重視し、製品設計を絶えず改善し、消費者により多くの良質で高付加価値の製品を提供するための努力をしています。

FIIOのビジョン:中国製の評価を高める
FIIOのブランド精神:オーディオは無限である

FIIOのビジネスは「オーディオ」に関する製品やサービスを提供することで、無限の楽しみのある「オーディオエコシステム」を構築することです。FIIOは高品質なオーディオデバイスを販売するだけでなく、FIIOが提供する製品やサービスを通じて、ユーザーに喜びを感じてもらうように努力をしています。

https://www.fiio.com/About_FiiO

海外メーカーというとサポート面を不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。中国FIIOへ直接問い合わせをしたこともあり、対応はとても良いです。日本メーカーのようにその場でサポートということは難しいかもしれませんが、真摯に対応してくれるメーカーですので安心してご検討ください。さらにFIIOはWeiboという中国SNS上で担当者が日々、ユーザーと意見交換をしています。また製品開発過程においてアンケートも実施していて、ユーザーに寄り添った製品開発を行なっています。

FiiO KB1 発売日、価格

発売日:2023年1月27日(2022年10月末) 価格:3,300円(23.99ドル)
*国内は数量限定

FiiO KB1は2022年10月末に発売し、発売日には赤色、キーキャップが本体と同じアルミニウム合金でできた記念バージョンも発売されていたようです。今回発売日の発表がなかったため気づくのが遅れてしまい、通常盤(黒)の購入となりました。

FiiO KB1赤色
赤色のKB1(発売記念バージョン)

FiiO KB1概要

FiiO公式による発表内容の抜粋です。日本語に翻訳するにあたりわかりやすさを重視して意訳していますので、発表内容と完全一致はしません。また今後発売するR7でも利用することを想定している製品のようです。

金属製の本体(*KB1Kではプラスチックのような素材)

FiiO KB1はアルミニウム合金の本体はCNC加工で丁寧に作られています。魅力的な機能だけでなく、装飾品のような仕上がりになっています。

キーボード

FiiO KB1はTTC製のホットスワップ対応の交換可能なソケットと独特の打鍵感とクリアでメカニカルなサウンドが特徴のKailh BOXの白軸スイッチを標準搭載しています。

魅力的な機能

FiiO KB1のキースイッチもボリュームノブも、音楽の再生コントロールをしたり、機能的なCtrl+C/Vキーとして機能したり、複合キーや文字列として機能したりと、自分で定義することが可能です。ガジェットとしても、音楽のパートナーとしても、制作の効率化としても貢献します。さらに各キーキャップとボリュームノブにはRGBライトが搭載されており、その光の効果はユーザー自身が自由に設定することができます。呼吸の合間に音楽の躍動感を感じてください

KB1 設定
KB1のキー割り当ての設定画面

親しみやすいデザイン

FiiO KB1のデュアルUSBポートは、キーボードをどのように配置しても便利です。また底面にはシリコン製の滑り止めパッドがあり、安定性と耐衝撃性を高めています。

FiiO KB1 実機紹介

まずはFiiO KB1の本体に関するレビューです。製品説明にもある通り、本体はアルミニウム合金の金属製でできているため、持った感触も適度な重みがあり、また見た目もマット感のあるブラックで高級感があります。通常版(黒)のキーキャップは一般的なキーボードと同じくプラスチックのような素材です。ちなみにケーブル等の付属品はなく、この本体のみとなっています。

KB1 1

次にFiiO KB1のキーボードについてです。キーキャップを取り外した写真が以下です。まずキースイッチ部は2pinとなっており、同じTTC製のキースイッチであれば交換も可能なようです。またキースッチの表側は+型となっており、これは多くのキーキャップで採用されていると思いますので、同じ形であれば他社製のキーキャップへの交換も可能です。

KB1 キー裏
キースイッチ裏
キースイッチ装着部(本体側)
KB1 キー面
キースイッチ表

またFiiO KB1のキーキャップについてです。標準搭載されているキーキャップが少し背が低い仕様になっています。キーキャップを実際にFLICOのキーキャップを購入して交換してみましたが、この背の高さの違いから、交換後は違和感があり、戻すことにしました。キーの背が高いと打ち込む深さが出てしまうため、それが違和感になったと思います。

KB1 通常キーとの比較
一番左が標準搭載のキーキャップ、右2つがFLICOの別売キーキャップ

FiiO KB1本体サイズは横約10cm×縦3cm×高さ3cmです。高さはボリュームノブの一番高いところで測っています。

KB1 4
本体サイズ

FiiO KB1はUSB タイプC接続となっており、こちらもFiiO公式の説明の通り、USBポートが2カ所についています。標準搭載のキーキャップの向きで言えば、本体正面から向かって左側の横と、後ろ側から見て右寄りの2カ所です。USBポートが2カ所あることでパススルーのUSB給電をDAP本体にできるかなと思いましたが、これはできませんでした。あくまで2カ所USBポートがあるということだけです。ただ2カ所あることによって、DAPとの接続位置関係を気にせず、接続することができます。

KB1 3
KB1 2

FiiO KB1レビュー

FiiO KB1を実際に購入して第一印象は本体には程よい重さと高級感があり、見た目が気に入りました(※KB1Kでは本体の素材が変わり、本体の重量は軽くなりました)。また低いキーキャップが打鍵する際の煩わしさを軽減してくれています。そして使い勝手ですが、購入当初はわざわざ接続してまで使うかなと思っていたのですが、実際に接続して使ってみると意外と便利だと感じています。それはDAPには画面タッチして立ち上がらない機種があったり、音量調整を画面ロック時は不可にしていたりと、DAPを外で使う時用の設定をしていて、一方でこれらは家で使う際には不便に感じます。FiiO KB1を使えば、それらの設定を変更せずに手元で操作を行うことができるからです。また家で音楽を聴いている時に家族に声をかけられた際に音楽をすぐに停止またはミュートにできるのも便利です。さらにFiiO公式からリリースされているソフトウェアを使用することで、それぞれのキー、ダイヤルのファンクションを変更できるので、様々な場面で活躍するお手軽なキーボードとしても活用でき、非常に面白い製品だと思いました。価格も3,300円とリーズナブルですので、一つは買っても損はないと思います。

KB1 サムネ

FiiO KB1K レビュー

2022年2月2日にFiiOからKB1に代わって、KB1Kが発売されました。KB1はこれで実質廃番となります。そのため現在、AliexpressなどでもKB1の入手ができない状況となっています。公式からの発表内容からKB1とほぼ同じ内容でしたが、念の為KB1Kを購入してみましたので、下記画像をご覧ください。

KB1K

KB1とKB1Kの違いは本体の素材です。KB1はアルミニウム合金ですが、KB1KはABS + PMMAという素材になります。見た目はプラスチックや樹脂ような見た目と軽さです。

以上、FiiO KB1の製品紹介とレビューとなります。

FIIOから2023年にはミニサイズキーボードの発売が予定されています。

FIIO KB3 〜FIIO初のmini キーボード〜

最後までご覧いただき誠にありがとうございます。X(Twitter)ではブログの更新情報のみならず、FIIOの速報情報も発信しています。ぜひフォローして最新情報を取得してください。

 

EARL(ライフスタイルDX) 
X(Twitter)アカウントへのリンク
EARL

EARLFIIOファン

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

関連記事