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M27などFIIO 2024年新製品情報 〜DAP編

Dap2024年新製品

2024年1月にFIIOより2024年新製品計画が公表されました。この記事ではDAPであるMシリーズの新製品について日本語に意訳してまとめていきます。なお、新製品情報だけでなく、計画の背景なども公表されていて、それらの内容も含めてまとめていきます。オーディオ業界の動きなどの解説も面白いですので、ぜひ最後までご覧ください。

*2024年新製品の発売日・価格は断りがない限り、全て中国でのものです。
*これらは全て計画である中止・変更の可能性が多分にあります。
*追加情報があれば、随時更新していきます。

FIIO DAP概要

2024年新製品を含めたラインナップ

モデル区別発売日(予定含む)価格(予定含む)
M272024年末未公表
M15S既存2023年4月14日
(中国:3月20日)
152,900円
(6499元/999ドル)
M232024年4月26日
(中国3月31日)
125,400円/159,500円
4499元/5499元
M21未公表未公表

将来のラインナップイメージ

*ただしM25は2024年中の発売予定がありません。M15Sが2023年であったことから早くても2025年と予想されます。また外観は現行製品のものが使用されていますのであくまでイメージです。

FIIO DAPラインナップ

FIIO Mシリーズ(DAP)について

過去 10 年間の急速な発展を経て、DAPの関連技術が構成、性能、仕様などを含めて比較的成熟したことは否定できません。たとえば、サンプリングレートは、384K/32BとDSD256を超えるとユーザーにとって重要ではありません。高規格のネイティブ録音は非常にまれですし、Apple Music などストリーミングサービスを通じて入手できるロスレス音源も上限は192K/24B・DSD128です。

性能面では、FIIO M17などのハイエンドプレーヤーにはデスクトップ機器で一般的に使用されているESSフラクシップの8チャンネルDACチップであるESS9038Proを2基採用しています。駆動力も最大3000mWの出力が可能で、インターフェースも充実しています。LAN端子や角型光デジタルのみ不足しているとは言えます。一方で誰もが不十分だと唯一考えているのはメインコントロールです。しかし、DAPに限れば、M17のSND660の性能は、今後数年間の主要なストリーミングアプリの動作に十分対応できるものとなっています。さらに2024年中にOSもAndroid 12.0にバージョンアップする予定です。こうした背景からスマートホン同様、オーディオファイルのDAPの買い替えサイクルは大幅に延び、結局、新技術や新機能の刺激がなくなってしまっています。

そしてローエンドのDAPは、TWS、ドングル型DAC、Bluetoothレシーバー、ポータブルDAC/アンプによって侵食され、市場は大幅に縮小しました。そのため、FIIOは2 年前から、R7/R9 などのデスクトップ型のオールインワンプレイヤーなど、他のカテゴリの拡大を目的に研究開発リソースを振り直しました。

将来については、ハイエンドのDAPもAndroidシステムから離れる可能性があり、ストリーミング音源を再生するプレーヤーニーズは、スマートホンからWiFiやBluetooth経由でプレーヤーにロスレス音源を送信するなど別の方法で満たされるのではないかと考えています。いずれにしてもストリーミングサービスの現在の仕様では、サンプルレートの上限は192K/24Bです。さらに言えば192K/24Bに達しなかったとしても、ほとんどのユーザーにとっては 44.1K/16Bで十分であり、これはaptX LosslessやNearlinkテクノロジーを使用すれば完全に達成可能です。

2024年末までに、FIIOのAndroidを搭載したDAP製品ラインは M21-M23-M15S-M27 になります。

なお、一部の中国国内ユーザーから提案されたピュアオーディオプレーヤーについては、現時点での調査によると、中国国内と海外では依然として大きな意見の違いがあります。特に海外ユーザーの場合、音源のほとんどはTIDAL、SPOTIFY、APPLE MUSICなどのストリーミングアプリから来ています。したがって、ストリーミングサービスの音源を再生するピュアオーディオプレーヤーの技術的問題が解決するまでは、当面は検討しない予定です。

FIIO
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FIIO2024年新製品:DAP(Mシリーズ)

tips2024年のDAPのFIIO新製品は、M27、M23、M21と多くのモデルでようやく後継機が登場します。一方で、フラグシップのM27はデザインや機能面では大きな変更や革新性はない模様です。そのためフラグシップクラスでは他の製品カテゴリーの更新がある場合、そちらを優先させた方が良さそうです。一方で、デスクトップモードのないM11 PlusやM11Sユーザーは後継機へ買い替えした方が使い勝手は向上します。

FIIO M27(M17後継機)

発売日:2024年末 価格:未公表

M17はすでに2年以上もFIIOの主力製品で、FIIOはようやく2024年末にはM27に更新する予定です。そして今後のFIIOのDAP製品のフラッグシップモデルとななります。一方で、M17はデスクトップモードと高い駆動力を備え、これまでのところDAPのリーダーです。 ESSのフラッグシップDACチップを2基とTHX AAA 788+ アンプ、6.3/4.4/3.5/2.5/同軸/外部電話/TYPE C のインターフェース、現在も高いパフォーマンスを持つSND660を搭載しています。このようにM17は充実したインターフェースを持ち、機能、性能、UXの面で向上を続け、Android搭載のDAPとして誰もが認めるフラッグシップモデルに恥じない製品となっています。しかし、M27ではM17のようなデザイン、機能、性能において、大きな革新や向上をもたらすことは難しいです。したがって、十分に高いパフォーマンス、十分な推力、十分なインターフェイス、および十分なUXを備えたフラッグシッププレーヤーが必要な場合は、今のところ M17を選択するだけで十分です。

FIIO M23(M11 Plusの後継機)

発売日:2024年4月26日(中国3月31日) 

価格:アルミニウム版125,400円(4499元)/ステンレス版159,500円(5499元)

販売ページ:Amazon  / eイヤホン / Aliexpress

2023年から製品のネーミングルールが変更されたため、M23の位置付けがわかりにくいかもしれません。M23はX7-X7II-M11PRO-M11PLUSを経て、M23となり、第5世代と考えてください。当社のミドルレンジDAPの主力モデルです。M23はM11PLUSと比べて見た目に大きな違いはありませんが、他モデルに倣い機能を強化し、DACも適切なモデルを選択してます。

追加情報

  • 2023年までの情報ではAK4499EX+AK4191構成と言われています。またデスクトップモードの搭載も予定されているとの情報がありました。

詳細情報

FIIO M21(M11Sの後継機)

発売日:未公表  価格:未公表

M21はM11Sの後継機でFIIOのエントリーモデルとなります。M21の計画は2023年末に決定したばかり、M11Sとの主な違いはDACチップの変更と一部の既存機能(デスクトップモードなど)の反映です。

以上です。

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EARL(ライフスタイルDX) 
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EARL

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

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