FiiO SP3が2023年4月末に中国向けに少量のみ生産され、その生産分を購入することができましたので製品概要と実機紹介をしていきたいと思います。

FiiO SP3 概要
わかりやすさのため製品紹介ではFiiO販売ページの写真も使用します。

FiiO SP3はFiiOとして初のスピーカーというわけではなく、過去にOPPOのスピーカーをOEMしていた実績があります。そのためFiiOブランドとして初のスピーカーとなります。FiiO SP3はアクティブスピーカーでアンプを内蔵しています。特徴は2.35Lサイズのスピーカーでは最大サイズとなる3.5インチのLow/Midレンジのウーファーユニットとツィーターユニットを搭載していながら、一般的なデスクサイズに収まるコンパクトな本体サイズとなっていることです。これにより音と空間比で考えたときに妥協しないスピーカーサウンドを出すことができるようです。ウーファーユニットでは、炭素繊維の振動膜が採用されています。また付属品は7°の角度の付いたゴム製の台座が付属していて、そのままデスク上に配置して、適切な角度をつけることが可能です。
FIiO SP3の周波数特性です。

この周波数特性でのFiiOのアピールポイントとしてSP3はコンパクトなサイズでありながら、60Hzまで潜ることのできる低音と15hZ〜の高音まで続くフラットな曲線が強みとなっているそうです。
次にFiiO SP3のインターフェースです。

- ④ボリュームノブです。一般的なもので、特別な仕様はありません。
- ⑤Bassブーストの調整ノブです。これは最大8dBの低音を増幅できるようです。最初は違いがわかりませんでしたが、通常のSP3の音が馴染んできたあとで、BassブーストをMAXにするとするとかなり低音が前に出てくるのを感じました。
- ⑥RCA入力端子
- ⑧3.5mm入力端子
- ⑦RGBライトの切り替えで、青、黄、レインボーで切り替えることができます。
- ⑨入力切替でRCAと3.5mmを切り替えることができます。RGBライトの変更に関わらず、RCAに切り替えると青に、3.5mmに切り替えると緑にRGBライトが光るので、入力切替時がわかりやすいです。
- 10入力元となる側がLとRのどちらの配置としているかを選択するスイッチです。
- 11DCジャックです。
- 12RとLを繋ぐケーブルの端子です。
- 13電源ボタンとなります。
FiiO SP3 同梱物

基本的に同梱物で全てが揃いますが、付属がRCA to 3.5mmなので、RCA to RCAが必要な場合は別途用意する必要があります。
- SP3本体 1組
- ACアダプターとコンセントケーブル(K7と同じミッキー型でした)
- ゴム製のスピーカー台座2種類(角度が0°と7°の2種類)
- RとLを繋ぐケーブル
- RCA to 3.5mmケーブル
- 説明書
FiiO SP3 実機紹介
実際に私のデスクに配置した写真です。

あえてデスクのものをすべて置いたままにしてFiiO SP3を配置した写真を撮りました。SP3の高さは7°の台座込みで18.5cmで、DK3Sに置いたFiiO M15Sと同じくらいの高さです。台座を角度のないものにすれば16cmほどです。次にSP3の横幅は最も幅のある部分で12cmで、M15Sの1.5倍というイメージです。SP3の奥行きは約13cmで、これはK7の15cmより少し小さいです。写真のとおり、コンパクトなサイズ感であるため、デスク上での圧迫感はありません。
次にFiiO SP3を近くから撮影した写真です。

当初、FiiO SP3の購入前は外観のデザインが無骨な印象を受けていましたが、SP3の実物を見ると、横縞な加工と流線型のような形により、意外とスマートで馴染みやすいデザインに感じました。デスクを黒で統一していれば、SP3を置いても馴染みやすいと思います。また金属製の本体は見た目は安っぽくなく、金属という剛性な素材が丁寧に加工されているのを感じとることができ、精巧な作りである点も好感度が高いです。このデザインによって木製や丸みを帯びたデザインだと合わないようなモード調のデスクでも雰囲気はマッチしやすいと感じました。その他、SP3のRGBライトはそこまで強い主張はなく、控えめなライトです。部屋を暗くしても目立つような光り方はしません。この点はゲーミングスピーカーのようなピカピカのRGBライトを想像するとギャップがあると思います。
Twitterでは空気録音を投稿しています。FiiO SP3の音が気になる方はぜひ私のアカウントを覗いてみてください。初期的なインプレッションとしてはスッキリとしたサウンドで、イヤホンで言えばモニターライクなサウンドです。
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