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FIIO K11R2R最新情報/FIIO初のR2R方式のDAC採用

Fiio K11 R2r最新情報

FIIO K11 R2Rが7月5日に中国で発売開始されました。この記事ではその内容を日本語に意訳してまとめていきます。私は8月に予定されている赤色バージョンを待って購入予定です。なお、日本では8月23日発売です。

tipsFIIO K11 R2Rはその名の通り、FIIO K11のR2R方式のDACを採用したバージョンです。そしてR2R方式のDAC採用はFIIO初となります。外観や機能面はK11と同じで、スペック面は採用DACの違いがありながらも大きく変わりません。一方で価格は約6000円)高くなり、約2.9万円)となっています。とはいえ2万円台とリーズナブルな価格を維持しながらR2R方式を採用したFIIO K11 R2Rとなっています。サウンド面ではK11と差別化がなされており、滑らかなボーカルが特徴的です。
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FIIO K11 R2Rの販売情報

発売日:2024年8月23日(中国:7月5日)  価格:約2.9万円(中国:1099元)

販売ページ:Amazon / eイヤホン / Aliexpress

FIIO K11 R2Rは、R2R方式のDACを採用しながらもリーズナブルな価格を維持しています。他社ではR2R方式を採用したDACでは5万円前後のレンジの製品も多いことから、FIIOブランドでこの価格は魅力的です。日本の販売価格は円安の都合でやや値上がりし2.9万円程度から、高くて3万円超のレンジに収まると予想しています。(追記)日本の価格は予想通りの約2.9万円となりました。

FIIO K11 R2Rのスペック/K11との比較表

FIIO K11 R2RとK11の比較表にしています。

製品名K11 R2RK11
カラーブラック、シルバー
レッド(8月予定)
ブラック、シルバー
DACチップ完全作動/コンプリメンタリ回路
24bit-R2R方式DAC
CS43198(シングル)
マスターチップgd32f303ret6gd32f303ret6
音量コントロールNJW1195ANA
USBコントロールNANA
ディスプレイLCDディスプレイ1.1インチVA
サイズ横幅147*奥行133
*高さ32.3mm
横幅147*奥行133
*高さ32.3mm
重量約420g約407g
サポート384kHz-32bit/DSD256
(USB DAC)
384kHz-32bit/DSD256
(USB DAC)
出力6.35mm/4.4mm/RCA6.35mm/4.4mm/RCA
最大出力(SE)460mW(32Ω520mW(32Ω)
最大出力(BAL)1300mW(32Ω)1400mW(32Ω)
THD+N<1%(SE/BAL-32Ω)<1%(SE/BAL-32Ω)
S/N≧115dB≧123dB
出力インピーダンス<1Ω(SE-32Ω)
<1.5Ω(BAL-32Ω)
<1.2Ω(SE-32Ω)
<2.4Ω(BAL-32Ω)
入力USB(タイプC)/同軸/光(角型)USB(タイプC)/同軸/光(角型)
電源DC12V/2ADC12V/2A

FIIO K11 R2Rの特徴

完全差動 24bit-R2R方式

FIIO K11 R2R

FIIOの新しい自社開発4チャンネル完全差動 24bit-R2R方式のDACは、チャンネルごとに48個、合計192 個の高精度チップ抵抗で構成され、4つのチャンネルで 0.1%の精度と低温度ドリフト(30ppm)を実現し、ユニークなサウンドをもたらします。さらに、FIIO K11 R2R はコンプリメンタリ回路を採用しており、非コンプリメンタリーに比べてノイズが低く、FFT 高調波成分が少なく、音楽のバックグラウンドが暗くなります。

FIIO K11 R2R

FIIO K11 R2Rは、PCM 384kHz/24Bit、DSD256をサポートしています (DSD256では、フロントエンド オーディオ ソースの DSD出力モードをネイティブに設定する必要があり、R2R方式DACのため内部でPCMに変換されます)。正確にオーディオ信号を変換し、サウンドの詳細性、優れたオーディオ体験をもたらします。

NOS/OSデュアルモードで2通りの楽しみ

FIIO K11 R2R

FIIO K11 R2RにはNOSとOSの2つのモードが搭載されており、それぞれに独自の特徴があり、2通りの楽しみがあります。NOS(ノンオーバーサンプリング) モードはオリジナルのサンプリングレートのデコードとオリジナルの音質の魅力を維持し、純粋で感動的な音楽を楽しむことができます。OS(オーバーサンプリング)モード: 384kHz の高サンプリングレートへのグローバルアップサンプリングにより、より優れたオーディオ指標とより詳細でクリアな音質が実現します。

プロフェッショナルなオーディオアンプ回路/電源システム

FIIO K11 R2R

FIIO K11 R2Rでは、オーディオ信号がUSBインターフェイスのプロセッサを介してデジタル オーディオ ブリッジに送信され、FPGA によって処理されます。そしてデコードおよび4 チャンネル出力のためにR2R DACに送信されます、その後、TI製OPA1642のオペアンプによってローパスフィルターがかけられ、変換されます。電子ボリューム制御チップにより正確な音量調整を実現し、さらに後段には2つのSGM8262プロフェッショナルオペアンプを使用して位相反転と増幅を行い、最終的にシングルエンドとバランスのアナログ信号を出力します。オーディオ回路にはゲインコントロール、ヘッドフォン保護回路、POPサウンド除去システムも搭載されており、オーディオ回路全体のプロフェッショナル性と信頼性を確保しています。

FIIO K11 R2R

FIIO K11 R2Rは、最大17 個の低ノイズLDO高精度電圧レギュレータICと2 個のDC-DCコンバーターも使用し、-9V、8V、±7.5V、±6V、5.4V、3.3V、1.8V、1.2V マルチチャンネルのプロフェッショナル電源を提供します。カスタマイズされた12Vスイッチング電源と組み合わせることで、電源の純度が確保され、オーディオ出力に対する強力な電力サポートが提供されます。

以上です。

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EARL

EARLFIIOファン

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

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