
ドングル型DACでも妥協しない音質を求める方へ。FIIOから、カーボン筐体・大画面・高出力を兼ね備えた注目の小型DACアンプ「QX13」が登場しました。

FIIO QX13の基本仕様
項目 | 内容 |
---|---|
カラー | ブラック(カーボン)/シルバー(アルミ合金) |
重量 | 約33g(カーボン)/約39g(アルミ) |
サイズ | 約64.2 × 30.7 × 13mm |
USBチップ | XMOS XU316 |
DACチップ | ESS ES9027SPRO |
オペアンプ | OPA1692 ×2 |
ヘッドホンアンプ | TINA1620 ×4 |
対応フォーマット | 768kHz/32bit、DSD512 (Native)、MQAフルデコード |
USB DACドライバレス | 対応 |
ディスプレイ | 1.99インチIPS液晶(Corning 第三世代強化ガラス) |
出力端子 | 3.5mmシングルエンド + 4.4mmバランス |
モード/OUT | 最大出力 |
---|---|
デスクトップモード/バランス | L+R= 900mW + 900mW(32Ω) |
デスクトップモード/シングルエンド | L+R= 310mW + 310mW(32Ω) |
通常モード/バランス | L+R= 570mW + 570mW(32Ω) |
通常モード/シングルエンド | L+R= 250mW + 250mW(32Ω) |
台機モード/300Ω | SE:35mW×2 / BAL:115mW×2 |
FIIO QX13の製品概要
より高性能で多用途なハイエンド小型DACアンプ
FIIOの新たなQXシリーズは、KAシリーズよりもさらに上位のポジションに位置づけられた小型DACアンプ(通称:小尾巴)で、音質を最優先に設計されており、高性能と多用途性を両立させています。
シリーズ第一弾となる「QX13」は、FIIOが10年以上にわたって蓄積してきたDAC/ヘッドアンプ技術を結集し、Qシリーズの高性能ヘッドアンプ機能に加え、マグネット吸着やバンド固定といったモバイル使用に適したギミックも統合。HiFi志向のユーザーに向けた高仕様でエコシステム対応の次世代型ポータブル機です。
挑戦を止めない、カーボンボティ × 大きなIPSディスプレイ
QX13は、21層に及ぶカーボンファイバーを積層して形成された筐体を採用。軽量かつ高剛性で、耐熱・耐干渉性能にも優れ、独特の質感と高級感を実現しています。
- 強度はアルミの6倍以上
- 熱・ノイズを遮断するカーボン構造
- 5面中3面(270°)をカーボンファイバーで覆ったプレミアムデザイン
ディスプレイには1.99インチのIPSカラースクリーンを搭載し、Corning社第3世代高強度ガラスによって保護されています。画面占有率は67.6%、解像度の高いUIテーマが複数選べるなど、視認性と操作性も抜群です。
フラッグシップDAC:ESS SABRE PRO ES9027PRO
QX13には、ESS社SABRE PROシリーズの高性能DACチップ「ES9027PRO」を搭載。8チャンネル並列構成のフルバランス回路設計により、精密な出力を実現しています。
- 超低ノイズLDO「ES9312」をデュアル搭載
- 電源効率とジッターを最適化し、原音再現力を大幅に向上
このDACは本来、据え置き型の高級オーディオ機器やプロ音響機器に用いられるもので、小型筐体ながら台機クラスの音質を実現しています。
TI製オペアンプ6基搭載、高出力でも安定動作
QX13は、TI(テキサス・インスツルメンツ)製の高性能オペアンプを6基搭載:
- INA1620 × 4基:高精度かつクロストークを抑制
- OPA1692 × 2基:低ノイズ・低歪み、広いダイナミックレンジを確保
高負荷時でも各チャンネルが独立して安定動作し、繊細な音からパワフルな駆動まで対応。
FIIO独自の「デスクトップモード」搭載:最大900mW+900mW出力
「デスクトップモード」は、QX13がデスクトップアンプ並みの出力(最大900mW×2)を発揮できる独自技術。USBポートの供給能力に応じて、供給電力・ゲイン・出力を自動最適化するスマート制御を搭載。
- XMOS 16コア「XU316」搭載、UAC 2.0対応
- フェムト級クロック、10バンドPEQ対応
- 2基のType-C端子:下部はデータ転送&電源、側面は専用給電ポート
磁石吸着式のエコシステム:HiFiをどこでも
QX13には、磁力でスマートフォンに固定できる本革製マグネットケースが付属。iPhoneは直接吸着、Androidは付属磁石を用いて吸着可能。
- E-Stickバッテリーと合体可能
- モバイル時の充電やデスクトップモードに対応する柔軟なエコ設計
FIIO QX13 レビュー情報
インターフェース・操作性
- 1.99インチの大画面ディスプレイは非常に見やすく、コンパクトな筐体ながら情報量が多く表示され、視認性が抜群です。
- UIテーマは複数用意されており、使用シーンや気分に合わせて柔軟にカスタマイズできる点が好評です。
- メニュー構造がシンプルで分かりやすく、初見でも迷うことなく直感的に操作できたという声もありました。
- 本体ボタンの感触や配置バランスも良好で、物理操作時のフィードバックも気持ちよく設計されています。
- UIの反応速度も速く、画面の切り替えや各種設定の操作においてもストレスを感じにくい点が印象的です。
サウンド
- 出力は非常にパワフルで、高インピーダンスのヘッドホンやイヤホンも余裕でドライブ可能。小型機ながら据え置き型に匹敵する駆動力との声も。
- ノイズフロアは低く、黒背景の静けさにより、音の分離感や定位の良さが際立ちます。
- 高域の伸びが自然で、特に女性ボーカルや弦楽器の響きに対する評価が高く、繊細な表現に長けています。
- バランス接続では音場が広がり、立体的かつ開放感のあるサウンドが楽しめる点も魅力。
- 低域はタイトで締まりがあり、モニターライクな音作り。過度な重低音ではなく、引き締まった低音を求めるユーザーに特に評価されています。
以上です。
FIIO QX13が気になった方は以下より購入可能です。
発売日:2025年7月3日(中国)
販売ページ:Aliexpress



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