FiiO X7 Mark IIレビュー｜ESS製DAC＆THX AAA-78搭載の高音質DAPを徹底解説

製品概要

製品ページ　https://www.fiio.jp/products/x7-mark2/
製品種別　デジタルオーディオプレイヤー(DAP)　*生産終了品
DACチップ　ES9028PRO

レビュー

FiiOのフラッグシップとして発売された本製品は、最近のFiiO製DAPと同様にESS社製DACを搭載し、クリアな中高音域が特徴的なサウンドを提供します。特にBTR7やKA3に近い音の傾向を持ち、中高音域の透明感が際立っています。ただし、KA3のような引き締まった高音とは異なり、ややマイルドな音色となっています。BTR7と比較すると、若干クリアさに欠ける印象を受けるかもしれません。

本機はFiiO独自のアンプ回路を採用しており、BTR7やKA3のようなクールなサウンドに対し、ウォーム寄りの音作りが施されています。M11Sとも音の傾向が近いため、最新モデルと比較しても遜色ないサウンドが楽しめます。本製品はアンプモジュールの交換が可能で、特にTHX AAA-78アンプ回路を搭載したAM3Dモジュールを装着することで、エントリー～ミドルレンジのDAP/DACに匹敵する音質を実現します。

X7 Mark IIがおすすめな人

現在、中古市場では3万円以下で購入可能なため、FiiOのDAPを試してみたい方に最適な選択肢です。AKMチップのサウンドが好みなら1万円台で手に入るX5 3rdもおすすめです。