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[PR]Fosi Audio SK02 レビュー 〜コンパクトなデスクトップ型DAC/アンプ

Sk02レビュー

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本記事はHiFiGoより製品サンプルをご提供いただき、レビューを作成しております。
tipsFosi Audio SK02はコンパクトなサイズのデスクトップ型DAC/アンプです。特徴的なのは縦長のデザインであることです。これによりデスク上でより小さなスペースで利用可能です。Fosi Audio SK02のDACチップはES9038Q2Mで、独立したアップチップとしてSGM8262が搭載しています。2月26日発売で価格は99ドル(約1.5万円)です。
SK02箱

レビュー総括(Summary)

まずコンセプトであるコンパクトなデスクトップ型アンプという点で、とても合理的なデザインと大きさです。特徴的な縦長のデザインにより、キーボードの隣など作業する手元の近くに置きやすいです。また電源、ボリューム調整などそれぞれボタンへのアクセスも容易です。また外観も価格以上に安っぽいということはなく、一般的なデスクトップ型DAC/アンプに使われるような金属製のハウジングとなっています。一方で、ボリュームノブは重みや抵抗がなく、とても軽いです。これにより簡単に回転してしまうことから不用意に音量が大きく上下しやすい点が大きなマイナスポイントです。加えて音量のステータスがわかりにくいです。それ以外は不満なくとても使いやすい製品です。そのため操作性については非常に惜しいと感じました。

サウンド面ではESS社のDACチップを搭載した製品に共通したようなサウンドで特段の個性は感じません。これは寒色系で乾いたサウンドです。中高音寄りで、高音までの見通しが良く、ハキハキとしたサウンドになっています。組み合わせるイヤホンや曲によっては高音のシャリシャリ感が気になることもあります。ボーカルの声は口の形がはっきりとしているのが特徴的で、甘さやしっとりとした印象は受けにくいです。低音は固めで、ある程度の量感はありますが、中高音〜高音の張り出しが強いため、やや引っ込んでいるように感じます。

Pros
  • 縦長な本体デザインでスペース効率が高い
  • SPDIF IN/OUTにより外部DACにも接続可能
  • 操作性は高い
  • 高音までの見通しが良い
  • ハキハキとしたサウンド
Cons
  • ボリュームノブがとても軽い
  • 音量ステータスがわかりにくい
  • 高音のしゃりしゃり感が気になることも
FIIO
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Fosi Audio SK02 販売情報

発売日:2024年2月26日  価格:99ドル(1.5万円前後)

販売ページ:Amazon / HiFiGo / Aliexpress

いずれも並行輸入の販売ページとなります。Amazon販売ページは2月26日まで利用できません。

Fosi Audio SK02 製品概要

SK02 スペック

エントリーモデルのデスクトップ型アンプとして一般的なスペックとなっています。

ブランドFosi Audio
モデルSK02
DACチップES9038Q2M
オペアンプSGM8262
最大サンプルレートPCM 384kHz / 32bit
DSD256
アウトプット3.5/4.4PO/AUX/SPDIF(共有)
インプットUSBタイプC/SPDIF(共有)
最大出力@32Ω3.5:280W/4.4:1100mW
ハードウェアコントロール電源、ボリューム、ハイ/ローゲイン切り替え、INPUT切り替え

Fosi Audio SK02 同梱物

SK02同梱物

Fosi Audio SK02の同梱物はシンプルですが、説明書が付いていて操作方法に困ることはありません。

  • SK02本体
  • USB A変換キャップ付きのタイプC to Cケーブル
  • 説明書

Fosi Audio SK02外観・操作レビュー

外観・操作レビュー

縦長のデザインが特徴的、操作性は良い

縦長のデザインが特徴的で、デスクトップ型のオーディオ機器の大半が横広なデザインが多い中で、省スペースの観点で差別化されています。個人的には縦長なデザインであることにより、キーボードの隣といった手元に近い位置に置きやすい点に好感しました。また上の画像の通り、上部に全ての操作が集約されていて、操作性も良いです。ホストからのUSB給電で、外部電源が不要な点も扱いやすいです。スマートホンに接続することもできました。

一方でボリュームノブが非常に軽いことが大きなマイナスポイントです。外観は極端に安っぽい印象はありませんが、このボリュームノブの軽さが台無しにしています。また意図しないボリュームの誤作動を引き起こしやすいです。音量操作もホストとは独立していて液晶もないため、本体ボリュームの状況も確認しにくい点も不便になっています。他方で大きめのボリュームノブが電源や一時停止/再生を兼ねている点は使いやすいです。

サイズ感のイメージとしてXperia ACE Ⅲという比較的小型のスマートホンとFIIO BTR7と並べた写真です。縦長のデザインはスマートホンよりも横幅は小さく、デスク上のスペース効率が高いです。ポータブルタイプに比べるとさすがに大きく感じます。

SK02サイズ感

Fosi Audio SK02 サウンドレビュー

SK02

寒色系・乾いたサウンド

SK02は寒色系で乾いたサウンドです。中高音寄りで、高音までの見通しが良く、ハキハキとしたサウンドになっています。組み合わせるイヤホンや曲によっては高音のシャリシャリ感が気になることもあります。ボーカルの声は口の形がはっきりとしているのが特徴的で、甘さやしっとりとした印象は受けにくいです。この辺りはES9038Q2Mを使用した何らかの製品を聴いたことがある人にとってはイメージしやすいサウンドです。この製品特有の個性を強く感じる点はありません。また低音は固めで、ある程度の量感はありますが、中高音〜高音の張り出しが強いため、やや引っ込んでいるように感じます。

総評

Fosi Audio SK02は1万円という価格帯と音質を考慮するとドングル型DACと競合する印象があります。同じ1万円台のドングル型DACに対して音質面では最大出力という数値以外の優位性は感じにくく、一方で操作性の面では優位性があります。そのためドングル型DACのような価格帯で、より高い駆動力と自宅専用のDACが欲しい方にはちょうどいい製品です。またSPDIFのIN/OUTがあることによって外部のDACとの接続も可能であるため、SPDIFは同軸に比べると劣りますが、利用シーンの汎用性もあります。

以上です。

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EARL

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

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