
LIFEEAR ICEとは?
LIFEEAR ICEはダイナミックドライバー1基とバランスド・アーマチュア1基を組み合わせた(1DD+1BA構成)ハイブリッド型イヤホンです。QDC 2pinを採用したケーブル着脱式でリケーブルも可能なイヤホンとなっています。
LIFEEAR ICEは、「グラスを傾け、音に酔う。」というコンセプトのもと誕生した、LIFEEARによるイヤホンシリーズです。夜にお酒を楽しみながら、ゆったりと音楽に浸る体験をイメージし、まるで氷がグラスの中で静かに溶けていくような、心に響くサウンドを提供します。
スペック
筐体素材 | 高透明度UVレジン |
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ドライバー構成 | ハイブリッド型(10mmダイナミック×1、BA×1) |
コネクター | 2PIN |
ケーブル | 銀メッキ銅ケーブル |
感度 | 108.86dB |
インピーダンス | 19Ω |
コード長 | 1.2m |

LIFEEARとは?
プロ品質をもっと身近に——LIFEEARのこだわり
LIFEEARは、プロのアーティストがライブやレコーディング現場で使用する「カスタムIEM(イヤモニ)」を、より多くの人に届けたいという思いから誕生しました。通常、カスタムIEMは個人の耳型に合わせてオーダーメイドで製作されるため、価格が高く、納期も長くなりがちです。しかしLIFEEARでは、特許取得済みの独自生産技術を駆使し、高品質を保ちつつ、手頃な価格と最短当日出荷を実現。プロ仕様の音質はそのままに、誰でも気軽に手にできるラインナップを展開しています。カスタムIEMの開発で培った技術を応用し、一般向けのイヤホンでも快適なフィット感と高音質を両立。日常の音楽体験を、ワンランク上のクオリティへと導きます。
LIFEEAR ICE レビュー
デザインの魅力:透明感のあるボディで、装着感が良い
透明感のあるボディが特徴的なイヤホンです。形状はダイスカットされた宝石のようなデザインです。気泡も見当たらず、正面から見た時のデザインはとても良いですが、質感は安っぽく、高級感はありません。また透明度が高いゆえにダイナミックドライバーを接着している面から、白い接着剤の跡が見えている点も残念ポイントです。一方で、3Dプリント製の樹脂なので、イヤホンはとても軽量で、フィット感もあり装着感が優れています。個人的には少し耳が小さいのでダイスカットしている角がイヤホンのおさまる耳介の周りに当たって痛くなりやすかったため、耳の小さい方は留意が必要です。
サウンドレビュー
バランスはドンシャリ型(低音と高音が持ち上がっていて派手に聞こえる調整)です。イヤホンのデザインとは裏腹に、特に低音の量感が多く、サウンドに厚みをもたらしています。打ち込みも強く、濃密な低音を味わうことができます。それに加えて、ブーミーにはなっておらず、適度なリバーブによる響きのある良い低音になっっています。一方で、ボーカルははっきりとしていますが、さらに高音域は若干のシャリつきがあり、解像感も低く曇っています。女性ボーカルや高音の透明感を求めるような曲との相性はよくないでしょう。そのため、どちらかといえば、低音の解像度や打ち込みの強さが重要な曲、もしくは男性ボーカルのアーティストとの相性が良いです。例えばサカナクションとの相性がよく、リズミカルな低音に臨場感があり、思わず体や頭でリズムを刻みたくなります。それ以外にも低音の適度なリバーブは、80-90年代のB’zやDEENといった男性ボーカルとの曲との相性が最も良いです。Youtube Musicで90年代ロックメドレーを聴き流してみたのですが、どこか懐かしさを感じることのできる低音のリバーブと適度な解像感はとても良かったです。
こんな人におすすめ:80−90年代の男性ボーカル曲をよく聞く大人たちへ
- 耳の大きさは標準〜大きめの男性では装着感がよく、イヤホンをつけていることを忘れるほど軽量なイヤホンはお酒を飲みがら、音楽に浸ることに適しています。
- 最近のイヤホンにあるような高解像度なサウンドではなく、濃密な低音から繰り出される雰囲気を味わいたい方
- 80-90年代の男性ボーカルの曲をよく聞く方
なお、昨今、中国ブランドのイヤホンのコストパフォーマンスが非常に高く、正直、価格比でのパフォーマンスでは不利な側面は否めませんでした。価格としてはこれが1万円だったらとも思うところがありました。
以上です。
LIFEEAR ICEが気になった方は以下より購入が可能です。
価格:18,800円
販売ページ:LIFEEAR ICE





EARL(ライフスタイルDX)
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