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SONY INZONE体験会レポートとスペック解説!ソニーがゲーミングギアINZONEを発表。発売日は7月8日から。

ソニー ゲーミングギアを発表

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Redditのリーク情報の通り、ソニー(Sony)からINZONE(インゾーン)ブランドでゲーミングギアとしてゲーミングヘッドセット、ゲーミングモニターが正式発表されました。ヘッドセットについては発売日が7月8日ともう間も無くです!この記事ではその発表内容をまとめていきたいと思います。

またINZONEの体験会にも行ってきました。まずは体験会で感じたことや様子をお伝えします。
INZONE体験会全体写真

INZONE体験会レポート(ゲーミングギア体験レビュー)

体験会を経ての結論としては、スペックから見た結論と同じでH3は買いと思いますが、ヘッドセットのH9は価格と見合っていない印象です。その理由はノイズキャンセリングが弱いことです。この体験レポートは実際に使ったことのあるPULSE 3Dと体験前に1000XM5を試聴したので、その2製品との比較による体験レビューになります。モニターについては4Kモニターを持っていないので単体での簡単な体験レビューです。

ゲーミングヘッドセットH3、H9の体験会レポート(体験レビュー)

H3写真
H3
H9近距離から
H9

・H3、H9の差はほとんど感じませんでした。H9の方が1000Xシリーズに近い肌触りでよかったですが、フィット感や音の鳴り方などの違いは短時間ではわかりませんでした。
・ただ上の写真で見るとH3は完全にスポンジですね。
・装着感は想像以上に軽かったです。大きさは1000Xシリーズより耳周りが2回りくらい大きいので、それを加味するととても軽く感じました。これによって若干チープにも見えました。
・軽くて耳周りの締め付けが弱いので長時間の装着でも疲れなさそうです。この辺りはPULSE 3Dよりも装着感は良くなっていたのですが、耳周りがPULSE 3Dと同じでスカスカしていて、フィット感がありませんでした。
・締め付けが弱く、フィット感があまりないのでノイズキャンセリングの効果が非常に弱く感じました。体験前にXM5のノイズキャンセリングを試聴したところ、スピーカーが後ろでなっているのも気づかないくらい高性能でしたが、H9のノイズキャンセリングはそれに比べると効果がかなり小さかったです。

以上のことからH9は3.6万円という価格は見合っていないかなと、H3は有線のみでノイキャンがないですが、PULSE 3Dよりもかなり改良されていて、PS5以外でもイコライザーなどの設定ができるので価格に対してクオリティは良かったと思います。H9を買うのであればゲーミング機能を諦めて素直にXM5を買った方が満足度が高さそうです。余談ですが、XM5は装着感、音の解像度、ノイキャンの全てがめちゃくちゃ良かったです。

<INZONE HUB サウンド設定画面>
H3設定画面

ゲーミングモニター M9の体験会レポート(体験レビュー)

・問題になっているモニターの脚の部分は思ったよりも前に出ていませんでしたが、後ろはだいぶ邪魔になりそうです。壁に寄せて使うのは難しいと思います。
M9後ろから
・設定はかなり細かくできます。
<INZONE HUB M9設定画面>
M9設定画面本体
M9設定画面
・2枚目の写真の設定画面に写っている「ブラックイコライザー」という機能は結構良かったです。ゲームによって暗さって違うので、このプリセットは分かりやすく変更できるのが便利だと思います。

モニターについては評価基準がないので難しいですが、この設定などのソフト面が気に入った方には良いのはないでしょか。

ソニー INZONE ゲーミングギアのスペック解説と印象

ゲーミングヘッドセット INZONE H3/H7/H9の印象

・スペックはXM4をゲーム用に改良したものと見られる
・ワイヤレス接続はUSBドングル方式とBluetoothのいずれも選べるようになったが、Bluetoothの対応コーデックが遅延の大きいSBC、AACのみでゲームでは使えない、オーディオ用としても微妙
・PCソフトウェアが目玉でこれまで純正ヘッドセット(PULSE 3D)でかつPS5上でのみ利用できた機能がPC上で実現する

結論としてはこのヘッドセットについてはスペックを見る限り、最上位機種のH9、H7であればXM4やXM5を買った方が良さそうなので様子見かなと思います。H3が有線のみを許容できればXM4のゲーム専用モデルを1.2万円で買えると考えればかなりお買い得です。

ゲーミングモニター INZONE M3/M9の印象

モニターについてはブラビア技術、PS5連携機能という点がどこまでゲーミングモニターとしてメリットがあるのかが注目です。スペックだけを見ると価格面では海外メーカーのモニターと比較すると割高に感じます。そのためゲーミングモニターはヘッドセットとは異なり、PS5向けとしてソニーならでは機能性が重要であると思います。この辺りはレビューが出揃ってからの検討が良さそうです。

ここからは詳細なスペック表をまとめてみました。

ゲーミングヘッドセット INZONE H3/H7/H9のスペック詳細

スペック表を見た限りは現在販売されているソニーの最新ワイヤレスヘッドホンWH-1000XM5の一世代前のXM4のスペックに近そうです。ドライバーユニットはINZONE H3とXM4は全く同じです。しかし再生周波数帯域はH3の方が狭く、ゲーミング専用にチューニングされていると見られます。このことからXM4をゲーミング専用に改良し、H9 ,H7はさらにその改良版というイメージです。H7 ,H9のワイヤレス性能はLDAC非対応を除けばXM4と同じスペックになっています。

また今回の目玉は今まで純正ヘッドセットでかつPS5上でしかできなかったイコライザーや立体音響の最適化機能がPCソフトウェアで提供されることです。このソフトウェアが提供されることにより、これまで純正ヘッドセットかつPS5上でのみ利用できたイコライザーやミキシング、3D音響の最適化がPC上でも可能となります。

スペックINZONE H9INZONE H7INZONE H3
外観H9H7H3
発売日2022年7月8日2022年7月8日2022年7月8日
価格36,300円28,600円12,100円
型式密閉型、ダイナミック密閉型、ダイナミック密閉型、ダイナミック
ドライバーユニット40mmドーム型
(EDCCAボイスコイル)
40mmドーム型
(EDCCAボイスコイル)
40mmドーム型
(CCAWボイスコイル)
接続タイプワイヤレスワイヤレス有線
ワイヤレス接続方式2.4Ghz無線接続2.4Ghz無線接続なし
マイク指向性両指向性両指向性単一指向
Bluetooth5.05.0
対応コーデックSBC ,AACSBC ,AAC
音響効果立体音響、個人最適化立体音響、個人最適化立体音響、個人最適化
ノイズキャンセリングありなしなし
PCソフトウェアありありあり

ゲーミングモニター INZONE M3/M9のスペック詳細

続いてモニターのスペック表をまとめたものがこちらです。15.4万円という価格は4K /144hz対応モニターとしては高い部類に入ります。しかしソニーというブランドを鑑みれば15.4万円は安い部類に入るのではないでしょうか。しかし、ソニーに対してこだわりがなければやはりコスパは悪いと見られます。モニターにおいてもハードのスペックだけみると価格が高く感じてしまうので、PS5との連携機能などのソフトウェア面が重要になってくると思います。モニターに関してはヘッドセットと異なり、PS5と一緒に使う価値がどこまで高いかに注目です。

IGNの記事によればM3は529ドルで今年の冬発売見込みとのことです。今回M9が899ドルで15万円だったので、529ドルだと8万円前後になりそうでしょうか。そうなるとかなり高性能でないと価格と不釣り合いですが、スペック表の通り、HDR400、応答速度1msなのでこちらも厳しそうです。

スペックINZONE M3INZONE M9
外観M3M9
発売日2022年内2022年7月8日
価格オープン価格(市況次第) *529ドル154,000円 *899ドル
サイズ27インチ27インチ
パネルIPS、ノングレアIPS、ノングレア
入力端子DP×1、HDMI×2
USB Type-C×1
Type-B×1
Type-A×3
ヘッドホン出力×1
DP×1、HDMI×2
USB Type-C×1
Type-B×1
Type-A×3
ヘッドホン出力×1
解像度フルHD4K
リフレッシュレート
(RF)
最大240hzDP最大144hz
HDMI最大120hz
可変RFG-SyncなどG-Syncなど
応答速度1ms1ms
HDR400600
PS5との連携機能ありあり

以上です。

当ブログではPS5におすすめのゲーミングDAC/ヘッドホンなどをレビューしています。
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EARL

EARLFIIOファン

PS5、FIIO、ポータブルオーディオを中心に情報・レビューを発信しています。 特にFIIO製品に関する情報は専門的かつ最新・最速を目指しています。そしてFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品のほとんどを購入し、レビューを行なっております。

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