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この記事では6月に開催されたFiiOのイベントの発表情報をはじめとした、これまで発表されたFiiO BTR7、FF 3、KA2、LF-RBに関する情報をまとめています。実際にBTR7は予約注文中で、FF3、LF-RBは購入しましたのでそのレビューページを紹介しています。
6月16日19時からFiiOの2022 Summer Launch Eventが開催されました。このイベントでは2022年に発売予定の4つの新製品:FiiO BTR7、FF3、LF-RB、LF-LT/LF-TC、KA2について詳細な追加情報が発表されました。特にFiiO BTR7が今回のイベントでは目玉製品になっています。
そしてそれぞれの製品が実際に6月、7月と中国で発売され、BTR7、KA2については日本発売も決定しました。BTR7は8月12日、KA2 発売日は7月29日です。なお、日本未発売ですが、FF3、LF-RB、LF-LT/LF-TCの日本発売日は未定です。現在、FF3は6月末頃から、LF-RB、LF-LT/LF-TCがAliexpressで7月28日から販売開始の確認できました。
FiiO BTR7 Bluetoothレシーバー
FiiO BTR7 概要
発売日: 8月12日
FiiO Japanからお知らせが出ていました。FiiO BTR7 日本発売日は8月12日です!8月5日から予約開始です。FiiO Japanのオンラインサイトの他、オーディオ専門店、家電量販店でも購入可能とのことです。価格は34,100円前後です。Amazonでも注文可能でした。
この製品は2019年に発売されたBTR5からさらにベストを追い求めて2年の歳月をかけて開発しました。これによりFiiO BTR7という”super Bluetooth DAC/Amp”が生まれました。積層アルミ合金ボディに、BTR7の目玉である1.3インチIPSカラーディスプレイを組み合わせています。
FiiO BTR7はDAC+ローパスフィルター+アンプというHiFiプレーヤーにも匹敵する完全なオーディオアーキテクチャで設計されています。DACにはESS社製のES9219Cを2基搭載し、チャンネル間のクロストークを効果的に低減し、セパレーションの向上に貢献しています。THX AAAアンプはシングルエンドの出力が約2倍、バランスは30%向上しています。(これはおそらくBTR5 2021との比較だと思います。)
安定性に優れたQualcomm社製のQCC5124 Bluetoothチップを搭載し、LDAC/aptX HD/aptX Adaptiveなどのハイレゾフォーマットに対応しています。Bluetoothの伝送を安定させるため、BTR7ではFiiO独自の特許を使ったシームレスメタルフレームアンテナデザインを採用しています。
FiiO BTR7はXMOS XUF208チップを使用して、オーディオデータストリームを受信およびデコードし、最大PCM 384k/32Bit、ネイティブDSD256をサポート。USB DACモードはMQAプレーヤーに対応し、最大MQA 8×レンダリングがサポートされています。
またFiiOのBTR7はワイヤレス充電に対応した初のBluetooth DAC/Ampとなります。バッテリーは880mAで、9時間の連続音楽再生が可能です。3.5mm+4.4mm出力、ワンクリックでドングルモード、アプリコントロール、OTAアップグレードのサポートがあります。
FiiO BTR7の実際の機能です。
1. USB1.0ドライバーレスをサポートし、多くのデバイスと互換性があります
2. 車載モードがあり、有効にすると車と連動して自動的に電源がON/OFFされます。
3. インラインコントロールにより、音楽の一時停止、再生が可能です。
4. ボタン設定をカスタムすることができます。
FiiO BTR7の希望小売価格(米国)はType-Cのみ付属が199.99ドル(日本円で26,998円)、Type-CとLightningが付属(Apple Edition)が209.99ドル(28,348円)です。*日本円は1ドル/135円で計算
ここまでがイベントで発表されたFiiO BTR7の追加情報です。かなりBTR5から進化したハイスペックな製品となっていながら、円安になっていなければBTR5 2021ともそこまで大きく変わらない価格ですから、相変わらずBTRシリーズは価格に対して多機能でコスパの高い製品ですね。
2022年7月4日に中国本土でFiiOが正式リリースされました。新たに判明した機能はありませんでしたが、わかりやすく箇条書きでBTR7の特長となる機能がまとめられていました。BTR5、BTR3Kは2.5mmバランスだったので今回から4.4mmバランス出力に変更になっています。また価格も大きな乖離なく円表記では2.8万円でした。
FiiO BTR7 特長
- カラーIPSディスプレイ
- 高性能DAC ES9219C×2
- THX AAA−28×2
- Qualcomm QCC5124 Bluetooth チップ
- 有線+ワイヤレス充電のサポート
- 3.5mm、4.4mm出力
- ワンクリック「ドングル」モード
- アプリコントロールとOTAアップグレードをサポート
製品の実機写真も出ていました。BTR5と比較すると2回りくらい大きそうです。
FiiO BTR7とBTR5 2021の違い(変更点)
- 対応するBluetoothコーデックにaptX Adaptiveが追加
- Bluetoothバージョンが5.1にアップグレード
- BluetoothチップがクアルコムのQCC5124に変更
- アンプチップにTHX AAA 28 x2を搭載(BTR5 2021はアンプチップ非搭載)
- 1.3インチ IPS displayの追加
- バランス端子が4.4mmに変更
- 出力が3.5mmシングルエンドは160w、4.4mmバランスは320wにアップ
- SNRは117dBに(BTR5 2021は122dB)
- バッテリー容量が880mAhに増量
- 非接触充電に対応
- 重さが68gにアップ(BTR5 2021は43.7g)
BTR5, BTR3K, BTR3とのスペック比較ページ:https://www.fiio.com/btr7_comparison
FiiO BTR7 日本発売日及び価格
BTR7はFiiO中国本土からBTR7は8月3日から出荷開始、8月10日頃に各国の販売代理店に到着見込みとのリリースがありました。そして8月5日にFiiO Japanからお知らせがありました。8月12日発売(8月5日から予約開始)です!価格も驚きの34,100円前後です。ちょっと・・・想定より高いですよね。いずれにしても非常に楽しみな製品がリリースされました。
FiiO BTR7 販売ページ:Amazon / eイヤホン
FiiO FF3 イントラコンカ型イヤホン
発売日:9月9日
ドラムという楽器をベースにFF3のために設計された”all-new bass cavity”は音響を十分に活用し、低音をより効果的に引き出すことが可能です。メディカル316Lステンレス製ハウジングを採用し、快適な装着感を実現しています。カラーは2色展開でエレガントブラックとコズミックシルバーです。
“Acoustic flute design”による脅威的な低音製を実現しています。
ベリリウムメッキのドーム+PUガスケットの振動板を採用した14.2mmの大型1ddは、よりクリーンで自然な音を可能にします。特別に調整された周波数応答カーブによって音楽の中にあるドラムのような勢いのある音、エネルギッシュなダイナミックな音を体験することができます。
フラットヘッド型イヤホンには、優れたイヤーチップが必要なためFF3には3種類のチューニングスポンジカバーが付属しています。音楽に合わせて使い分けることができます。ケーブルは高純度な銀メッキ単結晶銅を使用した152本のワイヤーです。また3.5mm、4.4mmプラグ交換が可能なツイストロックの交換式プラグ設計を採用しています。FF3の希望小売価格(米国市場)は99.99ドルです。
発表されたFiiO FF3の追加情報は以上です。個人的にカナル型が苦手な私はフラットヘッドイヤホンのこのFF3に注目していました。価格も1万ちょっととリーズナブルで、デザイン、性能も良さそうなのでぜひ買ってみたいと思います。
FiiO FF3 日本発売日及び価格
発売日:2022年9月9日 価格:1万6,940円前後
FiiO FF3 レビュー:FiiO FF3 日本最速の実機紹介&レビュー!
FiiO LF-RB、LF-LT/LF-TC リケーブル
発売日:9月9日
LF-RBはMagnetic Swapable Plug Headphone Cable(マグネット式交換ヘッドホンプラグケーブル)、LF-LT/LF-TCはMagnetic Small DAC and Amplifie(マグネット式小型DAC/Amp)です。
LF-RBは2.5/3.5/4.4mm端子を採用し、120本のワイヤーを束ねたシールドケーブルと4.4mm端子の特殊アース干渉防止がよりピュアなサウンドパフォーマンスをもたらします。プラグの交換はマグネット式で簡単で便利です。
こちらも新しい写真が出ていて、USB端子のタイプもあるようです。これはかなり汎用性が高く便利になりそうですね。おそらくこれがLT \LF-TCの小型DAC/Ampなのでしょうか。FiiO KA3などUSBドングルはとても良い製品なので、価格次第では競争力のある製品になりそうです。
Aliexpressを見ていたところ、FiiO公式から7月28日未明に販売開始しているのを見つけました。すでにFiiO公式ショップは売り切れで販売商品からは無くなっています。一方で他のショップでは販売していますのでリンクを貼っておきます。並行輸入になりますのでご留意ください。価格はLF-RBが7,106円で、LF-LT/LF-TCの単体販売はなく、LF-RBとのセット販売で、LF-RB+LF-LTが13,502円、LF-RB+LF-TCが12,791円、全セットが19,187円です。LF-RB単体で考えるとプラグ交換可能なLC-RCが約1万円でしたので価格は安めです。
FiiO LF-RB、LF-TC 日本発売日及び価格
発売日:2022年9月9日 価格:LF-RB 8,470円前後 LF-LC 6820円前後
FiiO LF-RB、LF-TCのレビュー
こちらも実際に入手しましたので実機紹介とレビューしています。非常に便利な製品だったのでおすすめです。
手軽にDAC&リケーブル!マグネット交換式のFiiO最新MMCXケーブル/DACのLF-RB/LF-TCの実機紹介&レビュー
FiiO KA2 ドングル型DAC
発売日:7月29日
FiiO KA1とKA3の間で、ユースケースに応じて携帯性とパフォーマンスをさらに細分化しました。KA3と比較するとよりコンパクトに、FiiO KA1と比較すると性能が大きく向上しています。
FiiO KA2はCIRRUS LOGIC社製のアンプ統合型DACチップ「CS43131」をデュアル構成で搭載したDACで、384k/23bit、DSD256まで対応します。その優れた性能指標と強固なデコード能力を存分に破棄します。4.4mmバランスヘッドホン出力は高い解像度とクリアな音像でより印象的な音楽体験をもたらします。統合型DACチップのCS43131をデュアル搭載することにより、SN比=125dB(32Ω時)、THD+N=0.0005%(32Ω時)、出力153mW (32Ω時)を達成し、上位モデルKA3に迫る能力を獲得しています。またFiiO Control Appによるコントロールにも対応していて、必要に応じて設定を変更したり、デジタルフィルターを切り替えたりすることができます。
FiiO KA2の希望小売価格はType-Cで59.99米ドル(8,098円)、Lightningで69.99米ドル(9,448円)です。
FiiO KA2 日本発売日及び価格
日本代理店のKA2発売日は7月29日となりました。価格(税込)はType-C 9,900円前後、Lightningが11,500円前後です。円安の影響で税込だとKA3の既存在庫の価格に迫る価格となっています。
Amazonにも国内正規品の販売が開始されていたのでリンクを貼っておきます。
これでFiiO BTR7、KA2、FF3、LF-RBの4つの新製品情報は以上となります。最後にTwitterに掲載されていたFiiO BTR7の紹介動画を貼っておきます。
製品ページリンク:https://www.fiio.com/btr7
YoutubeにFiiO BTR7の実機動画が出ていました。
EARL(ライフスタイルDX)
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