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FIIO LF-RB/TC 実機紹介レビュー ~マグネット式のプラグ交換

Fiio最新 Lf Rblf Lc 実機紹介&レビュー

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FiiOの新製品の中であまり話題になっていませんが、個人的にかなり期待していたFiiO LF-RB(MMCXケーブル)とLF-TC(小型DAC/アンプ)をFF3に引き続き、日本最速で入手できましたので実機紹介とレビューです。

使ってみた感想としては期待通りのかなり便利な製品です。今までプラグ交換はできるケーブルはネジ締め式になっていてワンタッチで交換できず、またプラグがまわると緩まってしまうというデメリットがありました。私自身も実際にネジ締め式のケーブルを持っていますが、プラグ交換をしていないです。対してこのFiiO LF-RBはプラグの接続がマグネット式なので、ワンタッチでプラグを交換できて、かつネジが緩まるという心配もありません。そのため煩わしさなく、手軽にプラグを交換できます。

そしてこれがあればお気に入りのイヤホン一本であらゆるオーディオ機器と手軽に接続が可能となり、DACであるLF-TCと組み合わせればスマートフォンと直接つないで音楽を聴くこともできます。ライトにオーディオを楽しみたいと考えるなら、このFiiO LF-RBとLF-TCのワンセットを用意すればOKという製品です。

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FiiO LF-RB/LF-TC/LF-LTについて(概要、発売日、価格)

LF-RBがMMCXケーブルと2.5/3.5/4.4mm交換プラグを備えたモデルで、LF-LC/LF-LTはその交換プラグ部分がUSB Type C/Lightningとなったものです。LF-LC/LF-LTにはMMCXケーブルは付属しません。

このLF-RBのMMCXケーブルの最大の特徴は交換するプラグがマグネット式の接続であることです。FiiOがよりポータブルで、面白い使い方を実現するためと開発しています。このマグネット式プラグ交換のデザインは特許取得済みとのことなので、FiiO独自の製品になります。次にLF-LC/LF-LTは同じくマグネット式の接続できて、プラグと同じように付け替えができる小型のDAC/アンプです。DACチップはES9281AC PROが搭載されていて、これはFiiO KA1と同じチップです。MMCXのケーブルそのものは合計120本のシールドケーブルが4本に束ねられています。4.4mmコネクタには特殊アースが搭載され、これにより干渉防止されることでより高い音響性能を実現しています。

ついに日本発売日も決まりました。
発売日:2022年9月9日 価格:LF-RB 8,470円前後 LF-LC 6,820円前後
販売ページ:Amazon

FiiO LF-RB/LF-TCの実機紹介

LF-RBではMMCXケーブルと2.5/3.5/4.4mm交換プラグが付属してきます。LF-TCは交換プラグ本体のみです。写真の左の3つのプラグ+MMCXケーブルがLF-RBで、右のType-CプラグがLF-TCです。

価格はAliexpressではLFーRBが6,941円でした。LF-TC/LF-LTはケーブルが付属しないので単品販売なく、いずれもLFーRBとのセットで、LF-TCが12,495円、LF-LTが13,190円です。価格はFiiOで販売されているネジ締め式でプラグ交換できるMMCXケーブルと比較するとLFーRBは安いです。一方で、LF-TC/LF-LTは単品で考えると6,000円前後するのでKA1に近い価格です。LF-TC/LF-LTとKA1はDACチップが同じなので当然といえば当然なのかもしれません。日本での販売では為替などの影響によりLF-RB 8,470円前後 LF-LC 6,820円前後とLF-RBが若干高いですが、取り回しや利便性を考えるとかなり安いと思います。

FiiO LF-RBのレビュー

音質はニュートラルでくせがないので、どのイヤホンとも合うケーブルです。マグネットは強力で外れる心配もなく、ワンタッチで2.5/3.5/4.4mmのプラグ交換可能であることがメリットです。

MMCXケーブルそのものはニュートラルな音質のケーブルだと思います。FiiOのイヤホンに付属するLCシリーズの純正ケーブルとの比較で特段の音質の変化は感じませんでした。このことからLF-RBは音質の変化を楽しむというよりもプラグ交換における利便性を高めた製品です。ただし、これは音質を犠牲にしているわけではなく、純正ケーブル同様のパフォーマンスを持っています。ケーブル自体は純正で付属するLCケーブルよりも取り回しのしやすい柔らかめのケーブルですが、4本のケーブルが剥き出しなのでやや絡まりやすいです。またマグネットのため、取り外しが便利という反面、プラグ同士がくっついたり、MagSafe対応のiPhoneなどにもくっついたりします。そのためその点がちょっと不便に感じることもあるかもしれません。

FiiO LF-TCのレビュー

この製品はスマートフォンにイヤホンを直挿しするのと同じ感覚でDACを使うことができることに大きなメリットがあると思います。

音質面では同じDACチップを使用するKA1を聴いたことがないので比較はできませんが、1万円未満のドングル型DAC/アンプと遜色のない音質です。この製品の特長からはドングル型のDACとの比較というよりも、イヤホンをスマートフォン直挿し時との比較が適切で、当たり前ですが、DACチップを搭載しているのでスマートフォンにイヤホンを直挿し時よりも確実な音質アップが見込めます。具体的には音場が広がり、全体的に音が滑らかになって低音~高音までクセなく聴くことができます。スマートフォン直挿しするとやや音がしゃりしゃりというか角が立っていて、あまり聴き心地の良い音ではありませんが、FiiO LF-TCを使用することでそれらが解消され、すっきりと滑らかな音質になります。このあたりはESSのDACチップ全般の特徴と似ている印象です。良くも悪くも、本格的なDAC/アンプほど解像度が上がるわけではないので、聴き疲れしにくいDAC/アンプといえます。何より、こんなにも小型でプラグとして付けることができるので、ドングルDACの持ち運びの煩わしさも一切なく、ポータブル性が非常に優れた製品です。

最後に

それぞれ価格が6,000円前後と非常にコスパの優れた製品だと思います。またこの製品はオーディオマニア向けというよりも、オーディオのライト層に対して利便性と音質の向上のどちらも訴求できる製品だと思います。良い音で聴きたいけど、2.5/3.5/4.4mmのどれを選んでいいかわからない、ドングルDAC使いたいけど持ち運びに不便と考えている方がいれば、このFiiO LF-RB/LF-TC一択だと思います。

もちろんオーディオマニア向けにも例えば試聴に行くときに機器によってプラグサイズが様々だと思うので、そのようなときにこのFiiO LF-RBを持っていけばその場でプラグをワンタッチで交換できて、試聴開始できるのは非常に便利だと思います。

販売ページ:Amazon

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EARLFIIOファン

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

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