2022ポタフェス FiiO 新製品情報 K9、Q11

オーディオ・ガジェット

FiiO 参考展示Q11、K9 インプレッション in ポタフェス2022

12月17日に開催された2022年ポタフェスに行ってまいりました。今回ももちろん目当てはFiiOの新製品です。このポタフェスにおいて、参考展示されたFiiOの新製品はR7、M15S、K9、Q11、KB1、FF5、FH15が展示されました。8月に開催されたヘッドホン祭りにてFiiO R7、M15Sは試聴できており、FiiO KB1、FF5、FH15はすでに購入してレビューしておりますので、今回のポタフェスではFiiO K9とQ11を試聴してきました。

ポタフェス外観
ポタフェス会場入り口

この記事ではFiiO K9とQ11のFiiOスタッフに伺った製品概要と試聴のインプレッションをまとめていきます。この2つに関しては海外の発表もなく、ポタフェスのみが初展示となっているため、あくまで参考情報ということでご了承お願いいたします。なお、価格や発売日はこれまでの情報で、ポタフェスで入手した情報ではありません。ドル円は140円で計算しています。

FiiO R7、M15Sについてはこちらのヘッドホン祭の記事をご覧ください。
日本初公開FiiO新製品:R7、M15S、Q7、K7、FW5、FH7S情報まとめ in ヘッドホン祭り2022秋

FiiO FF5、FH15、KB1はこちらの記事で実機紹介およびレビューをしています。
FiiO KB1 日本最速レビューと製品紹介
FiiO FF5 日本最速レビューと実機紹介、FF3との比較も
FiiO FH15 日本最速レビューと実機紹介、FH5と比較

FiiO K9

発売日:未定(海外は年内との噂も?) 価格:450ドル(6.3万円) *5月発表時点

FiiO K9はK9Proの廉価版となります。FiiO K9Proという上位機から発売となったため廉価版という言い方をわかりやすくしていますが、FiiO K9はこのナンバリングの標準機種となります。5月の発表時点では、予算の限られたユーザーに向けて、選択肢を増やすために開発されたとしています。FiiO Q7においてもM17をもう少し手頃な価格でという経緯があったことから、FiiOとしてはフラグシップ製品をよりリーズナブルな価格でという方針で今回のFiiO K9も生まれたと見られます。ポタフェスにおいてスタッフの方に製品の概要について、伺ったところDACチップはESS9068ASをデュアルで搭載し、アンプ回路などの設計はK9Proを踏襲しているようです。そのためアンプはTHX-AAA 788+アンプを搭載していると見られます。ESS9068ASはFiiO M11 Plus ESSで使われているDACチップになります。その他の変更点としては、各パーツなどのコンポーネントにおいてグレードを落としたものが使われているそうです。一方でPCM768/DSD512まで対応し、FiiO K9Proよりもスペックが向上した部分もあります。そして実際に試聴した感想としては、FiiO K9Pro ESSと比較して力強さや解像度の面で少しマイルドになった印象です。FiiO K9Proは圧倒的な力強さと解像度の高いサウンドが非常に特徴的でしたが、それらのエッジが丸くなったというイメージでしょうか。FiiO M11 Plus ESSのサウンドに近く、そこに据え置きらしい音場の広さが加わった印象もありました。インターフェース面ではUSB端子がタイプCからタイプBに変更されました。FiiO K7でもこの点は少しイマイチな評判もあったことから、コスト低減のためとはいえ改悪と言われそうです。またサイズ感がFiiO K9Proからひとまわり程度小さくなっています。それ以外の入出力端子やボタンなどに変更点はなさそうです。(追記)R7はM11 Plus ESSにアンプ部をTHX-AAA788+に変更した構成になると想定されていますので、FiiO K9とR7はDAP機能を除けば同じ構成になります。(追記)R7はES9068ASがシングルになるのでその点に違いがあります。またFiiO K9ProとK9で大きさが異なるとFiiOスタッフから話を伺いしましたが、実際の発売する製品では同じ大きさとなりました。

K9 外観1
K9 正面
K9 外観3
K9 底面
K9 外観2
K9 裏

FiiO Q11

発売日:未定  価格:100ドル(1.4万円)*5月発表時点

FiiO Q11は、Q1 mark Ⅱの後継機となります。製品カテゴリーとしてはポータブルDACアンプとなります。5月発表時点ではFiiO Q1Kという名称で発表されていましたが、先日のナンバリングルールの変更が反映されて、FiiO Q11となっています。2桁目が世代を表す数字となります。当初発表時点では2023年になるとの説明もあったので今のところ予定通り進んでいるようでよかったです。そしてFiiOスタッフに聞いたスペックです。CS43198をシングル?で搭載しています。アンプ回路はFiiO独自のものとのことでした。試聴した感想としては、これまで聴いたことのある他のメーカーのCS系のDACチップと印象が近く、柔らかく雑味の少ないサウンドが特徴的でした。最近ではドングル型のDACが多いですが、それらと競合するような製品となりそうです。大きさはコンパクトで重さも軽かったです。一部が透けていて内部の基板が見えるようになっていて、この手のポタアンによくあるデザインの魅力を取り入れています。ただし、FiiO Q1 mark Ⅱではラインインができましたが、FiiO Q11ではDAC機能のみでラインインができなくなっているのは残念でした。その他のインターフェース面では4.4mmバランスの搭載、USB端子はタイプCに変更されています。また外観のデザインは最近のFiiO製品にならった角張ったデザインとなっています。

Q11 外観1
Q11 正面
Q11 外観2
Q11 裏面
Q11 外観3
Q11 上部

以上、2022年ポタフェスで参考展示されたFiiO新製品の概要及びインプレッションでした。

どちらも価格がリーズナブルなものとなれば、サウンド面では好印象を受けたものの、やや競合の多い価格帯の製品となるため若干その点で魅力が小さくなるかなと思いました。特にFiiO Q11はヘッドホンも鳴らせるパワーを持っているという強みもあるとのことでしたが、ドングルDACでも十分なスペックが持っているものも多く、特徴が弱いです。またFiiO K9もESS9068ASというDACチップも手頃なハイスペックな据え置きDACで使われていることが多く、FiiO K9というブランドだけではやや魅力の薄い印象を受けました。とネガティブな印象となっていますが、いずれも手頃な価格になることは間違いないですから楽しみな製品です。

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