アイキャッチジャンク修理

DIY

初ジャンク修理に挑戦!ソニーPHA-1ヘッドホンアンプ

やっとヤフオクでジャンク品の購入に成功したので、初のジャンク修理に挑戦してみました。
今回ジャンク修理に挑戦したのは、SONY(ソニー)のPHA-1というポータブルヘッドホンアンプです。

結果としては初ジャンク修理で初成功を納めました!!
しかし、やはり初修理だけに苦労したこともありました。そのためこの記事では実際の修理の流れだけでなく、どうやって解決したのか、どういう器具を使ったのかについてもまとめています。オーディオ機器のジャンク修理をしてみたいけどやったことないという方もぜひ挑戦してみてください!小さめのオーディオ機器は症状によりますが、慣れていなくても、また本格的な器具がなくても十分に直せると思います。

それでは早速、ソニーのヘッドホンアンプの修理を進めていきます。
ジャンク修理初心者の参考になれば幸いです。

症状チェック

今回ヤフオクで購入したソニーPHA-1のヘッドホンアンプのジャンク品は通電未確認、動作未チェックとのことで電源さえも入らないんじゃないかと心配していましたが、不具合としては以下のような症状がありました。初ジャンク修理なので電源は入ってよかったです。

  1. 電源は入り、音も出る
  2. しかしボリュームを回すときに大きめのノイズが入る
  3. バッテリーも(CHG)のランプは付くが、充電を続けてもバッテリーランプが赤色のまま

<購入したソニーのジャンクヘッドホンアンプ>
PHA-1 外観

原因確認

今回は電源も入り、音も出ますが、もちろん分解しました。
このヘッドホンアンプは基本的にネジ止めでしたのでドライバーさえあれば分解できました。ただし、2枚目の画像<分解に若干困るポイント>の通り、細い穴から5cmほど奥にゲイン切り替えスイッチを外すためのネジがありました。このネジを外すためにはそこそこ先の長いドライバーが必要です。私は以前、細い穴の奥にあるネジを外せなくて分解できなかったことがあったので購入していました。もし初めて分解される方は先の細長いドライバーは買っておくと安心です。ネジ止めでないのは1ヶ所だけでバッテリーを乗せているプラスチックがはんだで基盤とコードでつながっていましたので、そこを外す際にはんだ小手が必要でした。最後に使った器具はご紹介します。

<ソニーヘッドホンアンプ 分解の流れ>
PHA-1 外枠外す

<分解で若干困るポイント>
PHA-1分解 難しいポイント

<分解した中身>
PHA-1 基盤中身

基盤を確認したところ、と言っても専門家でないので明らかに壊れていそうな箇所を探しましたが、特に見当たりませんでした。そのためネットで似たような症状が出ていないか調べました。

そうしたらどうやらこの製品はボリュームノブの不具合によるノイズ(ガリノイズ)とバッテリー劣化の2つの不具合がよく起きることがわかりました。

そこで今回、私が購入したジャンク品もまさにボリュームを回す際にノイズが出ていたのでボリュームパーツの不具合と仮説を立て、新しいものに付け替える修理をすることにしました。

このソニーのヘッドホンアンプのボリュームパーツ(ポテンションメーター)は8個のピンがついているスイッチ付きのもので、これはAmazon等では売っていませんでした。そのため初めて秋月の通販で購入してみることにしました。今回購入したパーツはこちらです。
<秋月 基板取付用2連ボリューム スイッチ付 A10kΩ>

スイッチ付ボリューム

余談です。秋月の通販では送料が500円かかるのですが、このスイッチ付ボリュームパーツは1個でたったの180円なので、ついでに聴いてみたかったオペアンプのMUSE8820D(1個400円)を買ってみました。自作のアンプキットにこのオペアンプを取り付けたところ、衝撃的なほど音が綺麗になりました。特に高音がめちゃくちゃ伸びやかになって感動しました。

本題に戻ります。
一旦、秋月で購入したパーツが届くまで日数がかかるので、分解したついでにケースを洗浄することにしました。結構汚れがついていましたが、分解できるとケースをガッツリ水洗いできて良いですね。

修理の開始

秋月からは発注した次の日には発送されて、翌々日には届いたのでよかったです。今後も秋月の方が安いですし、何かあれば購入しようと思いました。

さて、ボリュームパーツの付け替えですがこれがかなり苦労しました。というのも、このヘッドホンアンプの基盤がかなり分厚いもの(何層かになっている基盤)で、私ははんだを外すのに「はんだ吸い取り線」しか持っていません。そのため修理初日は約3時間近く、ボリュームパーツを取り外すのにひたすらはんだを吸い取り続ける羽目になりました。

しかしその努力も虚しく、この日は はんだ吸い取り線のみでは基盤から取り外すことができませんでした。

<ボリュームパーツのはんだ>
ハンダとれない

左の画像がはんだを取る前で、右の画像がはんだを取っている途中です。この記事のために動画を撮影していたのですが、途中で心が折れかけて動画の撮影もやめてしまったので最終的な写真が残っていません。3時間かけてようやくボリュームパーツの裏面が見えるかな程度でした。

実際の基盤の厚みを撮影したものです。よく見る基盤の2枚分ぐらいの厚みがあります。
<基盤の厚み>
基盤厚み

それでも初ジャンク修理で諦めたら、次はないと思い、はんだを外すための器具を探すことにしました。よくYoutubeなどで見る電動のはんだ吸い取り機を思い出し、Amazonで値段を見たら2万円近くしました。
流石に2万円もする機械をジャンク初心者が買う気になれるわけもなく色々と探しましたところ、サンハヤトの「はんだシュッ太郎neo」という商品がレビューも良く、値段も4,600円と手の出しやすい価格でした。

<サンハヤト「はんだシュッ太郎neo」>
※画像をAmazonの商品リンクにしておきましたので気になる方はどうぞ
はんだシュッ太郎

ちなみにこの「はんだシュッ太郎」には3種類の小手先があります。Amazonのレビューでは別途細い小手先を買うべきと書いてあるものの、小手先の商品ページを見ても説明がないので、どれが細い小手先なのか判断できませんでした。そのため実際、私自身が購入する際に困ったのでここで解説しておきます。
3種類の別売りの小手先パーツの製品名は「T-31」「T-32」「T-33」です。このうち「T-31」が標準付属品です。また数が大きくなるほど、小手先が細くなりますので「T-33」が最も細い小手先パーツです。そのため今回のように小さな基盤からはんだを外す場合には「T-33」があった方が良いです。参考までにそれぞれの直径サイズは「T-31」=φ1.5mm、「T-32」=φ1.2mm、「T-33」=φ1.0mmです。なお小手先に固定用のネジがあるので、通常の小手台には入りませんでした。

翌日にはこの「はんたシュッ太郎」が届きました。そしてこの「はんだシュッ太郎」を使ってみたところ、なんとあっさり取れました!!もちろん3時間もはんだ吸い取りを続けたので、すでに古いはんだはほどんど取れていたというのもありますが、それでもいとも簡単に取れすぎて最初からこの器具を買っておけばよかったです。

<はんだシュッ太郎を使用後>
はんだ吸い取り後

はんだも無事取れましたので次にボリュームパーツを取り付けます。
取り付け後

修理の結果

これで修理完了です。あとは3時間もはんだ吸い取りもしてしまったので基盤自体が壊れていないかが非常に心配でした。バッテリーが乗っていたプラスチックを取り付けて簡易的に音出ししました。

音が無事、出ました!!そしてボリュームを回してもノイズが出ません。直っています!!

音も出て、ノイズも直っていることが確認できましたのでケースも取り付けて再度、音チェックを行いました。先ほど書いた通り、MUSEのオペアンプを購入しておいたのでそのMUSEを取り付けたアンプキットと音の比較も行いました。

・MUSE8820Dよりも低音がしっかり
・高音も負けておらず、どちらかといえばボーカルの声が前に出てくる感じ

といった印象でMUSEのオペアンプを購入したことによって音の比較もできて非常に面白かったです。
これで初ジャンク修理は初成功となりましたが、まだバッテリーの不具合もありますのでバッテリー交換も行いたいと考えています。また交換が出来ましたらご報告いたします。

今回使った器具のご紹介

今回のソニーのヘッドホンアンプ修理で使った器具をご紹介します。はんだシュッ太郎の他では、ドライバー2種類とはんだ小手のみなので結果的にはジャンク初心者に優しいジャンクでした。

・ダイソー 精密ドライバー 220円
ビットの種類が多くて意外と使いやすいです。
ダイソー精密ドライバー

・ベッセル(VESSEL) パワーグリップ 精密軸ドライバー
先の細長いドライバーです。この記事を書いた時点ではAmazonで300円で売っていました。安いので1本持っておくと便利です。
ベッセル精密ドライバー

・白光(HAKKO) ダイヤル式温度制御はんだこて 2極接地型プラグ FX600-01
低い温度のはんだ小手でも良いというレビューなどもありますが、結局古くなったはんだは高い温度でないと溶けにくいものがあって、これを買ってよかったです。420°まで上げれば大体いけました。
白光 はんだ小手

ちなみに白光のはんだ吸い取り線が途中でなくなって、gootの吸い取り線を使ってみたのですが、白光が圧倒的に使いやすかったです。というよりgootのはんだ吸い取り線は面当たりの吸える量が少なくてほぼ使い物になりませんでした。

ヤフオクでのジャンク品購入の注意点

秋葉原に行ってみたいものの、なかなか行くのが億劫なので今回はヤフオクでジャンク品を探しました。
2週間くらいずっとジャンク品に入札しては、高すぎて諦めるを繰り返していました。この2週間で感じたことをまとめておきます。

  • ヘッドホンアンプはジャンク品であっても3,000円〜4,000円のレンジが多い
  • ジャンク品や中古なのに新品と同じくらいの即決価格が設定されていたり、落札価格が高騰する商品があるので注意が必要

最初は2,000円〜3,000円で探していたのですが、ほとんどは4,000円くらいまで価格が上がります。
またヤフオクでは2つ目に書いた通り、知らない人を騙すような価格設定の商品が結構多いので、購入する際は注意が必要です。特にNFJ商品は中古やジャンクなのに高騰しがちなので、ちゃんと新品の値段を調べてから入札した方が良いです。また中華オーディオメーカー商品も新品で5,000円で買えるのに中古やジャンク品が4,000円で売っていたのも見つけたので気を付けてください。

初ジャンク修理記事は以上です。
このブログではジャンク修理の他にもスピーカーやアンプを自作しています。こちらの記事では900円のジャンク品から入手したSHARP製の3インチスピーカーを使った自作スピーカーを紹介しています。

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