FiiO初のリケーブル可能なイントラコンカ型のインイヤーイヤホンがHead-HiFiで情報が公開されました。この記事ではその内容をまとめていきます。今後、日本へ発送可能なショップでの販売が開始され次第、購入予定ですので、手に入れることができましたら、こちらの記事でレビューもしていきたいと思います。もちろんFF3との比較もしたいと考えています。
(追記)実際にFF5を日本最速で入手できましたのでこちらの記事でレビューしています。
FiiO FF5 レビューと実機紹介 ~FF3との比較も
なお、現在AliexpressのFiiO公式ショップで販売していますが、日本への発送は不可です。またAliexpress内で購入可能なショップが1件ありましたが、そのショップでもすぐの発送は不可とのことでした。結局、正規ルート(Taobao FiiO公式、他の通常セラー)と同じタイミングになると予想していますので、正規ルートの販売開始を待つことにしました。
新しくリリースされたFiiO FF5は、2022年9月に発売されたFF3とは全く異なり、構造からデザインまで全てが一新されています。それではその情報を日本語でまとめていきます。
初めに:FIIOについて
FIIOを初めて耳にする方向けに公式の会社概要を以下の通り、意訳して抜粋します。すでにご存知の方は読み飛ばしてください。なお、社名の表記が「FiiO」から「FIIO」に変更されました。
FIIOは2007年に中国で設立されたオーディオメーカーです。デジタルオーディオプレイヤー(DAP)、イヤホン、多種多様なポータブルオーディオ製品を自社で研究開発、生産し、グローバルに販売をしています。ブランド名である「FIIO」は、Fi (Fidelity) と iO (1 and 0)に由来し、デジタルが生活に与えるよりリアルな体験とより便利な生活を意味しています。また中国語では「飞傲」と表記し、これは「FIIO」の音訳であり、春のような活気と青空に飛び立つ積極的な進歩と常に革新を続ける企業精神を象徴しています。FIIOはユーザーの声を非常に重視し、製品設計を絶えず改善し、消費者により多くの良質で高付加価値の製品を提供するための努力をしています。
FIIOのビジョン:中国製の評価を高める
https://www.fiio.com/About_FiiO
FIIOのブランド精神:オーディオは無限である
FIIOのビジネスは「オーディオ」に関する製品やサービスを提供することで、無限の楽しみのある「オーディオエコシステム」を構築することです。FIIOは高品質なオーディオデバイスを販売するだけでなく、FIIOが提供する製品やサービスを通じて、ユーザーに喜びを感じてもらうように努力をしています。
海外メーカーというとサポート面を不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。中国FIIOへ直接問い合わせをしたこともあり、対応はとても良いです。日本メーカーのようにその場でサポートということは難しいかもしれませんが、真摯に対応してくれるメーカーですので安心してご検討ください。さらにFIIOはWeiboという中国SNS上で担当者が日々、ユーザーと意見交換をしています。また製品開発過程においてアンケートも実施していて、ユーザーに寄り添った製品開発を行なっています。
発売日、価格
発売日:2023年1月20日(11月28日よりアーリアクセス) 価格:23,100円(129.99ドル)
11月28日にHead-Hifi内でリリースされましたが、販売ショップはAliexpressのFiiO公式のみとなっています。通常であればtaobaoのFiiO公式ショップなども同時に販売開始となりますので、現時点ではアーリアクセスのような形になっています。また価格は5月発表時点では150ドルでしたが、約130ドルと日本円でも2万円を切ってくるリーズナブルな価格となりました。日本の発売も2023年1月20日に決定し、価格もほぼ乖離なく23,100円となりましたので買いやすい価格となっていると思います。
概要
FiiO FF3とは全く異なる、新しいイントラコンカ型のイヤホンとなりました。以下、FiiO公式の発表内容です。
FF5の主な特徴
- 14.2mmの大型ダイナミックドライバー
- PUガスケット+カーボンベースのダイヤフラム
- 低音拡張の音響抵抗パイプ
- 合計392本の4芯、銀メッキ単結晶銅ケーブル
- 取り外し可能なMMCXケーブル
- 3.5/4.4mmオーディオプラグが付属
- 拡散型のオープンデザイン
- 6種類のカバー
- 微調整された周波数特性
- CNCアルミニウム合金構造
新しく開発されたカーボンベースのインイヤーイヤホン
多くのオーディオマニアにとってインイヤーイヤホンは最初の衝撃であり、マニア達に美しい思い出をもたらしました。FiiOでは2016年にEM3、2018年にEM3K/S、2020年にEM5、2022年にFF3と、インイヤーイヤホンには6年間で4世代の製品があります。FiiOではユーザーを第一に考え、特に必須であるインイヤーイヤホンでは、FiiOの研究開発チームによる探究と革新を継続しています。そして第5世代となる、FF5はFiiOの誠実さや最先端の技術、軽くて高速なカーボンベースのダイヤフラムなど、全く新しい外観となりました。FiiOを信じれば驚く体験となるでしょう。
咲く花のように美しい拡散型のオープン型デザイン
多くの層の花びらで咲く花のように、このイヤホンは多くの層で音楽を表現します。花びらにインスパイアを受けたFF5は、美しく機能的なデザインが特徴です。FiiO開発チームは、FF5のシェル内の不要な反響や振動を減らすことを目指し、イヤホン内の空気圧の一部が外部に拡散することを可能にする減衰装置を備えた拡散型のオープン設計の開発をしました。これにより望ましくない内部反響や周波数が少なくなり、よりピュアなサウンドと低音応答が向上しました。
優れた炭素素材、カーボンベースのダイヤフラムを備えた新開発のダイナミックドライバー
FF5は革新的なカーボンベースのダイヤフラムを採用し、特別に開発された14.2mmの大型ダイナミックドライバーを搭載しています。具体的にはドライバーはPUガスケットとカーボンベースのダイヤフラムを備えており、ドライバーは軽量でありながら非常に剛性です。これにより不要なドライバーの振動を軽減することで、非線形の歪みを最小限に抑え、迅速なトランジェントと優れた高音解像度のサウンドが得られます。
FF5の14.2mmの大きなダイナミックドライバーは量と質の両方で小さなドライバーに比類のない程よい低音を生成することができます。低周波と中周波に重点をおいたFF3と比較して、FF5はより優れた分離、より速いサウンドを特徴としています。カーボンベースのダイヤフラムにより、ボーカルの中音と高音の解像度が大幅に改善されています。これは女性ボーカルで特に顕著になります。ボーカルに重点を置いた音楽を聴くとき、さわやかでナチュラルに、細部までボーカルを聴くことができるでしょう。
女性ボーカルに焦点を当てた銀メッキ単結晶銅ケーブル
FF5には銀メッキ単結晶銅ケーブルが標準装備されています。合計392本のワイヤーで4芯のケーブルになります。多くのワイヤーにより伝送速度と安定性を高めるためにケーブル内の導体面積を大幅に増加させます。またリッツ構造は導電性を高めることで透過率をさらに高めます。優れた線材のおかげで、一般的なケーブルと比較して、FF5のケーブルは高音解像度を大幅に改善し、詳細でありながら繊細なサウンドを可能にします。
以上となります。
確かにFF3はイントラコンカとして低音に特徴のあるウォームよりのサウンドでした。対して、FF5は女性ボーカルをfeatureしたようなサウンドということで、女性ボーカルをよく聴く私にとっては非常に嬉しい内容となりました。早く購入し、年内には手に入れたいものです。
FF3のレビューもしていますのでご興味ありましたら下記リンクをご覧ください。
EARL(ライフスタイルDX)
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