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FIIO FT1PRO最新情報+レビュー情報/平面駆動型ヘッドホン/エントリークラス/FIIO開発の新型ドライバー/鳴らしやすい低インピーダンス/U5万円

Fiio Ft1pro Eye Catcher

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FIIO FT1PROが2025年1月17日に発売となりましたので、製品概要とレビュー情報を日本語でまとめていきます。

tipsFIIO FT1PROはFT1の上位に位置するFIIOのエントリークラスのヘッドホンです。しかしエントリークラスでありながら、FIIO独自開発の平面駆動型ユニットが搭載されており、このドライバーサイズは一般的なエントリークラスよりも大きいサイズとなっており、性能面では他社のフラグシップクラスと比較しても遜色ないものとなっています。さらに平面駆動型でありながら20Ωの低インピーダンスで、かつ重量も374gと軽量となっており、どのような環境のユーザーにとっても扱いやすいヘッドホンとなっています。
FIIO
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FIIO FT1PROの販売情報

発売日:2025年1月17日(中国2024年11月8日)  価格:35,750円(1299元)

販売ページ:Amazon / eイヤホン / Aliexpress

FIIO FT1PROは、FT1と同じくエントリークラスに位置します。ただしFT1と比較して、PROという名前の通り、1段階上位に位置することから中国価格もFT1と比べ300元高い、1299元という価格設定となっています。そのため日本の販売価格は3.5万円前後と予想しています。(追記)予想通り3.5万円前後となりました。

FIIO FT1PROの製品概要

95x86mm 自社開発の平面駆動ユニット

FIIO FT1PRO 独自開発ユニット

FIIO FT1PROにもFP3に続き、FIIO第2世代自社開発平面駆動ユニットが搭載されています。この平面駆動ユニットはFIIOの開発チームによって3年にわたり磨き上げられ、振動膜素材の研究、ダブルコーティングの特許技術、ボイスコイル幅、磁気回路の微調整、フレーム固定部品の基準化など、あらゆる面で徹底的に管理されています。主な特徴は次のとおり

  • 通常の量産型ユニットに比べ、自社開発により完全に自社で開発ユニットの権利を持つことで構成を柔軟に調整でき、高音質と軽量化の両立を実現
  • 重量約374gながら、FT1PROのユニットサイズは95x86mmで、フラッグシップクラスの大型平面駆動型ヘッドホンと比較しても遜色のない性能
  • 自社開発により、FIIO FT1PROは同クラスでは稀な広い横方向の音場を提供。ほとんど境界を感じさせない40kHzまでの周波数応答を実現

1μmの超薄膜

FIIO FT1PRO 振動膜

微細なレベルでは、振動膜の厚みが2μmと1μmであることで、高速振動時に大きな差を生じ、最終的な音質に影響を与えます。FIIO FT1PROでは業界をリードする1μmの超薄膜を採用し、振動膜素材には高性能PET基材を採用。これにより、軽量で薄い振動膜が、超高音域の微細な信号を忠実に再現し、優れたダイナミックレンジと周波数特性を実現します。

サファイア+アルミ2層コーティング技術

FIIO FT1PRO 振動膜加工

FT1PROは平面駆動型ユニットの自社開発技術である「2層コーティング技術*」を採用し、PET高性能基材を使用した振動膜にサファイアとアルミ素材のコーティングを施しています。これにより次の特徴があります。

  • 第1層のアルミコーティングは軽量で、ボイスコイルの導電率を向上させ、ヘッドホンのインピーダンスを低減して駆動を容易にし、広いダイナミックレンジを実現
  • 第2層のサファイアコーティングは高い硬度を持ち、振動膜の剛性を向上させることで高音域の解像力と貫通力を強化し、独自の音色を与えます。

*特許番号:ZL2024205488218

374gの軽量設計

FIIO FT1PRO軽量設計

FIIO FT1PROは大口径、両面磁気構造、複数の特殊技術を備えた平面駆動ユニットを搭載しながらも、総重量はわずか374gです。軽量で快適な装着感が得られ、持ち運びにも便利です。

20Ωの高感度設計で容易に駆動

FIIO FT1PRO 低インピーダンス

FIIO FT1Proは軽量な平面駆動型ヘッドホンとして、ユーザーに気軽にHiFiを楽しんでもらうことを目的に設計されています。そのためFIIO FT1PROは20Ωの低インピーダンスで、112dB/Vrms@1kHz(95dB/mW@1kHz)の高感度を実現しており、少ないドライブパワーで優れた音質が得られます。

FT1は「軽量ヘッドホン」シリーズのスタンダードモデル

FIIO FT1PRO 軽量シリーズ

FIIO FT1PROはFT1を基盤に開発され、外観構造は同じですが、内部音響コアは異なります。FT1PROは開放型平面駆動ユニット搭載のヘッドホンであり、FT1は密閉型ダイナミックヘッドホンです。どちらも「軽量ヘッドホン」としてのコンセプトを掲げ、快適で軽く、容易に駆動できるヘッドホンの実現を目指しています。FIIO FT1PROの重量は約374g、FT1は約340gです。

FIIO FT1PROの由来

FIIO FT1PROは「軽量ヘッドホン」シリーズの進化モデルで、「Pro」は「Progressive」の略であり、「進化、向上」を意味しています。

FIIO FT1 PRO レビュー情報〜FT1との比較情報も

FIIOの最新ヘッドホン「FT1 PRO」は、エントリーレベルながらも完成度の高い製品です。その魅力は、優れた音質、快適な装着感、そして初心者にも優しい駆動性能にあります。加えて、洗練されたデザインとコストパフォーマンスの高さが多くのユーザーから高評価を得ています。

デザインと装着感

FT1 PROの外観は、シンプルでありながらも近未来的なデザインが際立っています。アルミ合金のパネルと堅牢なプラスチック素材を組み合わせたボディは、軽量(374g)ながら耐久性に優れ、ヘッドバンドやイヤーパッドには長時間装着を考慮した設計が施されています。耳全体を包み込む大型のイヤーパッドは通気性が良く、長時間の使用でも快適です。また、付属品も充実しており、3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス接続に対応するケーブルが2本付属。これにより、さまざまな機器での使用が可能です。

サウンドの特徴

  • 高音域: 滑らかで自然、刺さりが少なく、繊細な表現力が魅力
  • 中音域: ボーカルはわずかに引いた位置に配置され、背景との調和が取れたバランス感
  • 低音域: 深い沈み込みと適度な量感があり、特にリズムセクションや低音楽器の再現が得意
  • 音場: 開放型の特性を活かし、広大な音場と立体感を提供。映画やライブ録音においても臨場感を存分に味わえます

使用シーンと適性

  • クラシック、ジャズ、小編成楽曲、ライブ音源など、音場の広がりと解像度が求められるジャンルに最適
  • 映画やゲームなど、臨場感を重視するエンターテインメント用途にも適しています
  • 駆動性が高く、エントリーから中級レベルのアンプやプレーヤーでもその性能を引き出しやすい設計

FT1PROとFT1の比較評価

デザインの違い
  • FT1: 封閉型ダイナミックドライバーを採用し、胡桃木の背面デザインが温かみを感じさせる。中低域を強調した音質で、ポップスや流行音楽に適する。
  • FT1 PRO: 開放型平面駆動型ドライバーを採用し、アルミ合金のパネルによる工業的でモダンなデザイン。広い音場と高解像度が特徴。
サウンドの比較
  • FT1: 密閉型特有の濃厚でまとまりのある音質。中低域の迫力が強調され、ライブ音源やバラードでその良さが際立つ。
  • FT1 PRO: 開放型の利点を最大限に活かし、広い音場と繊細な音質。高域の透明感や中低域のバランスが良く、クラシックやジャズ、小編成音楽に適しています。
駆動のしやすさ

FT1: 比較的駆動が容易で、ポータブル機器でも良いパフォーマンスを発揮。

FT1 PRO: 平面駆動型ヘッドホンとしては駆動しやすい部類ですが、専用のアンプやハイエンドな機器と組み合わせることでより高いポテンシャルを発揮。

装着感の違い
  • FT1: 柔らかなイヤーパッドで快適。軽量設計で長時間使用にも向いている。
  • FT1 PRO: より大型のイヤーパッドを採用し、耳を完全に包み込むデザイン。通気性が良く、開放型特有の広がりを体感できる。

総合的な評価とFT1PROとFT1の選択

FT1 PROを選ぶ理由
  • 広い音場と高い解像度を求める方
  • クラシックやジャズ、小編成音楽、映画のサウンドトラックを楽しみたい方
  • 開放型の快適さと独特の音響表現を体感したい方
FT1を選ぶ理由
  • 密閉型特有の濃厚で迫力ある音質を好む方
  • ポップスやライブ録音、バラードを主に楽しむ方
  • ポータブル機器を中心に利用したい方

以上です。

関連記事:FIIO FT1PROをヘッドホン祭りで試聴してきました。

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EARL(ライフスタイルDX) 
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EARL

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

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