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FIIO JH5実機レビュー 〜1DD+4BAの万能なリスニングイヤホン、2023年おすすめモデル

Fiio Jh5レビュー

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FIIO JH5の実機レビューです。中国の発売に合わせて購入し、しばらく使用してみたのでレビューをしていきます。

tipsFIIO JH5は1DD+4BA構成のハイブリッド型イヤホンです。サブブランド発のイヤホンであることから、FIIO FH7Sと同じ構成ながら1.5万円と非常にリーズナブルな価格となっています。ただし、価格はリーズナブルとなっていますが、音質面での妥協なく、FH7Sと違ったチューニングを楽しめるモデルとなっています。特に曲のジャンルを選ばない万能なサウンドバランスに加えて、定位感が優れています。
FIIO JH5

FIIO JH5レビュー総括(Summary)

FIIO JH5は1DD+4BAというマルチドライバー構成で1.5万円とリーズナブルです。またFIIOブランドのエントリーモデルのイヤホンと異なり、最も一般的な平型2pinが採用されています。そのため多くのケーブルと互換性があり、よりユーザーが扱いやすくなっています。またデザイン面ではJD1と同じ鏡面加工のフェイスプレートに、樹脂製のシェルとなっています。この3Dプリントながら樹脂製のシェルはこの価格帯では珍しく、鏡面加工のフェイスプレートと樹脂製でドライバーが透けるデザインはまるでハイエンドモデルのような満足感があります。形状も一般的なCIEM型でシェルのサイズも大きすぎず、密閉もしっかりされます。

FIIO JH5のサウンド面では中高音寄りのサウンドバランスで、より女性ボーカルやトーンの高い男性ボーカルにビートするイヤホンです。現代の流行曲に合わせたチューニングと感じる万能さをもっていて、特にYOASOBIとの相性が良いです。キラキラとした高音や音の立ち上がりの良いスピード感、滑らかなボーカルがあります。ちなみボーカルとの距離感は決して近くなく、絶妙な距離感です。これが滑らかなボーカルを演出しています。またマルチドライバーであるため、音数が多い曲もこなすことができ、また楽器の振り分けやそのサウンドもしっかりと捉えることができます。東京事変やクリープハイプというような楽器の振り分けがしっかりした曲では、ボーカルの音像が前方にはっきりとありつつ、左右から楽器が鳴り、定位感も優れています。ただ音のつながりに重点が置かれているからなのか、マルチドライバーの割には分離感(縦の階層)はそこまではっきりしていません。横に広がる音場が特徴的です。低音の量はそこまで感じず、音が軽くなりすぎない最小限の印象ですが、深さは十分にあります。そのため低音が優れたイヤホンほどではありませんが、中高音寄りのバランスのイヤホンの中では定位感の良さと相まって意外とROCKも聴けるサウンドとなっています。

Pros
  • デザインの満足度が高い
  • 互換性の高いコネクタ
  • ボーカルとの距離が絶妙で滑らか
  • 音のつながりが自然
  • 万能なチューニングスタイル
Cons
  • ウォームや低音タイプが好きな人には合わない
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FIIO JH5 発売日・価格

発売日:2023年11月10日(中国) 価格:599元/89.99ドル(1.2万円〜1.5万円)

FIIO JH5の価格は1.2万円〜1.5万円とリーズナブルな価格となっています。同じ構成ではFH7Sというモデルがあり、このイヤホンは日本価格で約7万円です。この価格差は、サブブランドの利益率が低く設定され、またBAドライバーやシェルの樹脂が中国製となっていることが主な背景です。最近では他社でも中国製BAにより、多ドラでも価格が抑えられたモデルが多く存在していますが、FIIO JH5のように樹脂製の透明なシェルまで採用しているのは珍しいです。FIIO JH5も日本で発売があれば、2万円以下のリーズナブルな価格になると予想しています。

FIIO JH5のスペック 〜FH7S、FH15との比較

FIIO JH5の概要は製品紹介記事をご覧ください。スペック表を抜粋します。
FIIO JH5最新情報 ~リーズナブルな1DD+4BA構成イヤホン

POINTFIIO JH5のドライバー構成はFH7Sと全く同じです。一方でBAドライバーがKnowles製ではありません。また付属品も最小限となっています。また3Dプリントのシェルですが、FAシリーズのようにドイツ製ではなく、こちらも中国製となっています。このようにコストを抑えることでリーズナブルな価格となっています。
モデルJH5FH15FH7S
発売日2023年11月10日*中国2023年1月27日2022年10月21日
価格599元約3.8万円
(1499元)
約7万円
(2999元)
構成1DD+4BA1DD+3BA1DD+4BA
DD10mmカーボンベース10mmカーボンベース13.6mm DLCダイアフラム
BA中国製*4Knowles製*3Knowles製*4
重量約7.6g約6.6g約9g
シェル3Dプリント+中国製樹脂
(フェイスプレートは金属製)
アルミニウム合金アルミニウム合金
周波数
応答
20Hz〜40kHz10Hz〜40kHz10Hz〜40kHz
インピーダンス@1kHz13Ω16Ω18Ω
感度@1kHz111dB112dB104dB
ケーブルコネクタ平型0.78/2pinMMCXMMCX
ケーブル4芯編み銀メッキ
(392本の芯線)
2芯編み銀メッキ
(152本の芯線)
8芯編み銀メッキ
(156本の芯線)
ケーブル長1.2m1.2m1.2m
プラグ3.5mmプラグ3.5/4.4mm交換式3.5/4.4mm交換式
付属品イヤーピース2種
HB11ケース
ノズルフィルター3種
HS18/HS19
HB1ケース
など
ノズルフィルター3種
HS18/HS19
Spinfitイヤーピース
HB1ケース
など

FIIO JH5の周波数特性(F特性)

FIIO JH5 周波数特性

FIIO JH5の付属品 〜最小限だが、HB11付

FIIO JH5付属品

FIIO JH5の付属品は最小限の内容となっています。それでもHB11付いているのは地味に嬉しいポイントです。

  • イヤホン本体
  • ケーブル(平型2pin)
  • イヤーピース2種(3サイズ)
  • 説明書

FIIO JH5のケーブル 〜一般的な平型2pin採用

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FIIO JH5ケーブル

直近発売のFIIOブランドのエントリーモデルFD11/FH11では独自2pinを採用していましたが、今回サブブランドJadeAudioのエントリーモデルでは一般的なコネクタを採用しています。JD1はQDC2pinで、今回のFIIO JH5は平型2pinと最も一般的なコネクタとなりました。中国Weiboでもリケーブルをしたいという意見が多い印象だったので、コストパフォーマンスや敷居を下げることを意図するサブブランドでは一般的なコネクタを採用した可能性が高いですね。またケーブルはFIIOブランドのエントリーモデルのアップグレード用と発売されたケーブルと似ていて、少し太めの4芯ケーブルです。取り回しも良いです。

FIIO JH5の外観レビュー 〜満足度の高いデザイン

FIIO JH5デザイン

鏡面加工のフェイスプレート+樹脂製のシェル

FIIO JH5は綺麗なフェイスプレート+3Dプリントの透明度のある樹脂シェルの組み合わせのデザインです。この組み合わせはミドルからハイエンドモデルのイヤホンでよく見るデザインとなっています。特に1.5万円という価格のマルチドライバーのイヤホンで、3Dプリントでありながらも樹脂製のシェルを採用しているのは珍しいです。鏡面加工のフェイスプレートはもちろんのこと、この樹脂製のシェルからドライバーが透けているデザインは、まさにハイエンドっぽく満足度の高いデザインです。

FIIO JH5 サウンドレビュー 〜FIIOの新たな万能モデル

FIIO JH5

絶妙な距離感による滑らかな女性ボーカル

FIIO JH5のサウンドバランスは中高音寄りです。中高音寄りながらも高音は刺さる感じはなく、ボーカルの声は非常に滑らかです。これはボーカルとの距離感が絶妙で、近すぎず、遠すぎずの位置にいて、それが女性ボーカルなどのトーンの高い声でも滑らかに聴くことができます。

楽器の振り分けやサウンドもしっかり感じる定位感

FIIO JH5では、ボーカルとの距離感とマルチドライバーの良さもあり、楽器の音も十分楽しむことができます。東京事変やクリープハイプといった楽器の振り分けが比較的、しっかりとした曲では前方にボーカルの音像がはっきりとありながら、左右から楽器の音も一体となって同時に楽しむことができます。また中高音寄りながらも低音も深めで、音は軽くなっていません。そのため意外にもROCKとの相性もよいです。特に中高音寄りのバランスからエレキギターの音がとてもキラキラしていて気持ちいいです。

流行曲にマッチした万能なイヤホン

FIIO JH5は最近のヒットチャートに載る流行曲に標準を合わせたようなチューニングスタイルで、POPSであれば多くの曲と合う万能なイヤホンです。その中でも特にYOASOBIとは相性がよく、音の立ち上がりが良くスピード感があり、音数の多い曲もしっかりとこなし、さらにその音のつながりは滑らかです。そして特長であるボーカルとの距離感の良さで、曲と声のどちらも甲乙付けることなく、楽しむことができます。これにより万能さも光るイヤホンとなっています。

FIIO JH5とFIIO既存モデルとの比較

FIIO JH5を既存モデルと比較したとき、最も近いサウンドバランスに感じたのは意外にもFX15でした。一方で、同じ構成のFH7Sとはサウンドバランス以外でもあまり似ていません。他方でFH15では低音に似たような質感を持っています。すでにFH7SやFH15が発売したのは1年前ということもあり、構成が同じながらもそのチューニングスタイルは異なります。特にFX15に近いと感じたのはボーカルとの距離感です。ボーカルと楽器をどちらも良いバランスで楽しむことができる共通点を持っています。ただしFX15はESTを搭載していることから、高音の懐の深さがあり、より高音のきめ細やかな詳細性を持っています。下の画像はFIIO JH5とそれぞれ(FX15、FH7S、FH15)と周波数特性を比較したものです。

FIIO JH5 vs FX15
FIIO JH5 vs FH7S
FIIO JH5 vs FH15

以上、FIIO JH5のレビューでした。

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EARL

EARLFIIOファン

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

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