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FIIO2024年新製品情報 〜カセットテープ/レコード/CDの復刻オーディオ編

レトロ2024新製品

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2024年1月にFIIOより2024年新製品計画が公表されました。この記事では復刻シリーズのカセットテーププレーヤー、レコードプレーヤー、ポターブルCDプレーヤーの新製品について日本語に意訳してまとめていきます。なお、新製品情報だけでなく、計画の背景なども公表されていて、それらの内容も含めてまとめていきます。オーディオ業界の動きなどの解説も面白いですので、ぜひ最後までご覧ください。

*2024年新製品の発売日・価格は断りがない限り、全て中国でのものです。
*これらは全て計画である中止・変更の可能性が多分にあります。
*追加情報があれば、随時更新していきます。

FIIO 復刻シリーズの概要

2024年新製品を含めたラインナップ

モデル区別発売日価格
FIIO CP13
(カセットテープ)
2024年1月699元
FIIO TT13
(レコード)
2024年10月中旬1588/BT版1688元
FIIO DM13
(CD)
2024年10月10日899/BT版999元

FIIO 復刻シリーズ動向

まず初めに私(FIIO James氏)はオーディオ業界に30年以上携わっており、オーディオ業界ではベテランだと思っています。幼い頃、SONYのウォークマンに魅了されたからです。2023年初めに、若い頃の記憶を思い出すためにSONYの古いカセットテーププレーヤーを手に入れました。しかし残念ながら、あまりにも長い間放置されていたため、入手したときにはもう正常に動作しませんでした。修理を試みましたが、かろうじて音が聞こえる程度です。そこでカセットテーププレーヤーを自作することを思いつきました。当初の目的は好きな製品を作って、みんなで共有することでした。そのため国内外のユーザーやメディアから、これほど大きな反響を呼ぶとは予想していませんでした。

その後、市場を調査したところ、アナログレコード、CDプレーヤーなど、さまざまなレトロな製品を好むユーザーが多いことがわかりました。きっかけは偶然でしたが、この若い頃の感動を再び体験したいと考えています。そしてこれは非常に重要な点です。カセットテープ、アナログレコード、CDの音質が劣っているわけではありません。これらの旧来製品の品質(SN比、歪み、周波数応答は現代の192K/24Bのロスレスほど良くありません)ではありますが、それが音質の全てを表すものではなく、音色も含みます。さらに言えば中国国内の多くのユーザーが聴いているQQ Musicの256Kbps MP3よりも悪くはないかもしれません。そのため、これらの製品が一般的な消費者の生活から消えた理由は、音質の問題ではなく、むしろ使用体験によるものです。また現代の主流はデジタルメディアですが、結局その多くは低ビットレートで存在しています。つまり192K/24Bのロスレス音源は低ビットレートの音源を完全に排除したわけではありません。

そしてカセットテープ、アナログレコード、CDなどの製品はアナログ時代の特徴(暖かみのある音色)や良さが備わっていると言えます。また家に置くのにもとても良い装飾品です。そこで、私たちはこれらのレトロ製品を復刻させる部門を設立することにしました。2024年に計画する3つの製品に共通するのは、ただの家具やおもちゃとしての位置付けではなく、いずれも音質とデザインが現代的なレベルに基づいた位置付けであることです。ハイエンドではないのは外部環境やユーザー層を考慮しているからです。

(開発の背景として)例えばCP13において、すでにカセットテーププレーヤーのサプライチェーンは基本的に完全に途絶えています。1980年代〜1990年代のカセットテープに比べて設計能力が劣っていると思われていますが、それは正しいか間違っているかはわかりません。ただFIIOとカセットテープのヘッドの製造にこだわる少数のメーカーを30年前の全盛期にあった数十万の企業とは比較できないということです。再生品質のために巨額(数千万から)を投資することである程度の成果は出せるはずです。もう1つの例はレコードプレーヤーです。現代のハイエンドレコードプレーヤー(一般的にエントリーレベルのモデルでも数万元もします)のユーザーはFIIO開発するレコードプレーヤーを気にしないでしょう。またその層はFIIO製品の一般的なユーザーとも異なります。したがって、FIIOはより手頃な価格で、音質設計​​がはるかに優れた製品をレトロを好むユーザーに届けたいと考えています。今年はレトロが流行する年でもあります。もっと色や選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか。

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FIIO2024年新製品情報:復刻シリーズ製品

tipsこの復刻シリーズでは、当初公開されていたカセットテーププレーヤーに加えて、レコード、CDプレーヤーも計画していることが発表されました。現状、詳細が決まっているのはCP13のみであるため、実現するとは言い切れないものの、非常に楽しみな製品シリーズが立ち上がりました。

FIIO CP13(カセットテーププレーヤー)

発売日:2024年4月26日(中国1月22日)  価格:19,800円(699元/99.9ドル)

販売ページ: Amazon  / eイヤホン

すでにプレオーダーが開始されていますので下記の記事で製品概要など詳細をまとめています。

FIIO TT13(レコードプレーヤー)

発売日:2024年10月中旬  価格:1588/BT版1688元

デザインと機能に大きなイノベーションがあります。

追加情報

  • おそらく「TT」はターンテーブルの頭文字を指していると見られます。
  • 中国ではすでに展示が開始されています。現時点で判明しているスペックはBluetooth付、イヤホンアウトはなしです。
  • 8月を目指しているとの情報がありました。
  • 6月に入り、TT13は7月下旬発売予定との発表がありました。(延期)
  • 価格と発売日が正式に公開されました
FIIO TT13

FIIO DM13(ポータブルCDプレーヤー)

発売日:2024年10月10日  価格:格899/BT版999元

計画時点ではスペック情報は出ていません。ポータブルであるということのみになります。

追加情報

  • 秋予定との計画だでしたが、8月を目指しているとの情報がありました。
  • 3.5/4.4 PO出力/3.5/4.4LOも搭載
  • ディスプレイにバッテリー残量表示
  • デスクトップモード搭載
  • USBタイプC出力も可能で、BT11と組み合わせればBT送信もできる
  • 3.5mmOPT/COAXのデジタル出力対応(LOと共通端子)
  • ESP機能もあるので外で使いやすい
  • シルバー以外の透明や別カラーも予定
  • 標準的な音量であればバッテリー持続は8時間
  • 価格と発売日が正式に公開されました

ポータブルラジオ

発売日:未定  価格:300元予定

レコードプレーヤーTT13、CDプレイヤーDM13の発表会にて製品化を発表しました。

FIIOポータブルラジオ

以上です。

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EARL(ライフスタイルDX) 
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EARL

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

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