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FIIO SP3 実機紹介&レビュー ~ 3.5インチウーファー搭載の2WAYスピーカー

Fiio Sp3 デスクトップスピーカー

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FiiO SP3が2023年4月末に中国向けに少量のみ生産され、その生産分を購入することができましたので製品概要と実機紹介をしていきたいと思います。日本の発売も6月23日に決まりました。価格は49,500円です。

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FiiO SP3 発売日・価格

発売日:2023年6月23日 価格:49,500円(中国1999元)

販売ページ:Amazon / eイヤホン

生産がかなり遅れていたため、中国でも5月に正式販売となり、日本では約1ヶ月遅れでの登場となりました。価格は約5万円となりました。円安の状況なので正規価格からそこまで変わらないものの、やはり為替が厳しいという印象です。実際Taobaoの正規店から輸入すると送料や決済手数料がかかるので、4.7万円ほどでした。今はさらに円安になっているので、確認したところ約+2,000円だったので正規店から輸入しようとすると今の為替では価格差がなくなっています。(Aliexpressなどの非正規店の場合は送料などがかからないので5千円前後安くなっています。)

製品概要(Overview)

わかりやすさのため製品紹介ではFiiO販売ページの写真も使用します。

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FiiO SP3はFiiO初のスピーカーというわけではなく、過去にOPPOのスピーカーをOEMしていた実績があります。そのためFiiOブランドとして初のスピーカーとなります。FiiO SP3はアクティブスピーカーでアンプを内蔵しています。特徴は2.35Lサイズのスピーカーでは最大サイズとなる3.5インチのLow/Midレンジのウーファーユニットとツィーターユニットを搭載していながら、一般的なデスクサイズに収まるコンパクトな本体サイズとなっていることです。これによりFiiO SP3は音と空間比で考えたときに妥協しないスピーカーサウンドを出すことができるようです。ウーファーユニットには炭素繊維の振動膜が採用されています。また付属品は7°の角度の付いたゴム製の台座が付属していて、そのままデスク上に配置して、適切な角度をつけることが可能です。

FiiO SP3はこの空間比で優れたパフォーマンスを持つという点が最大の特徴で、デスクという限られたスペースにおいて高い性能を発揮するスピーカーとなっています。この空間比に着目したことで、より大きなスピーカーユニットを搭載したスピーカーにも負けない低音性能があります。これによりデスクに大きなスピーカーを置かなくても、同様の音質を楽しむことができます。

FIiO SP3の周波数特性です。

この周波数特性でのFiiOのアピールポイントで、FiiO SP3はコンパクトなサイズでありながら、60Hzの低音まで再生できることと15Hz〜の高音まで続くフラットな曲線が強みとなっているそうです。

次にFiiO SP3のインターフェースです。

  1. 1インチツィーター
  2. 3.5インチウーファー
  3. RGBライト
  4. ボリュームノブです。一般的なもので、特別な仕様はありません。
  5. Bassブーストの調整ノブです。これは最大8dBの低音を増幅できるようです。最初は違いがわかりませんでしたが、通常のSP3の音が馴染んできたあとで、BassブーストをMAXにするとするとかなり低音が前に出てくるのを感じました。
  6. RCA入力端子
  7. 3.5mm入力端子
  8. RGBライトの切り替えで、青、黄、レインボーで切り替えることができます。
  9. 入力切替でRCAと3.5mmを切り替えることができます。RGBライトの変更に関わらず、RCAに切り替えると青に、3.5mmに切り替えると緑にRGBライトが光るので、入力切替時がわかりやすいです。
  10. 入力元となる側がLとRのどちらの配置としているかを選択するスイッチです。
  11. DCジャックです。
  12. RとLを繋ぐケーブルの端子です。
  13. 電源ボタンとなります。

同梱物

SP3 同梱物

基本的に同梱物で全てが揃いますが、付属がRCA to 3.5mmなので、RCA to RCAが必要な場合は別途用意する必要があります。

  • SP3本体 1組
  • ACアダプターとコンセントケーブル(K7と同じミッキー型でした)
  • ゴム製のスピーカー台座2種類(角度が0°と7°の2種類)
  • RとLを繋ぐケーブル
  • RCA to 3.5mmケーブル
  • 説明書

実機紹介・レビュー

実際に私のデスクに配置した写真です。

FiiO SP3配置

あえてデスクのものをすべて置いたままにしてFiiO SP3を配置した写真を撮りました。SP3の高さは7°の台座込みで18.5cmで、DK3Sに置いたFiiO M15Sと同じくらいの高さです。台座を角度のないものにすれば16cmほどです。次にSP3の横幅は最も幅のある部分で12cmで、M15Sの1.5倍というイメージです。SP3の奥行きは約13cmで、これはK7の15cmより少し小さいです。写真のとおり、コンパクトなサイズ感であるため、デスク上での圧迫感はありません。正面奥に置いてあるスマートスピーカーはDENON HOME 150というコンパクトサイズのモデルで、このスピーカーより奥行きがやや大きくなります。

次にFiiO SP3を近くから撮影した写真です。

FiiO SP3デザイン

当初、FiiO SP3の購入前は外観のデザインが無骨な印象を受けていましたが、SP3の実物を見ると、横縞な加工と流線型のような形により、意外とスマートで馴染みやすいデザインに感じました。デスクを黒で統一していれば、SP3を置いても馴染みやすいと思います。また金属製の本体は見た目は安っぽくなく、金属という剛性な素材が丁寧に加工されているのを感じとることができ、精巧な作りである点も好感度が高いです。このデザインによって木製や丸みを帯びたデザインだと合わないようなモード調のデスクでも雰囲気はマッチしやすいと感じました。その他、SP3のRGBライトはそこまで強い主張はなく、控えめなライトです。部屋を暗くしても目立つような光り方はしません。この点はゲーミングスピーカーのようなピカピカのRGBライトを想像するとギャップがあると思います。

Twitterでは空気録音を投稿しています。FiiO SP3の音が気になる方はぜひ私のアカウントを覗いてみてください。インプレッションとしてはスッキリとしたサウンドで、イヤホンで言えば寒色系でモニターライクなサウンドです。低音から高音まで満遍なく、楽しむことができます。ただし、このバランスの良いサウンドは、テレビ向けのサウンドバー等と異なり、ドラマや映画、Youtubeを見るときに人の声が聞き取りづらい時があります。また低音を調整することで量を調整することができますが、ずんずん来るような低音ではありません。一方で、低音が前に出過ぎず、机の上でスッキリと横に広がるサウンドはクセがなく、万能でどのジャンルの音楽でも楽しむことができます。

以上です。

販売ページ:Amazon / eイヤホン

▼その他のFIIO製品レビュー記事へのリンク
FIIO製品レビュー記事一覧

最後にFIIO公式によるSP3のCG動画のリンクを貼っておきます。構造がわかりやすいです。

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EARLFIIOファン

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

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