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Shure RMCE-TW2とFiiO UTWS5を実機比較レビュー!おすすめは・・・

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最近イヤホンが増えてきまして、お気に入りのイヤホンを無線化できたらと思ってワイヤレスアダプターを探していたところ、Shure RMCE-TW2とFiiO UTWS5の2機種の評判が良さそうだったので比較検討をしました。結果的に私はShure RMCE-TW2を選び、その後でFiiO UTWS5が中古でお買い得価格だったので、UTWS5も買いました。この2機種を比較検討されている方が多いと思いますので、今回は実際にこの2機種を持っているからこそ、スペックだけでなく、ユーザー目線でどちらがおすすめかを比較していきたいと思います。

結論としては価格を気にしないのであれば「Shure RMCE-TW2」がおすすめです。それはFiiO UTWS5に対して以下の3点が明らかに優位性があるからです。(追記)UTWS5はアップデートにより外音取り込み(アンビエント)モードに対応しました。そのためフィット感とマイク性能で選ぶ場合はShure、音質重視ならUTWS5という結論に変わりました。またUTWS5は2pin版を唯一持ってますので2pinのイヤホンをTWS化された方はFiiO UTWS5 2pin版の一択であると思います。

この評価の前提としてFiiO UTWS5の優位性であるaptX Adaptive対応による大きな音質改善、遅延回避の差を感じられなかったこともあります。

<Shure RMCE-TW2の優位性>

  • フィット感
  • 外音取り込みモードの搭載(追記:UTWS5も対応するようになりました)
  • マイク性能

それでは詳しく比較していきたいと思います。

FIIO
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①ケース外観、装着イメージの比較

まず初めにFiiO UTWS5とShure RMCE-TW2のケース外観や重さ、装着イメージの比較です。こちらは実際の写真を見ていただいた方がわかりやすいと思います。

ケース外観、重さ

<ケース外観の比較>
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Shure RMCE-TW2はケースの重さを公表していないので実際に重さを測ったところ、FiiO UTWS5は130g(ケースのみ106g)、Shure RMCE-TW2は136g(ケースのみ112g)でした。僅かにShureの方が重いですがほぼ同じです。感覚的には写真の通り、Shureのケースが一回り大きいのでもっと重く感じていましたが、実測ではほぼ変わらないというはちょっと驚きでした。アダプター本体はどちらも8g前後でこちらも同じです。

装着イメージ

<装着イメージ:FiiO UTWS5>

UTWS 装着1
UTWS装着2

<装着イメージ:Shure RMCE-TW2>

TW2 装着1
TW2 装着2

これも写真だとわかりやすいのですが、Shure RMCE-TW2の方が、FiiO UTWS5よりもフィット感があります。これは決して強い締め付けのあるフィット感ではありません。右側の写真のように対してShure RMCE-TW2は耳に密着しています。対してUTWS5はイヤホンの本体を耳にはめ込む引っかかりに依存していて、アダプター自体はあまり耳に密着していません。アダプター部分はメガネをかけるように乗っかっているだけというイメージです。そのため下を向いた時にイヤホン本体が重い、またはフィット感の小さい半開放型イヤホンを使う場合にはFiiO UTWS5が落ちることがありました。このことから特にランニングやジョギングなどのスポーツで利用される場合はShure RMCE-TW2の方が優れています。装着感については個人差もありますのでその点はご了承ください。

また装着感に影響しているかわかりませんが、端子の固さという意味ではShure RMCE-TW2は本体がくるくる回りやすく端子の接触に余裕があります。抜けづらいわけではないのですがMMCXが緩く本体の向きに柔軟性があります。これにより本体の向きとアダプターの向きをフィットさせやすいです。一方でFiiO UTWS5はカチッとハマり、端子付近で回りづらいです。これが使用による劣化がどうかはわかりませんが、Shure RMCE-TW2の端子が緩いために重い本体のイヤホンだと装着時は問題ないものの、保管時に箱にハウジングが当たって傷つける可能性があります。そのためどちらも一長一短の特徴になります。

②スペック比較

こちらは実際に公表されている情報を引用します。価格はeイヤホンの価格です。スペック上ではほとんど同じですが、ポイントとしてFiiO UTWS5はaptX Adaptiveに対応、Shure RMCE-TW2は外音取り込みモードが搭載されているという点が大きな違いになります。この後音質面のレビューで紹介しますが、確かにaptX Adaptiveは優れているものの、外で使うという利用シーンにおいては外音取り込みモードの搭載の方が用途としては便利です。この辺りは何を重視するかという点もあると思うので一概にはいえませんが、TWSにおいては外音取り込みモードがあった方が安全と感じています。

項目FiiO UTWS5Shure RMCE-TW2
価格¥22,000¥24,970
最大再生時間
(ケース込)
8時間
(30時間)
8時間
(32時間)
BluetoothチップQCC5141
Bluetoothバージョン5.25.0
BluetoothコーデックSBC/AAC/aptX/
aptX Adaptive
SBC、AAC、aptX
DACチップAK4332*アンプ一体型Shure独自設計
防水IPX4準拠IPX4準拠
外音取り込みモードあり(追記:FWで対応)あり
アプリ操作ありあり
イコライザーありあり
本体ボタン操作ありあり
マイクありあり

③サウンド、マイク性能の比較

音質比較レビュー

はっきり言って大きな違いはありません。aptX adaptiveを利用した場合に限り、FiiO UTWS5の方が音質面で若干、優れていると感じますが、外で使った場合にはそこまでの差を感じませんでした。また音の遅延においてもSBC接続でもYoutube視聴程度でしたらそこまで気にならなかったです。

ただし、Shureの外音取り込みモードでは外音取り込み音量を最大にした場合にはホワイトノイズが発生します。これはオーディオインターフェースなど取り扱ったことがある方は理解があると思うのですが、マイク音量を上げた際に出るホワイトノイズと似ています。外で利用する際には気になりませんが、室内に戻ってきた際には気なるノイズになります。この点は本体のボタンをダブルクリック(初期設定時)で切り替えができるので、静かな場所では通常モードの利用が良いです。この辺りはテレワークだと使いづらいかもしれません。

なお、音質面の絶対評価としてはどちらの機種も2万円程度のワイヤレスイヤホンくらいの音質性能という印象です。イヤホン自体の性能にも左右されると思います。試しにFiiOのフラグシップイヤホンFD7をつけてみましたが、音質も少しよくなったかな?程度で、同じFiiOのエントリーイヤホンのFA1と比較しても有線ほど大きな差はありませんでした。そのためイヤホンの性能による過度な期待は禁物です。

マイク性能比較レビュー

ボイスの録音アプリでそれぞれ録音してみましたが、そこまでの性能差は見られませんでした。ただしFiiO UTWS5の方は感度は高かったので環境音を拾いやすいかもしれません。また感度が高いためにホワイトノイズも大きいです。FiiO UTWS5のマイク性能の評判があまり良くないので、このマイク感度が影響しているものと見られます。

最後に

これでShure RMCE-TW2とFiiO UTWS5を実機比較してみました。BluetoothコーデックでaptX adaptiveに対応というFiiO UTWS5は魅力がありますが、実際に使ってみて音質面に大きな差は感じられないためShure RMCE-TW2の方が利便性や装着感の良さからおすすめです。価格面でも新品で購入する際の価格差は2,000円と小さいので、Shure RMCE-TW2が良いと思います。ただし中古相場になりますとShure RMCE-TW2が1.5万円〜1.8万円程度、FiiO UTWS5が1.0万円〜1.4万円と価格差が大きくなる場合があります。そのためより価格重視で選ばれるのでしたらFiiO UTWS5の中古はとてもコスパが高いと思います。

(追記)UTWS5は追加のアップデート等もあり、機能改善が図られています。特に直近のベータファームウェアではLDACへの対応も公開されました。今後より音質面の改善が期待されることから、装着感よりも音質を重視されるユーザーにとってはUTWS5は魅力的な選択肢となっています。

(追記②)UTWSは2023年のいずれかのタイミングで販売終了となる見込みです。次世代機となるUTWS2023は現時点で発売時期は未定です。

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Shure RMCE TW2:Amazon / 

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EARLFIIOファン

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

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