当ブログでは広告を使用しております。

FIIO2024年新製品情報:スピーカー編

スピーカー2024年新製品情報

本記事では広告を使用しております。

2024年1月にFIIOより2024年新製品計画が公表されました。この記事ではスピーカーであるSPシリーズの新製品について日本語に意訳してまとめていきます。なお、新製品情報だけでなく、計画の背景なども公表されていて、それらの内容も含めてまとめていきます。オーディオ業界の動きなどの解説も面白いですので、ぜひ最後までご覧ください。

*2024年新製品の発売日・価格は断りがない限り、全て中国でのものです。
*これらは全て計画である中止・変更の可能性が多分にあります。
*追加情報があれば、随時更新していきます。

FIIO スピーカー概要

新製品を含めたラインナップ

モデル区別発売日価格
SP52024年12月5000元以内
SP3BT2024年5月17日
(中国4月3日)
64,900円前後
(2299元)
SP3既存2023年6月23日49,500円
(中国1999元)
SP1企画段階企画段階

FIIOスピーカー動向

FIIOの古くからのファンは最初の製品が小型スピーカーであったことを知っているかもしれません。その後、FIIOはなぜかイヤホンという馴染みのない業界に参入してしまいました。したがって、FIIOはスピーカー製品の技術と市場について比較的深い理解を持っています。まずローエンド市場では、Edifierに代表される中国ブランドは、販売量とサプライチェーンの優位性に基づき市場シェアを拡大してきました。2008年にEdifierが販売した2.1システムの価格は99元だったと記憶しています。次にハイエンド市場における海外の伝統的なブランドに優位性があります。技術的な音質はさておき、市場自体が大きくなく、新規ブランドはおろか、Edifierですら勝てていない状況です。このような中、なぜFIIOは2023年にアクティブスピーカーSP3を発売したのでしょうか? FIIOのDAC/アンプを使う多くのユーザーがヘッドホンとスピーカーの両方を使用していることがわかりました。そこで、システムマッチングとエコシステムの構築ニーズを考慮し、外観、機能、音質をよりマッチングできるよう、FIIOユーザー向けのデスクトップHIFIシステムを開発しました。2024年は発売が遅れているスピーカー2機種に加えて、できればよりコストパフォーマンスの高いエントリーモデルのSP1を作りたいと考えています。

画像 4
広告

FIIO2024年新製品:スピーカー(SPシリーズ)

tipsFIIOのスピーカーにおける2024年新製品は主には2023年に計画していたSP5とSPBTがメインとなっています。特にWeiboiを見ているとSP3の人気は高く、SP5への期待は高いように感じています。個人的にはサイズが大きいとデスクの上に置きにくくなってしまうので、企画段階であるSP1を楽しみにしています。

FIIO SP5(新たな上位モデル)

発売日:2024年12月  価格:5000元以内

SP3は海外ブランドと同じ体積(デスク上を占有するスペース)で価格を考えると非常にパフォーマンスの優れたモデルです。しかし結局のところ、スピーカーの音質 (特に低周波、ダイナミックレンジ、歪みのない最大音量) は、スピーカーの直径サイズとスピーカーの音量の物理的制限によって制限されています。したがって、SP5はSP3よりも一つ上の位置付けであり、左右独立駆動(左右のスピーカーにそれぞれパワーアンプが内蔵)です。外観は基本的にSP3を拡大したもので、アルミ合金のダイカスト技術がそのまま採用される予定です。

追加情報

  • 中国では展示され始めています。現時点で判明しているスペックでは、5.25インチユニット、BT付、バランス入力付です。SP3の1.5倍ほどの大きさになっている模様です。見た目からはフロントにボリュームノブがついています。
FIIO SP5

FIIO SP3BT(SP3のBT機能追加版)

発売日:2024年5月17日(中国4月3日)  価格:64,900円前後(2299元)

FIIO SP3BTはSP3にBluetoothレシーバー機能を追加するものです。 SP3は、FIIOのデスクトップ型DAC/アンプまたは R7やBR13、BTA30ProなどのFIIOのBluetoothレシーバー機能と組み合わせて使用することを想定しています。そのため、R7などの製品にはBluetoothレシーバー機能が備わっているため、Bluetooth機能の追加は開発時に考慮していませんでした。しかし、FIIOのデスクトップ型DAC/アンプやR7などを買わなくても使えるようにBluetoothレシーバー機能を追加してほしいというユーザーも多いです。また、K7BTと同様に、Bluetooth入力機能の追加が販売にどの程度の影響を与えるかを確認したいです。

追加情報

  • 4月3日に中国で発売開始となります。
  • スペックはSP3のBT機能を追加したものです。
  • QCC5124のBTチップを搭載し、LDACやaptX adaptiveなどロスレスコーデックにも対応
  • FIIOアプリから10段階のPEQ設定が可能

FIIO SP1(新たなエントリーモデル)

発売日:企画段階  価格:企画段階のため未公表

FIIO SP1は型番の通り、FIIOスピーカーのエントリーモデルです。ただし、必ずしもSP1という表現に相応しくなるは限りませんし、SP1/SP3/SP5を並べたとき、SP1とSP3/SP5は異なるモデルとなります。エントリーモデルとしての最大の違いは、はるかに安価な木箱を採用することです(実際、木箱を使用することには非常に消極的です。なぜなら間違いなくEdifierと競合するためです)。したがって、FIIO SP1の外観はまだ完成していません。結局のところ、コストをコントロールし、差別化を達成することが非常に難しいのです。時期が来たら、いくつかのソリューションを公開し、どれがユーザーのニーズを満たすことができるかを確認する予定です。

以上です。

最後までご覧いただき誠にありがとうございます。X(Twitter)ではブログの更新情報のみならず、FIIOの速報情報も発信しています。ぜひフォローして最新情報を取得してください。

 

EARL(ライフスタイルDX) 
X(Twitter)アカウントへのリンク
EARL

EARLFIIOファン

FIIO製品を中心としたオーディオ情報を発信しています。FIIO製品は専門的に最新情報を最速でお届けすることを目指しています。当ブログではFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品の多くを購入し、レビューを行なっております。

関連記事