
FiiO X3 Mark IIIは、Android OSを搭載していない純粋なDAPです。そのため、ストリーミングサービスには非対応ですが、SDカードに保存した音楽を高音質で楽しめるのが特徴です。また、近年のDAPの多くが旭化成(AKM)やESS製のDACチップを採用しているのに対し、X3 Mark IIIはBurr-Brown(TI)製のDACチップを搭載しています。本記事では、M9との比較や音質の特徴、どんな人におすすめできるのかをレビューしていきます。
製品概要
製品ページ https://www.fiio.jp/products/x3-mark3/
製品種別:デジタルオーディオプレイヤー(DAP) *生産終了品
DACチップ:Texas Instruments製 PCM5242
X3 Mark IIIのレビュー|TI製のDACチップ採用のDAP
X3 Mark IIIの音質は、FiiO M9と比較すると、高音域が刺さりにくく、よりナチュラルなサウンドが特徴です。
X3 Mark IIIとM9の共通点
- 高音域の解像度はやや低め
X3 Mark IIIの優位点
- 高音域が刺さりにくい
- 長時間のリスニングでも聴き疲れしにくい
M9の優位点
- 音の情報量はM9のほうがやや豊富
- Bluetoothレシーバー機能を搭載
このため、ナチュラルなサウンドで長時間音楽を楽しみたいならX3 Mark III、より音の情報量が欲しい場合はM9がおすすめです。
X3 Mark IIIの使い勝手|シンプルなDAPとして優秀
X3 Mark IIIはAndroid OSを搭載していないため、ストリーミングサービスは利用不可です。その代わり、SDカードに保存した音楽ファイルを手軽に再生できるため、純粋なDAPとしての使いやすさに優れています。一方で、M9にはBluetoothレシーバー機能が搭載されているため、スマートフォンからLDACやaptXで音楽を送信することが可能です。
選び方のポイント
- DAP単体での音楽再生を重視するならX3 Mark III
- Bluetoothレシーバー機能を使いたいならM9
X3 Mark IIIの中古価格とコストパフォーマンス
現在、中古市場ではM9の価格が比較的高騰しているため、コスパを重視するならX3 Mark IIIのほうがおすすめです。
まとめ|X3 Mark IIIはシンプルなDAPを求める人に最適
FiiO X3 Mark IIIは、ストリーミング非対応ながらも、Burr-Brown DACを搭載し、聴き疲れしにくいナチュラルなサウンドを実現したDAPです。
こんな人におすすめ!
- シンプルにSDカードの音楽を高音質で聴きたい
- TI製のDACチップ採用のDAPが欲しい
- 長時間のリスニングでも疲れにくいサウンドが好み
- M9の価格が高すぎると感じる
Bluetoothレシーバー機能が必要ならM9が有利ですが、純粋なDAPとして使うなら、価格と音質のバランスを考えるとX3 Mark IIIのほうが魅力的な選択肢です。
以上です。

EARL(ライフスタイルDX)
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