
目次
FiiO BTR3Kは、前モデル「BTR3」からの正統進化した高コスパなBluetoothレシーバーです。DACチップをデュアル構成にし、さらにバランス出力(2.5mm)に対応したことで、一気に音質が向上しました。本記事では、BTR3Kの音質やBTA30Proとの違い、競合機種SHANLING UP4との比較などをレビューします。
製品概要
製品ページ https://www.fiio.jp/products/btr3k/
製品種別:Bluetoothレシーバー/DAC
DACチップ:AK4377A
FiiO BTR3Kのレビュー|味付けのある聴きやすいサウンド
BTR3Kの音質は、1万円という価格帯では非常に優秀で、BTR3からの進化をしっかりと感じられる仕上がりになっています。
BTR3Kの特徴
- DACチップを2基搭載し、バランス出力に対応
- BTA30PROより解像度は低いが、音楽向けの味付けが心地よい
- ややクロストーク気味で、解像度の低さはあるが価格を考えれば十分
- DACモードでもBluetoothレシーバー使用時と同じ音質を維持
高音域がシャープすぎず、自然な音作りのため、長時間のリスニングでも疲れにくいのが魅力です。
SHANLING UP4との比較|用途に合わせて選ぶ
BTR3Kの対抗機種として、SHANLING UP4が挙げられます。どちらも人気のBluetoothレシーバーですが、音質や使い勝手には違いがあります。
SHANLING UP4の優位点
- Bluetoothレシーバーとしてのシングルエンド(3.5mm)出力はUP4が圧倒的に優秀
- 解像度が高く、細かい音の表現が得意
FiiO BTR3Kの優位点
- DACモードではUP4よりも聴きやすいサウンド
- 無理に解像度を上げすぎず、ナチュラルな音作り
- Bluetoothレシーバー、DAC両方で安定した音質を提供
選び方のポイント
- 3.5mm接続でBluetoothレシーバーとしてメイン使用ならUP4
- DACモードも活用したいならBTR3K
BTR3Kのサイズ・携帯性|コンパクトながら機能性を向上
BTR3Kは、前モデルBTR3とほぼ同じサイズながら、新たに2.5mmバランス端子を追加しています。また、UP4と比較すると、2/3程度のサイズのため、よりコンパクトで持ち運びしやすいのも魅力です。
BTR3Kの携帯性のメリット
- 2.5mmバランス端子を追加しつつ、サイズはほぼ据え置き
- UP4よりもコンパクトで持ち運びに優れる
FiiO BTR3K vs BTR3|買うならBTR3K一択!
BTR3Kの登場により、前モデルBTR3の中古価格は半額程度まで下がっています。しかし、価格が安いからといってBTR3を選ぶのはおすすめできません。
BTR3KとBTR3の比較
比較項目 | BTR3K | BTR3 |
DAC構成 | デュアル | シングル |
バランス出力 | あり(2.5mm) | なし |
結論:中古でもBTR3ではなく、BTR3Kを選ぶべき!
BTR3を買うと、音質面で不満が出やすく、結局BTR3Kを買い直すことになる可能性が高いです。私自身、安さにつられてBTR3を先に購入して失敗した経験があります。そのため、新品・中古を問わず、買うなら迷わずBTR3Kを選ぶことをおすすめします!
まとめ|FiiO BTR3Kは高コスパなBluetoothレシーバー&DAC
FiiO BTR3Kは、BTR3からの進化によって、DAC2基搭載・バランス出力対応・サイズそのままに音質向上と、多くの改善が施されたモデルです。
こんな人におすすめ!
- バランス出力(2.5mm)を活用したい
- Bluetoothレシーバーとしても、DACとしてもバランスの取れた音質が欲しい
- コンパクトなBluetoothレシーバーを探している
- UP4の高音域がシャリシャリしすぎると感じる方
BTR3Kは、1万円という価格帯で非常にコスパが高く、エントリー向けBluetoothレシーバーとして今でも優秀な選択肢です。もしBTR3KとBTR3のどちらを買うか迷っているなら、迷わずBTR3Kを選びましょう!
補足:FiiO BTR3の製品概要
製品ページ https://www.fiio.jp/products/btr3/
製品種別:Bluetoothレシーバー/DAC *生産終了品
DACチップ:AK4376A
以上です。

EARL(ライフスタイルDX)
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