
Fosi Audio K7の製品概要
ゲーミングと高音質を両立する多機能ヘッドホンアンプ
ゲームで勝ちたい、でも音質も妥協したくない──そんなユーザーの声に応えるべく、Fosi Audioは「K7」を開発しました。K7は、ハイレゾ音源対応の高性能DAC「AKM4493SEQ」を搭載し、Bluetooth接続やマイク入力まで対応したオールインワンのUSB DAC&ヘッドホンアンプです。
FPSゲームに特化した定位感
FPSゲームでは、敵の足音や銃声の位置が正確に把握できるかどうかが勝敗を分けます。K7は、左右の音の分離と方向感の再現性に優れており、ゲームの世界に没入できるサウンドステージを実現しています。
AK4493SEQ+XMOS+TPA6120A2の高性能構成
DACにはAKMの最新チップ「AK4493SEQ」を採用し、繊細かつナチュラルな音質を提供。USBレシーバーにはXMOS XU208、ヘッドホンアンプにはTI製TPA6120A2を搭載。ハイレゾ音源からゲーム音声、映画鑑賞まで、多彩な用途に対応します。
Bluetooth接続&マイク入力対応
BluetoothにはaptX対応のQCC3031を採用。スマートフォンやSwitchなどとの無線接続も快適です。さらに3.5mmマイク入力端子を備え、PCとの通話やゲーム中のボイスチャットにも対応。USB接続時には音声の双方向通信が可能です。
豊富な入力と幅広い互換性
USB-C、同軸、光デジタル、AUXといった4系統の入力に加え、6.35mm/3.5mmのヘッドホン出力、RCAライン出力も完備。WindowsやMacはもちろん、PS5、Switch、Xboxなどのゲーム機にも対応しています。
Fosi Audio K7のスペック
項目 | 内容 |
---|---|
DACチップ | AKM AK4493SEQ |
USBレシーバー | XMOS XU208 |
Bluetoothチップ | Qualcomm QCC3031(aptX対応) |
ヘッドホンアンプIC | TI TPA6120A2 |
対応PCMフォーマット | 最大32bit/768kHz(USB) |
対応DSDフォーマット | DSD512(USB) |
入力端子 | USB-C、光デジタル、同軸、AUX |
出力端子 | 6.35mm、3.5mmヘッドホン出力、RCAライン出力 |
マイク入力 | 3.5mm(USB使用時にPCと双方向通信可) |
対応デバイス | Windows、Mac、PS5、Switch、Xbox など |
サイズ | 104mm×120mm×36mm |
筐体素材 | アルミニウム合金 |
Fosi Audio K7のレビュー
製品について
AK4493EQ搭載のオーディオインターフェース?です。?をつけたのはマイク入力が3.5mmしかなく、本来のオーディオインターフェースとしての役割が小さく、どちらかのいえば多機能DACという方がいいかもしれません。入力がUSBの他、BT、OPT、COAXが可能でUAC1.0対応なのでSwitchやPS5での利用も可能とみられます。OUTPUTには3.5mm/RCAに加えて、バランス出力にも対応しています。
デザイン
使いやすさと外観の良さをバランスよく実現しています。ボディの素材は一般的なDACにあるようなアルミニウム合金制で、安っぽくなってはいません。
使いやすさ
全てのファンクションにそれぞれボタンが割り当てられていて、操作感はかなりいいです。INPUTの切り替えや音量調整など基本的な機能に簡単にアクセス/操作可能です。特にゲームしながらでも、Bass/Trebleのバランスを即座に調整できるので、EQまで必要とされない方なら重宝する機能です。
サウンド
AKチップのイメージとは違って、Fosiオーディオ共通の似たようなサウンドバランスです。やや高音が刺さる、中高音寄りかつ寒色系のサウンドです。過去にSK02というESSチップを搭載したDACをレビューさせていただいたことがありますが、傾向は近しいです。
しかし今回は前述のBass/Trebleを簡単に調整できる機能があるので、好みのサウンドにすぐに調整できました。ご参考までに、私はずっと真夜中でいいのに。をよく聴きますが、結構、高音にしゃりしゃり感が出てしまっていたので、Trebleを-6(max)で、Bassを-2にしたら、ハイトーンの女性ボーカルも嫌な刺さりはなくなりちょうどよくなりました。
まとめ
このように多機能でありながら、自分の好みのサウンドに即座に調整できるので、ゲームも音楽もすべてをオールインワンで、さらにリーズナブルに楽しみたいという方におすすめです。
Fosi Audio K7が気になった方は以下より購入可能です。
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EARL(ライフスタイルDX)
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