
手軽にイコライザーと思って買ったサウンドブラスターG3を返品しました。この記事ではサウンドブラスターG3のレビューと返品理由について紹介します。
それでは早速レビューです。
サウンドブラスターG3のレビュー
<良かった点>
- ボイスチャットとゲーム音をミックスできる
- ボイスチャットとゲーム音のバランス調整も可能
- ゲーム音側のみの音量調整もできる
- アプリで簡単にイコライザー設定ができる
<悪かった点>
- 音源はType-Cのみ
- イコライザーは確かに手軽だったが、性能は低い
- 音量設定が電源オフのたびに毎回リセットされる
この機種の接続端子はType-Cのみですが、付属でUSBタイプA変換プラグがついています。しかし変換プラグを利用して接続したらパソコンが認識しませんでした。Macが原因かと思いましたが、Windowsパソコンでも試しましたが認識しませんでした。流石にこれは仕様と違うので返品しました。
特にイコライザー機能がいまいち
この返品には先ほど記載した「悪かった点」も理由としてあります。
この製品が売りにしているイコライザー機能ですが、あまり効果はありませんでした。下位機種なので性能が低いのは覚悟していましたが、オーバーイヤー型のヘッドホンでやるのと大差ありませんでした。私はApexをよくやりますが、サウンドブラスターG3とオーバーイヤー型のヘッドホンを使った場合とではオーバーイヤー型の方が足音がクリアに聞こえ、音の立体感もありました。
これはサウンドブラスターG3の音の解像度が低いことに起因していると思います。
仕様上はハイレゾである最大サンプルレート96khzに対応しているため、デコーダー(DAC)としての機能が低い可能性があります。G3のイコライザー機能は主に特定の音域をブーストすることで、足音など聞きたい音を聞こえやすくする機能となりますが、そもそも音の解像度が高くなければ意味がありません。特に足音は小さいので、ブーストするためには音の解像度が高くないと根本的に難しいと思います。
ボイスチャットとゲーム音のミキシングはPS5内の機能でも可能ですので、正直5,000円という価格には見合わないと判断しています。この価格でミキシングができて、イコライザーの性能も良いというのはあり得なかったですね。ただType-C接続可能なので、例えばPS5やPCではなくiPadシリーズでゲームに使う場合にはピッタリの商品だとは思います。
G3のようなエントリー機種はコスパが良い製品もたくさんありますが、実際に使ってみないとわからないのが難しいです。結果的に安い機種で失敗して上位機種を買うなら最初から買っておけばよかったとなりますから。
今回のG3も性能不足で、上位の機種でないと根本的な解決にはならないと思います。もし購入するのであれば最初からgc7の上位機種が良いと思います。gc7はオーディオ機器にも使われているデコーダー(DAC)チップを搭載しています。それによってゲーム音の解像度が上がるので、イコライザーの効果も高くなるかも?と想像しています。しかし、ゲーム専用のオーディオ機器で2万円近くするので高いですよね。
G3の他、MixampやGameDacなどゲーミングDACがゲームの音をよくしているのか実際に比較を行ってみました。Mixamp、GameDacは購入も行いレビューしています。
PS5おすすめDACはどっち?!Astro Mixamp ProとBTA30proを徹底比較
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