すでに2023年新製品についてはこちらの記事で全てまとめています。そのため全体をご覧になりたい方は下記をご覧ください。
この記事ではカテゴリー別にドングル型DAC製品であるKAシリーズの新製品情報をまとめています。このカテゴリーはすでに日本発売済みのKA5がとても良い製品でしたので、FiiOのドングル型DACとしてフラグシップとなるKA7が楽しみになっています。
またすべて記載の時期は、あくまで計画であり、大幅に遅れる製品も出てきます。特にマイナーチェンジではない新製品は、基本的に遅れると考えた方が無難です。今後出てくる製品くらいの気持ちでいましょう。
FiiO 2023年新製品 KAシリーズ(ドングル型DAC)
ストリーミングメディアの対応やスマートホンがヘッドホンジャックを廃止したことで、この小型のドングルDACは、ここ数年、急速に成長しているセグメントです。シンプルさやポータビリティ、コストパフォーマンスがユーザーから愛されています。FiiOは2022年のKA3発売以降、すでにKA1、KA2、KA3と3つの製品をリリースしています。2023年になっても、FiiOはすべてのユーザーニーズを満たす製品ラインナップを完成させることに焦点を当てています。しかしながら、このドングルDACはサイズや消費電力の制約があり、製品間での差別化が急激に減少し、特徴を出すことが難しくなってきているのも事実です。ただし、難しいからといって、できないわけでなく、楽しみな部分でもあります。
ブログコメント:FiiOとしてはドングルDACはKA5の発売が遅れていることから、あまり注視していないと思っていましたが、どちらかといえばFiiOらしさを出すのが難しいので開発ができていないという印象ですね。James社長もそこが楽しみな部分であるとのことですから、まだ企画段階であるもののKA7や駆動力の限界に挑戦するKA13はとても楽しみな製品です。またKA13が発売するものの、KA3含め全ての製品が続投で、KA3については価格を下げる可能性もあるそうですからよりコストパフォーマンスの優れた製品になりそうですね。
FiiO KA7(新製品)
発売日:2023年10月(企画段階) 価格:1,300元(2.6万円)
FiiO KA7はFiiOのフラグシップドングルDACとなりますが、まだ企画段階で、発売はもっと先になるかもしれません。FiiO KA7の主旨は、現在の制約から脱却し、より大きなイノベーションを起こすチャンスがあるかどうか、スマートホンとドングルDACの好きなユーザーに新しいものを提供することです。これまでの繰り返しや、すでに市場にある製品に近いものはやらないことにしています。例えばマグネット式の収納部を持つ設計など様々な検討をしています。
FiiO KA5(新製品)*日本発売済み
発売日:4月21日(中国3月16日) 価格:22,000円(799元)
FiiO KA5は画面付きのドングルDACです。CS社のフラグシップDAC CS43198を2基搭載し、独立した音量調整機能を持つ古典的なDAC+オペアンプのアーキテクチャと、比較的豊富なUIの設定機能を持ちます。ディスプレイの追加により、インタラクションが容易になり、ドングルDAC本体でほぼ全ての操作や設定ができるようになっています。デザインや技術ももちろん強化されています。
こちらも購入していますので、さらに詳しい情報はレビュー記事をご覧ください。
FiiO KA13(新製品)
発売日:2023年9月 価格:500元(1万円)
FiiO KA13は現行モデルKA3の後継機です。400元(8,000円)以上という価格帯と、3.5mm+4.4mm / DAC+オペアンプアーキテクチャという構成は、現在オーディオマニアにとって最もメインストリームになっています。KA13では外観の変更以外にも、DACを一新し、ドングルDACの駆動力の限界を大幅に向上させる技術(FiiOの特許)を導入する予定です。とても楽しみな製品となります。
FiiO KA3(既存製品)
FiiO KA3はFiiOのドングルDACにおけるメインモデルで、発売以来、精巧な作り、タフなデザイン、高い出力パワー、そしてFiiOが誇るサービスと品質で、広く普及しています。KA3はこの価格帯のベストセラーモデルとなっています。FiiO KA3はES9038Q2M+独立オペアンプのアーキテクチャで、ドングルDACの中で最も高い出力を持っています。2023年には同価格帯の新製品KA13を発売する予定ですが、KA3は継続し、チップやその他部材のコストが下げられれば、価格も下げる予定です。KA3は引き続き販売します。
FiiO KA2(既存製品)
FiiO KA2はUSB CとApple Lightningの2種類が用意され、シーラスロジック社のCS43131を2基搭載し、USBインターフェースチップはCT7601です。CS43131はDAC+アンプのチップでもあるため入手が容易です。デザインもシンプルで、消費電力も低く抑えられています。KA1と同様に、他社との音質差は非常に小さいです。ただし、ブランドやサービス、外観、価格などは考慮すべきです。またKA2はAppleバージョンのように変換アダプターを必要としないドングルDACは少ないです。
FiiO KA1(既存製品)
FiiO KA1もUSB CとApple Lightningの2種類が用意されています。ESS社のシングルチップソリューションであるESS9281PROを使用しています。現実的な話として、9281PROチップはチューニング余地が少ないので、多くのユーザーにとって製品間の差は無視できるレベルです。さらに200元(4,000円)以上の価格帯で、秘密にされているはんだ、発熱コンデンサによることも無意味です。そのためKA2同様、選択においてはブランドやサービス、外観、価格などは考慮すべきで、KA2同様、Appleバージョンのように変換アダプターを必要としないドングルDACは少ないです。
FiiO 2023年 KAシリーズ含む新製品一覧

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