2024年1月にFIIOより2024年新製品計画が公表されました。この記事ではドングル型DAC/アンプであるKAシリーズの新製品について日本語に意訳してまとめていきます。なお、新製品情報だけでなく、計画の背景なども公表されていて、それらの内容も含めてまとめていきます。オーディオ業界の動きなどの解説も面白いですので、ぜひ最後までご覧ください。
*2024年新製品の発売日・価格は断りがない限り、全て中国でのものです。
*これらは全て計画である中止・変更の可能性が多分にあります。
*追加情報があれば、随時更新していきます。
FIIO ドングル型DAC/アンプ概要
2024年新製品を含めたラインナップ
モデル | 区別 | 発売日 | 価格 |
KA17 | 新 | 2024年1月16日 | 999元 |
KA15 | 新 | 2024年夏頃 | 未公表 |
KA13 | 既存 | 2023年11月10日 (中国9月15日) | 13,200円前後 (中国499元) |
KA11 | 新 | 2024年1月19日 | 未公表 |
KA10 | 新 | 2024年夏頃 | 100元以下 (円換算2000円以下) |
FIIOのドングル型DAC/アンプシリーズについて
ドングル型DAC/アンプは、FIIOが業界のパイオニアとも言えますし、最後発とも言えます。パイオニアとしては数年前にiPodやiPhone 用のドングル型アンプ i1を発売しました。一方で最後発としては、主要ブランドの全てがドングル型DAC/アンプを販売していたとき、当社はまだ発売しておらず、FIIO初のドングル型DAC/アンプであるKA3を発売したのは 2021年10 月のことでした。そして特定の市場に傾注することはリスクが高く、その後、KA2、KA1、KA5、KA13、K17が徐々にモデルを増やし、足元ではKA11も登場します。
これらもモデルの中で、KA5はFIIOの第1世代から第2世代への包括的なアップグレードが完了したモデルと言えます。そして予想外だったのは、KA1/KA3の性能・機能が強力であるため、代替・後継モデルの発表後もKA1/KA3は好調に売れています。
追加情報
- KA2は想定より売れていないそうで、少なくとも現状では後継機の開発計画はないようです。
FIIO2024年新製品:ドングル型DAC/アンプ(KAシリーズ)
FIIO KA17(新たなフラグシップモデル)
発売日:2024年1月16日 価格:999元
すでに中国では発売されています。詳細は下記の記事をご覧ください。ここではさらなる上位モデルに関するコメントがありましたので掲載します。
KA17より上位モデルの計画はあるのかという問い合わせが寄せられています。現時点ではKA17の販売が始まったばかりですが、上位モデルについてはKA17の売れ行きを見て判断する必要があります。もし予想を上回る売れ行きであれば、より高価なモデルの需要があると証明され、より良い製品を作るための開発コストを投じることになります。一方で売上が予想通りであれば、上位モデルについて心配する必要はありません。いずれにしても決定を下すには、依然として市場とユーザーのフィードバックによります。
追加情報
FIIO KA17最新情報 〜FIIOのフラグシップドングル型DAC
FIIO KA17はFIIOのフラグシップモデルで、構成はドングル型DACの中で最上位クラスとなっています。DACチップにはESS新型のES9069Q、アンプ回路にはTHX AAA78+が採用されていて、構成だけで言えばミドルクラスのM11 Plusと同じグレードのものが搭載されています。さらにUS...
FIIO KA15(KA5の後継機)
発売日:2024年夏 価格:未公表
KA15の主な変更点はデスクトップモードの追加とサウンド調整機能(おそらくPEQ)の追加です。その他の機能やディスプレイなどはKA5の機能を継承します。一方でデザインは非常に面白く、従来のFiiOのデザインから脱却したものになります。現時点ではコンセプトの模倣を防ぐため、当面は非公開にされます。
FIIO KA11(KA1の後継機)
発売日:2024年1月19日予定 価格:199元
製品記事を作成予定です。
KA10(新たなローエンドのエントリーモデル)
発売日:2024年夏 価格:100元以下
KA10は主に100元以内の市場をターゲットとしています。価格が安いため、機能や性能で特別なものはありませんが、小型で便利という重要な要素を備えます。またFIIOの品質管理とサービスが保証されます。
以上です。
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