FIIO JH5が中国で11月10日に発売となりました。この記事ではそのFIIO JH5のスペックなど最新情報を日本語に意訳してまとめていきます。なお、当ブログでは発売日に注文していますので届きましたらレビュー予定です。
開封動画
FIIO JH5 発売日・価格
発売日:2023年11月10日(中国) 価格:599元/89.99ドル(1.2万円〜1.5万円)
FIIO JH5の価格は1.2万円〜1.5万円とリーズナブルな価格となっています。同じ構成ではFH7Sというモデルがあり、このイヤホンは日本価格で約7万円です。また同じDDと搭載した近い構成(1DD+3BA)のFH15でも約3.8万円です。この価格差についてFIIOからは次の説明がありました。
- サブブランドは価格戦略が異なり、利益率が非常に低く設定されている
- FH15/FH7Sにはknowles製が採用されていて、JH5は中国製が搭載されている
- 販売ルートを主に直販に絞っている
主にサブブランドはFIIOブランド製品の技術の転用など音質以外の要素によるコストダウンがメインとなっていますが、今回のJH5ではFIIOブランドのイヤホンと異なり、Knowles製が使われてなく、これがさらに低価格を実現しています。最近では他社でも中国製のBAにより、多ドラでも価格が抑えられたモデルが多く存在しています。FIIO JH5も日本で発売があれば、2万円以下になると予想しています。
FIIO JH5スペック、製品概要など最新情報
FIIO JH5スペック
FH15/FH7Sとの比較できるようにスペック表を作成しました。
モデル | JH5 | FH15 | FH7S |
発売日 | 2023年11月10日*中国 | 2023年1月27日 | 2022年10月21日 |
価格 | 599元 | 約3.8万円 (1499元) | 約7万円 (2999元) |
構成 | 1DD+4BA | 1DD+3BA | 1DD+4BA |
DD | 10mmカーボンベース | 10mmカーボンベース | 13.6mm DLCダイアフラム |
BA | 中国製*4 | Knowles製*3 | Knowles製*4 |
重量 | 約7.6g | 約6.6g | 約9g |
シェル | 3Dプリント (フェイスプレートは金属製) | アルミニウム合金 | アルミニウム合金 |
周波数 応答 | 20Hz〜40kHz | 10Hz〜40kHz | 10Hz〜40kHz |
インピーダンス@1kHz | 13Ω | 16Ω | 18Ω |
感度@1kHz | 111dB | 112dB | 104dB |
ケーブルコネクタ | 平型0.78/2pin | MMCX | MMCX |
ケーブル | 4芯編み銀メッキ (392本の芯線) | 2芯編み銀メッキ (152本の芯線) | 8芯編み銀メッキ (156本の芯線) |
ケーブル長 | 1.2m | 1.2m | 1.2m |
プラグ | 3.5mmプラグ | 3.5/4.4mm交換式 | 3.5/4.4mm交換式 |
付属品 | イヤーピース2種 HB11ケース | ノズルフィルター3種 HS18/HS19 HB1ケース など | ノズルフィルター3種 HS18/HS19 Spinfitイヤーピース HB1ケース など |
FIIO JH5製品概要・特長
高品質で高いコストパフォーマンス
FIIOのサブブランドJadeAodio製品シリーズは、その高いコストパフォーマンスと高品質で世界的に有名であり、より手頃な価格のHiFi製品を提供することに尽力しています。新しいJH5は、FIIOとJadeAudioの長年にわたる音響の技術の蓄積とハイエンドプロセスの転用に基づいています。高精度3Dプリントキャビティと精巧な金属製フェイスプレートは翡翠のように美しいです。上位機種の技術を手頃な価格で体験することができます。
JH5のサウンド面では、音響チームがFH9やFH7などのハイエンドイヤホンのアーキテクチャのアイデアを転用しており、クラシック、ポップス、ボーカルなどのさまざまな音楽スタイルに対応し、常に高いレベルのサウンドを提供します。JH5は10mmカーボンベースのダイアフラムを採用し、音響ベースと中高域用と超高域用のBAユニットとスムーズなつながりを追求し、3つの周波数に対して独立した音響パイプ作られています。これらによりFiiO JH5 は、本格的なサウンドを楽しむことのできるエントリークラスのイヤホンです。
ドライバー構成の詳細
FIIO JH5は、FIIOブランドの「Little Conch」シリーズと同じ10mmカーボンダイアフラムのダイナミックドライバーを採用しています。さらに内部構造とユニットのつながりを調整するため、振動板に独自の設計を施しました。さらにチューニングと最適化が施され、第2世代のアップグレードモデルに属します。カーボンベースの材料は、軸方向の歪み耐性が強く、音響学的に高弾性率であるという特性を備えており、高周波に応答する場合、優れたレスポンスを示し、歪みを低減します。
スムーズな「DDからBAへの移行」を実現するために、音響チームは JH5 用に 2 つの中高用のBAユニットをカスタマイズしました。DDとBAの共振ピークは 2.8kHz付近です。この共振ピークは自然な重なりを実現します。これにより、滑らかで完璧な移行が実現され、音場がより自然になり、全体的なトーンがより滑らかになります。
弦を弾く瞬間を正確に捉えるためには、空気中に漂う微妙な音に耳を傾けてください。 超高用BAユニットをカスタマイズしただけでなく、音響エンジニアは内径が太く、長さが短く、曲率が小さい音響パイプを使用して、超高用BAユニットに配置しました。これによりFiiO JH5はより強力な超高域拡張を実現しています。
リケーブル可能、高品質なケーブルが付属
FIIO JH5は、リケーブル可能な設計となっています。付属のケーブルには合計リッツ構造の392本の芯線を4本に束ねたの銀メッキ銅で、導電面積を増やし、高周波解像度を効果的に向上させます。
以上です。
EARL(ライフスタイルDX)
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