
FIIO JH5の実機レビューです。中国の発売に合わせて購入し、しばらく使用してみたのでレビューをしていきます。日本では7月12日に発売です。
FIIO JH5は、1DD+4BAのハイブリッド型イヤホンです。この構成ながら16,500円(税込)というリーズナブルな価格を実現しており、FIIOのサブブランドから登場した新モデルです。リーズナブルな価格設定にも関わらず、音質やデザインに妥協がない点が魅力です。さらに、FH7Sと同じ構成を採用しつつ異なるチューニングで、幅広い音楽ジャンルに対応します。

特徴的なサウンドバランス
FIIO JH5のサウンドは中高音寄りのバランスで、女性ボーカルや高音域が得意です。現代のポップスや流行曲に最適化されており、特にYOASOBIなどの曲と相性抜群です。また、以下のような特長があります:
- 定位感の良さ:楽器の配置が明確で、音像がしっかりと前に出ます
- 自然な音のつながり:滑らかで繊細な音の連続性
- 幅広い対応力:ポップスだけでなく、ROCKや多楽器編成の楽曲にも
低音は控えめながらも深みがあり、音が軽すぎる印象はありません。そのため、中高音寄りのイヤホンながらROCKなどでも楽しめる点が秀逸です。

デザイン——高級感あふれる外観
FIIO JH5は、鏡面加工のフェイスプレートと3Dプリントによる樹脂製シェルを採用。価格帯としては珍しい透明感のあるデザインで、内部のドライバーが見える仕様になっています。
- 満足度の高いデザイン:ハイエンドモデルを彷彿とさせる仕上がり
- 快適な装着感:CIEM型の形状でフィット感が高い
- 汎用性のある2pinコネクタ:ケーブル交換が容易
価格と他モデルとの比較
FIIO JH5の価格は16,500円(税込)で、同じ1DD+4BA構成のFH7S(約7.0万円)と比べても非常にリーズナブルです。コスト削減の背景には、中国製のBAドライバーや3Dプリント技術の活用があります。
モデル | 構成 | 発売日 | 価格 | サウンド傾向 |
JH5 | 1DD+4BA | 2024年7月12日 | 約1.6万円 | 中高音に特徴 |
FH15 | 1DD+3BA | 2023年1月27日 | 約3.8万円 | バランス型 |
FH7S | 1DD+4BA | 2022年10月21日 | 約7.0万円 | 低音に特徴 |
長所と短所
長所
- 高級感のあるデザイン
- 滑らかで自然な音のつながり
- 女性ボーカルとの相性が良い
- 2pinアダプターでFIIOのイヤホンの中では他社ケーブルとの互換性が高い
短所
- ウォーム系や低音重視のサウンドが好きな人には不向き
FIIO JH5の用途
このイヤホンは以下のような人におすすめです:
- 現代ポップスが好きな人:YOASOBIなどの流行のアーティストの曲との相性が良い
- クオリティの高いイヤホンを探している人:音質とデザイン性を兼ね備えたモデル
- リケーブルを楽しみたい人:標準2pinコネクタ対応でカスタマイズが容易
総評
FIIO JH5は、デザインと音質の両面で妥協のないイヤホンとして注目されるモデルです。特にポップスやROCK、ボーカル中心の楽曲を聴く方にとっては、価格以上の満足感を得られる選択肢となるでしょう。
FIIO JH5が気になった方は、以下のリンクから購入可能です。
発売日:2024年7月12日(中国2023年11月10日) 価格:16,500円(中国599元/89.99ドル)
販売ページ:Amazon / eイヤホン / Aliexpress
周波数特性(F特性)



HB11付属のアクセサリー

FIIO JH5の付属品は最小限の内容となっています。それでもHB11付いているのは地味に嬉しいポイントです。
- イヤホン本体
- ケーブル(平型2pin)
- イヤーピース2種(3サイズ)
- 説明書
以上、FIIO JH5のレビューでした。
EARL(ライフスタイルDX)
*X(Twitter)アカウントへのリンク