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[PR]HarmonicDyne Black Hole レビュー 〜低音が特長のサウンド

Harmonicdyne Black Hole
本記事はLinsoul JPより製品サンプルをご提供いただき、レビューを作成しております。
tipsHarmonicDyne Black Holeは50mmのダイナミックドライバーを搭載したヘッドホンです。50mmと比較的、大口径のドライバーを搭載していながら、ヘッドホン本体の重量は約309gと軽量です。また外観のデザインも黒をベースとしてゼブラ柄がアクセントになってクールな印象です。さらに価格は99ドルとリーズナブルな価格で、エントリーモデルに位置しながらも、音質、装着感、デザインそれぞれへの妥協は少なく、コストパフォーマンスの優れたモデルです。
HarmonicDyne Black Hole外箱

レビュー総括(Summary)

HarmonicDyne Black Holeの外観はクールな印象です。黒を基調としたデザインで、ゼブラ柄がアクセントになっています。ゼブラ柄の部分はテカテカとしていて安っぽさはありますが、レザー調のヘッドバンドやアルミニウム合金の本体は価格を考慮すれば必要十分なデザインです。装着感ではやや側圧が強めであるものの、軽量なタイプなので頭の頂点への負担は少ないです。音楽鑑賞用途であれば、長時間の使用も可能そうです。

HarmonicDyne Black Holeのサウンドは、中低音寄りのバランスです。低音は弾力があり、沈む深い低音が特長です。またやや暗めのサウンドとなっていて、バラードを聴く際はしっとりと聴くことができます。他方で明るめの曲ではV字型のようなメリハリのあるサウンドにもなります。中低音寄りのバランスのため、ハイトーンの女性ボーカルの帯域が一歩引っ込んでいるような印象で、男性ボーカルの方が口の形がはっきりと聴こえます。そのため女性ボーカルよりも男性ボーカルの方が映えます。女性ボーカルでもハスキーな声や低めの声であれば相性は良さそうです。ただやはり特長は低音なので、ROCKやEDM、ダンスなどの低音が活きるジャンルとの相性がよいです。音場は標準的です。なお、ハウジングの側面に通気口があるため、音漏れがあるタイプです。

Pros
  • 約309gと軽量
  • 弾力があり、沈む深い低音
  • 男性ボーカルとの相性⚪︎
Cons
  • ゼブラ柄の部分がやや安いっぽい
  • 軽量の割には側圧がやや強め
  • 女性ボーカルとの相性は△

価格・販売情報

価格:99ドル

販売:Amazon

価格は99ドルで、Amazonでは記事作成時点で15,480円となっています。Amazonで購入の際は販売元を必ずご確認ください。最近はこの価格帯でも優れた製品も多いため、このモデルが突出しているということはありませんが、コストパフォーマンスが優れているモデルです。

製品概要

快適な体験: Black Holeは、Hi-Fiサウンドと人間工学に基づいた快適性を融合させたユニークなアプローチを提供します。没入感のある体験を優先し、優れた音質と軽量設計の両方を実現しています。
優れた音響設計: 50mmダイナミックドライバーを搭載したBlack Holeは、適切で正確なサウンドプロフィールを提供します。再設計された高音とパワフルな低音は、オーディオファンの好みに応えます。
革新的な人間工学: Black Holeは、快適性を追求した第2世代のM-Type Pressure Relief Acoustic Cavityを導入しています。軽量化とアップグレードされたヘッドバンドにより、快適な装着感が得られます。
贅沢なデザインと素材: 航空宇宙グレードのアルミニウム合金で作られたBlack Holeは、耐久性と美しさを兼ね備えています。イヤーパッドと通気口の巧みな音響設計により、音楽の楽しさと快適さの両方を高めています。

ブランドHarmonicDyne
モデルBlack Hole
ドライバー50mmダイナミックドライバー
インピーダンス32Ω
感度110dB
周波数応答10Hzー40kHz
重量305g

同梱物

HarmonicDyne Black Hole同梱物

HarmonicDyne Black Holeの同梱物はシンプルです。説明書が付属しているのはこの価格帯では珍しく丁寧で好感できます。

  • ヘッドホン本体
  • ケーブル(3.5mm両方出し、3.5mmプラグ)
  • 6.35変換
  • 説明書
HarmonicDyne Black Holeケーブル

HarmonicDyne Black Hole付属のケーブルは非常に取り回しの良いケーブルでした。細いので断線は気になりますが、サラサラとしたシースは絡みにくく、タッチノイズも全く感じません。ヘッドホンのケーブルは重いものや長いものが多い中では、気軽に使いやすいケーブルとなっています。

外観、装着感レビュー

HarmonicDyne Black Holeの外観デザインはクールな印象で、音漏れのあるデザインでなければ外でも使いやすいシンプルなデザインです。黒を基調として、ゼブラ柄がアクセントになっています。レザー調のヘッドバンドとアルミニウム合金の本体は価格以上の良さがあります。一方でゼブラ柄の部分はテカテカとしていて少し安っぽいです。

次にHarmonicDyne Black Holeの装着感です。実測で約309gと軽量タイプでかつケーブルも軽く取り回しが良いため、装着感は良いです。ヘッドバンドが2重のタイプではありませんが、厚めのクッションが施されていて、本体の軽さもあって頭の頂点は痛くなりにくいです。一方で側圧がやや強く、長時間の使用では耳周りの圧迫感が気になってきます。

サウンドレビュー

Harmonicdyne Black Hole

低音が特長のサウンド

HarmonicDyne Black Holeは低音が主役のサウンドです。中低音寄りのサウンドで、その低音は弾力があり、沈み込みも深いです。ROCKやライブ音源などでは、この低音により非常に臨場感があります。特にドラムの打ち込みが強く、ずんずんと体で感じるような低音があります。低音を重視したサウンドを普段からそこまで聴かない私は1−2時間程度聴いていると少し頭がクラクラしたほどです。

男性ボーカルとの相性⚪︎

中低音寄りのバランスで、かつやや暗めのサウンドであるため、女性ボーカルに比べると男性ボーカルとの相性が良いです。女性ボーカルの場合は低音の強さにより、声の伸びがマスクされ、一歩引いたような印象になります。一方で男性ボーカルは口の形がはっきりとしていて、最近はPOPSやACG向きでかつ女性ボーカルを重視したようなイヤホン、ヘッドホンを聴くことが多いので、その中では新鮮さを感じました。男性ボーカルのバラード曲もしっとりと聴くことができ、聴いた曲の中ではONE OK ROCK、[Alexandros]、MAN WITH A MISSIONがよかったです。また中高音〜高音にかけて過度な解像度の高さや明るさがないことが、少し年代の古いサウンドとの相性もよく、女性ボーカルであってもglobe、広末涼子などもよかったです。少し懐かしさのあるサウンドでした。ただ全体としては男性ボーカルで、ROCKやEDM、ダンスなどの低音が活きるジャンルとの相性が最も良いです。

以上です。

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EARL

EARLFIIOファン

PS5、FIIO、ポータブルオーディオを中心に情報・レビューを発信しています。 特にFIIO製品に関する情報は専門的かつ最新・最速を目指しています。そしてFIIOのイヤホンの全ておよび2022年以降の新製品のほとんどを購入し、レビューを行なっております。

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