概要
- 6BA+1DDのハイブリッド構成
- 価格は約220ドル(3.5万円前後)
- ケーブルは銀メッキOFC
- ミドルレンジで最近は中国製BAのみの構成が多い中で、この61TはKnowles製BAも採用しています。
デザインレビュー
コンセプトは”ユーザーを自然に導き、最も純粋な音を体験してもらうことを目指す”というもので、蝶の羽にインスピレーションを受けたデザインのようです。まさにフェスプレートは蝶の羽を想起させる美しいデザインになってきます。
装着感レビュー
イヤホン本体のサイズは大きいです。私の場合は圧迫感が強く、Velvetの滑らかでやわらかいイヤピースのおかげでまだマシでしたが、付けているとすぐに外耳道や耳周りが痛くなってしまいました。耳の小さい方は注意が必要です。
サウンドレビュー
インプレッションでは低音に意識が行きましたが、サウンド全体のバランスとしては、低音が前に出ているものの、ボーカルや高音をマスクしている感じはあまりありませんでした。 聴き込んでみると、この理由として歯切れの良さがあり、低音が適切なところでしっかり減衰しているような印象があります。とはいえソリッドになっているわけではなく、空気感もあります。これらにより、低音に確かな量感がありつつも、ボーカルや高音を邪魔してしまうことはありません。それでいて暖色傾向のサウンドで、低音にも弾力を感じるので、このバランス調整が秀逸だと感じました。 またボーカルや高音も刺さるような感覚はなく、滑らかです。過度な残響感がないので、ボーカルの声はリアリティがあります。 音場は標準的か少し狭いかもしれません。