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FIIO K13R2R 徹底解説|本格24Bit R2RラダーDACで味わう新たなデスクトップHiFi体験

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FIIO K13R2Rがひと足先に中国で発売開始されましたので、この記事では日本語で解説していきます。

FIIO K13R2Rとは?FIIOが新たに投入した K13 R2R は、フルバランス構成の24Bit R2RラダーDACとヘッドホンアンプを統合したデスクトップ向けオールインワン機です。自社開発の 4系統フルバランス補完構成の24Bit R2RラダーDAC を採用し、192個もの高精度(0.1%・30ppm低温漂)薄膜抵抗で構成。これにより、従来のΔΣ型DACとは一線を画す、独自のアナログ的で滑らかなサウンドを実現しています。さらに、NOSモード(非オーバーサンプリング)OSモード(オーバーサンプリング最大384kHz対応) を切り替え可能。原音の質感をそのまま楽しむか、より繊細で解像度の高いサウンドを味わうか、リスナーの嗜好に応じて選べます。
FIIO
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FIIO K13R2Rのスペック

項目スペック
カラーブラック/シルバー
メインコントローラESP32-S3
USBデコードXMOS XU316
DAC方式4系統フルバランス補完構成の24Bit R2RラダーDAC
ボリュームICNJW1195AV
R2R/LPFオペアンプOPA1642 ×4
ライン出力バッファLTA8092 ×2
ヘッドホンアンプOPA1642 ×2 + TPA6120A ×2
USB入力(最大)PCM 384 kHz / 32 bit、DSD256
同軸入力(最大)PCM 192 kHz / 24 bit、DSD64
光入力(最大)PCM 192 kHz / 24 bit
USB端子Dual Type-C
ディスプレイカスタムLCD表示
電源入力AC 100–240 V, 50/60 Hz / DC 12 V / 2.5 A
外形寸法約 210 × 188 × 42 mm(フット含む)
質量約 980 g
最大出力
(シングルエンド)
32Ω:L+R ≧ 1220 mW + 1220 mW(THD+N < 1%)
300Ω:L+R ≧ 150 mW + 150 mW(THD+N < 1%)
最大出力
(バランス)
32Ω:L+R ≧ 2400 mW + 2400 mW(THD+N < 1%)
300Ω:L+R ≧ 600 mW + 600 mW(THD+N < 1%)
周波数特性20 Hz – 80 kHz:減衰 < 2.9 dB
S/N比≥ 116 dB
ノイズフロアPO < 5 μV/ BAL < 8 μV
出力インピーダンスPO < 0.7 Ω(32 Ω負荷)/ BAL < 1 Ω(32 Ω負荷)
THD+N約 0.0173%(1 kHz, −6 dB@32 Ω)

FIIO K13R2Rのサイズ、インターフェース

FIIO K13R2Rの製品概要

音質を支える技術

フルバランス補完構成とR2Rの魅力。K13 R2Rは「フルバランス補完構成」を採用。非補完構成に比べ、ノイズを大幅に低減し、FFTノイズスペクトルでも優位性を発揮。音楽再生時の背景がより静かで、微細な音のニュアンスまで描き出します。

強力なアンプ出力

32Ω負荷時で 最大2400mW+2400mWの平衡出力 を実現。HiFiイヤホンはもちろん、高インピーダンスのヘッドホンも余裕を持ってドライブ可能です。

完全バランスアンプ回路

DACからLPF、ボリューム、増幅、ヘッドホン駆動まで全段差分信号で処理。OPA1642やTPA6120Aといった高性能オペアンプを採用し、低歪み・低ノイズかつダイナミックな駆動力を備えています。さらに、POPノイズ防止回路ヘッドホン保護回路 も搭載し、安全性も確保。

入出力と拡張性

背面には XLRバランス出力、RCAライン出力、USB、同軸/光入力 を搭載。これにより、前段プリとしても後段パワーアンプへのDACとしても活用可能です。サポートフォーマットは PCM 384kHz/32bit、DSD256 に対応し、ハイレゾ音源を余すところなく再生できます。さらに、Bluetooth 5.4 に対応。LDAC、AAC、SBCをサポートし、ワイヤレスでも高品位なリスニング体験を提供します。

ユーザー体験を高める機能

  • PEQ調整機能:10バンドのパラメトリックEQをサポート。FiiO ControlアプリやPCブラウザから設定可能で、好みの音作りや補正が自在。
  • RGBライト演出:サンプリングレートを示すカラー表示やカスタマイズが可能。視覚的にも楽しく、直感的な操作に役立ちます。
  • LCDディスプレイ:高コントラスト・長寿命パネルを採用し、サンプリングレートや音量、出力モードを明瞭に表示。
  • 便利な操作性:赤外線リモコン、FiiO Controlアプリ連携、1〜99分のオフタイマーを搭載。

電源設計と内部構造

ELNA RA3シリーズ音響用コンデンサを採用し、温潤で自然な音色を支えます。これにより、K13 R2Rは電源ノイズに強く、音場表現や分離感の向上に寄与します。

  • AC/DCデュアル電源:内蔵30Wスイッチング電源+外部DC入力に対応。外部リニア電源を追加して音質チューニングも可能
  • 多重安定化設計:18基の低ノイズLDO、5基のDC-DCでアナログ/デジタルを分離安定化

デザインと操作性

アルミ一体型シャーシと新設計の天窓デザインを採用。R2RラダーDACの構造が視覚的に確認でき、テクノロジー感を演出します。シンプルながらも存在感のある筐体デザインは、デスクトップ環境に調和しつつ、高級感を添えます。

まとめ

FIIO K13 R2Rは、

  • 本格的な 24Bit R2RラダーDAC
  • 強力な平衡出力とフルバランス設計
  • NOS/OSモード切替・PEQ調整機能
  • 安定した電源設計と高品位パーツ
  • 有線+Bluetooth 5.4対応

を兼ね備えた、デスクトップHiFi環境の中核を担うDAC/AMPです。アナログ的な温かみと現代的な解像度を併せ持つサウンドを求める方に、最適な選択肢となるでしょう。

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