FIIO BR13が12月8日に日本発売開始となります。中国で10月に発売開始となっていて、この記事ではその詳細な製品情報をまとめていきます。当ブログでも購入し、BR13をレビューする予定です。
FIIO BR13 発売日・価格
発売日:2023年12月8日(中国10月23日) 価格:10,780円(中国369元)
販売ページ:Amazon / eイヤホン
BR13の中国販売価格の円換算では1万円を切る7,500円でサプライズでした。レシーバー機能に特化しながらも、BTA30PROからほとんどスペックダウンすることなく、多機能なままでリーズナブルな価格を実現していて魅力的な製品となっています。おそらく日本価格は1万円前後と予想しています。なお、ディスプレイはありますが、技適表示はできない模様です。(追加情報)直前にBTA30PROの値上げもあり、心配していた日本販売価格は約1.1万円とリーズナブルな価格を維持してきました。
FIIO BR13 スペック(BTA30PROとの比較)
まずスペック表です。BTA30PROとの比較もできるように作成しました。スペックを比較すると機能としてトランスミッターをなくすことで価格は約半額となりました。サンプルレートや最大出力値などはスペックダウンしているものの、受信コーデックにaptX LLが追加、またディスプレイが追加されるなどレシーバーとしての機能、操作性が向上し、Bluetoothレシーバーとして必要な機能・UIに特化したモデルとなっています。
項目 | BR13 | BTA30PRO |
発売 | 2023年12月8日 | 2021年12月2日(日本) |
主な機能 | レシーバー/DAC | トランスミッター/レシーバー/DAC |
価格 | 10,780円前後 | 22,000円前後 |
BTチップ | QCC5125 (CPU+DSP両対応) | CSR8675 (DSP:CT7302) |
BTバージョン | 5.1 | 5.0 |
DACチップ | ES9018K2M | ES9038Q2M |
オペアンプ | TPA1882 | OPA1662 |
ディスプレイ | LCD | なし |
ボタン操作 | 対応 | 対応 |
アプリコントール | 対応 | 対応 |
UAC | 2.0/1.0 | 2.0/1.0 |
アップサンプリング | 最大96kHz/24bit | 最大192kHz/24bit |
USB入力 | タイプC | タイプC |
その他有線入力 | 同軸/SPDIF *同軸は入出力共有 | 同軸/SPDIF/ *同軸は入出力共有 |
有線出力 | RCA | RCA |
RCA出力値 | 2Vrms | 3Vrms |
Bluetooth受信 対応コーデック | LDAC/aptX adaptive/aptX aptX LL/aptX HD AAC/SBC | LDAC/aptX adaptive/aptX aptX HD/AAC/SBC |
Bluetooth送信 対応コーデック | (トランスミッター機能非搭載) | LDAC/aptX adaptive/aptX aptX LL/aptX HD AAC/SBC |
対応サンプルレート | USB:96kHz/24bit 同軸:192kHz/24bit SPDIF:96kHz/24bit | USB:384kHz/32bit 同軸:384kHz/24bit SPDIF:96kHz/24bit (SPDIF出力は192kHz/24bit) |
ノイズフロア | <5uV | ≤3.8uV |
S/N | >112dB | ≥118dB |
THD+N | USB : <0.0008% BT LDAC : <0.0018% | USB : <0.0008% (RCA出力時) |
サイズ | 約98*96*26.5mm (W*D*H) | 約120*55*25.8mm (W*D*H) |
重量 | 約135g | 約145g |
FIIO BR13 特長
高品質なオーディオアーキテクチャと強力なハードウェア構成
FIIO BR13はQualcommのQCC5125(BTチップ)+ES9018K2M(DACチップ)+TPA1882(オペアンプ)で、高品質のオーディオアーキテクチャを構成し、HiFi標準の静音回路設計、水晶発振器、5つの低騒音LDO、干渉防止OVを採用しています。これらの強力なハードウェア構成により、BR13はBluetoothモードでLDACなど7つの高音質BTコーデックに対応し、USB DACモードでは96kHz/24bitフォーマットをサポートします。さらにUAC1.0モードにも対応し、PS5、Switchなどのゲーム機器の接続も可能です。
FIIO独自のアップサンプリング技術
FIIO BR13はFIIOが自社開発したデジタルアップサンプリング機能を搭載し、低サンプリングレートを高サンプリングレートに上昇して処理ができます。最大96kHz/24bitにでき、音の細部と質感をさらに体験することができます。
SPDIFバイパス機能をサポート
FIIO BR13はSPDIFデコードに加えてSPDIFバイパス機能もサポートしています。SPDIFデコード(画像左)はBR13を通じて同軸/SPDIF/RCAにデコードして別の音響設備に出力することができます。さらにFIIO BR13のSPDIFバイパス機能(画像右)ではSPDIFと同軸の入出力を同時にサポートし、ケーブルの煩わしさを省くことができます。
デザインと機能性を兼ね備える
FIIO BR13はアルミニウム合金を本体にディスプレイが搭載されています。このディスプレイは高コントラスト、長寿命のLCDディスプレイで、さらに角度をつけることで可視性がより良くなります。またBTコーデック、サンプリングレート、EQ設定など現在のステータスを確認できます。
豊富な機能
FIIO BR13には豊富な機能が搭載されています。まずBR13にはPOPS、クラシックなど7つのチューニングスタイルをあらかじめ設定し、異なるジャンルの曲をよりよく聞くことができます。また2つのPEQ設定があり、FiiO Control APPを通じて調整し、個人の好みに合わせて設定することができます。さらに2台のマルチペアリングにも対応し、スマートフォン/タブレット/プレーヤーなど接続先をシームレスに切り替えて音楽を再生することができます。低遅延モードをサポートしていますので、アプリを通じてaptX LL優先モードにワンタッチで切り替えて、すぐにゲーム、ドラマの世界に没入することができます。
以上です。
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EARL(ライフスタイルDX)
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