FIIO BTR15が2023年12月8日に日本で発売開始されます。この記事では11月3日にいち早く発売した中国での詳細情報を日本語に意訳してまとめています。スペック表ではBTR15をBTR5、BTR7と比較もしていきます。
開封動画
FIIO BTR15 発売日・価格
発売日:2023年12月8日(中国11月3日) / 価格:19,800円(中国699元)
販売ページ:Amazon / eイヤホン
FIIO BTR15の価格は円換算で約1.5万円であることから、日本価格はBTR5と同じか、円安の都合で2.5万円前後となると予想しています。今の円安状況とドングル型DACのラインナップが多い環境だと、やや割高に見えてしまいますね。日本発売までに円安が落ち着くことを願いたいです。(追加情報)まさかの2万円を切ってくる形での価格設定となりました。これは価格面で見ても魅力的です。
FIIO BTR15 製品概要・特長など
スペック(BTR5との比較含む)
FIIO BTR15のスペック表です。BTR5 2021、BTR7と比較できるようにしました。DACチップは同じなのでサウンドはBTR5と大きく変わらなさそうですが、スペックだけで見るとほぼBTR7の小型版といったスペックで、さらにBTR7、BTR5 2021からは各チップが更新されています。また出力はBTR7を超える最大340mWとなっています。BTR7はTHX AAAアンプを搭載していることで音質的な有利があるものの、その分バッテリーが大きいことで本体サイズも大きくなっていましたが、BTR15では出力が高いままでもサイズはBTR5とほぼ同じとなっています。ただしバッテリーの持続時間が1時間減少しています。スペックではBTR15の価格的な優位性は非常に大きいように見えます。
モデル | BTR15 | BTR5 2021 | BTR7 |
発売日 | 2023年12月8日 | 2021年11月26日 | 2022年8月12日 |
価格 | 19,800円前後 | 22,000円前後 | 34,100円前後 |
DACチップ | ES9219MQ*2 *ES9219Cの後継 | ES9219C*2 | ES9219C*2 |
アンプ | NA | NA | THX AAA 28 *2 |
USBコントロール | XMOS XU316 | XMOS XUF208 | XMOS XUF208 |
BTチップ | QCC5125 | CSR8675 | QCC5124 |
BTバージョン | 5.1 | 5.0 | 5.1 |
対応コーデック | SBC/AAC/aptX/ aptX LL/aptX HD/aptX Adaptive/LDAC | SBC/AAC/aptX/ aptX LL/aptX HD/LDAC | SBC/AAC/aptX/ aptX LL/aptX HD/aptX Adaptive/LDAC |
アプリ操作 | 対応 | 対応 | 対応 |
ディスプレイ | 0.96インチ OLED | 0.49インチ OLED | 1.3インチ IPS |
本体サイズ | 32*72.2*12.5mm (横*縦*奥行) | 32*72*11.1mm | 39.6*83.6*14.6mm |
重量 | 約37.3g | 約43.7g | 約68g |
端子 | 3.5/4.4 | 3.5/2.5 | 3.5/4.4 |
バッテリー | 550mAh | 550mAh | 880mAh |
バッテリー持続 | 8h | 9h | 9h |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
最大サンプルレート | 384kHz/32bit DSD256 | 384kHz/32bit DSD256 | 384kHz/32bit DSD256 |
最大出力@32Ω | 3.5:125mW 4.4:340mW | 3.5:80mW 2.5:240mW | 3.5:160mW 4.4:320mW |
S/N | ≧122dB | ≧122dB | ≧117dB |
ノイズフロア | 3.5:<2μV 4.4:<2.7μV | 3.5:<2μV 4.4:<2.2μV | NA |
出力インピーダンス | 3.5:<1Ω 4.4:<1.5Ω | NA | NA |
THD±N(1kHz/32Ω) | <0.0008% | NA | NA |
その他 | PEQ対応 *CTIA規格非対応 UAC設定対応 | CTIA規格対応 | PEQ対応 CTIA規格対応 |
特長
BTとUSB DACモードが分かれたことで有線接続したい時に、自動でBT接続してしまうことでBT接続を切り直す必要がありましたが、その手間がなくなりそうです。またディスプレイサイズが大きくなったことでBTR7同様のメニュー設定・表示が可能となっています。
ワンクリックでシーンの切り替えが可能
FIIO BTR15はBTモード、USBモードを統合し、慎重に設計されています。複数の利用シーンをワンクリックで切り替え可能となるように「PC/BT/PHONE」の3ポジションスイッチを搭載しています。このスイッチにより作業モードを素早く切り替えることができ、様々なデバイス、様々なシナリオに対応します。各モードの挙動は次の通りです。
- PCモード:USB DACとして使用し、電力はPCから供給されます。
- BTモード:BT DACとして使用し、電力は内部バッテリーから供給されます。
- PHONEモード:スマートホンのUSB DACとして使用し、電力は内部バッテリーから供給されます。
*おそらくPC/BTモードが充電モード、PHONEモードが非充電モードです。PCモードでは充電が完了したのち、USB給電がバイパスされます。
3インチのOLEDディスプレイ
上位モデルBTR7の大画面を踏襲し、BTR15は珍しい0.96インチOLEDディスプレイを採用。中国語と英語の二か国語に対応し、より充実した情報を直感的に表示できるだけでなく、より大きな文字で表示することで、ステータスの確認や各種機能の設定が容易になります。
340mWの高出力
独立型ヘッドホンアンプ+独立電源はパワーの源です。独立した電源システムを設計しているため、ヘッドホンアンプがDACと電源を共有せず、電源はより純粋に供給されます。さらに独自設計の電源システムは、低ノイズ、大電流の特性を備えていて、BTR15のバランス出力は40%も増加し、最大340mWとなり、ポータブル用途の多くのニーズを満たすことができます。
以上です。こちらも購入できましたらまたレビューします。
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EARL(ライフスタイルDX)
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