2024年1月にFIIOより2024年新製品計画が公表されました。この記事ではオールインワンプレイヤーであるRシリーズやその他のデスクトップ型メディアプレイヤーの新製品について日本語に意訳してまとめていきます。なお、新製品情報だけでなく、計画の背景なども公表されていて、それらの内容も含めてまとめていきます。オーディオ業界の動きなどの解説も面白いですので、ぜひ最後までご覧ください。
*2024年新製品の発売日・価格は断りがない限り、全て中国でのものです。
*これらは全て計画である中止・変更の可能性が多分にあります。
*追加情報があれば、随時更新していきます。
FIIO デスクトップ型メディアプレーヤー概要
2024年新製品含めたラインナップ
モデル | 区別 | 発売日 | 価格 |
R9 | 既存 | 2024年4月2日 (中国2023年12月27日) | 269,940円 (9999元) |
R7 | 既存 | 2023年2月3日 (中国1月12日) | 112,200円 (4999元) |
S15 | 新 | 2024年11月 | 7000元以内 |
FIIO デスクトップ型メディアプレーヤーについて
2023年初めにデスクトップ向けに設計されたFIIO初のデスクトップ型メディアプレーヤーR7の発売しました。以来、オープンOSであるAndroidシステムをサポートする世界で唯一のオールインワンプレーヤーとして多くのユーザーに愛されてきました。そして2023年末には、フラグシップのオールインワンプレーヤー+HDMI入出力機能を備えたR9を発売しました。R9は、機能、性能、構成、インターフェース、デザインのあらゆる面でR7と比較して大幅にアップグレードされました。現在も好調に売れています。したがって、2024年もR7/R9 は通常の生産と販売を維持します。誰でも安心して購入できます。一方でR7/R9にたくさんの提案や意見などのフィードバックもありました。特に注目すべき点は次の2 つです。
1. R7/R9 は | ストリーミングメディアの再生 | DAC | アンプ | を一つの製品に統合しています。特にスピーカー/イヤホン/ヘッドホンを使用するデスクトップ上のシナリオに適しています。しかし、多くのオーディオユーザーはリビングルームのシナリオにストリーミングメディアの再生を必要としています。スピーカーシステムの音源として使用したり、別のDACやアンプと組み合わせたりして使用しています。
2. 多くのアプリには横画面モードがないためにR7/R9は縦長のデザインを採用しています。一方でリビングルームの オーディオシステムは依然として伝統的な横型のデザインを採用しています。そのためデザインがあまり統一されていません。
したがって、私たちはより多くのニーズに応えるため、リビングルームなどのストリーミングメディア再生のシナリオに対応する別の製品ラインを開発することを検討しています。その製品は現時点での暫定モデルとしてS15となります。
FIIO 2024年新製品:デスクトップ型メディアプレーヤー
FIIO S15(新ラインの製品)
発売日:2024年11月 価格:7000元以内
S15においてもAndroidシステムをベースとしています。ただし、ディスプレイを横型とすることで一部のストリーミングアプリでは対応できない場合があります。横型スクリーンデザインを採用し、そのディスプレイサイズは標準的な1DIN(430CM)で、既存のオーディオシステムにあるようなパワーアンプとデザインがよくマッチします。そして豊富なアナログ/デジタル出力インターフェースを備えており、ユーザーは様々なDAC/パワーアンプと組み合わせて使用しやすくなっています。さらに豊富な操作・コントロールモードを備えており、リモコン、スマートホン、タッチスクリーン、ノブなどを通じて操作ができます。
追加情報
FIIO R7/R9 はデスクトップ向けに設計されていましたが、FIIO S15はリビング/リスニングルーム向けに設計されており、従来のスピーカーシステムにより適しています。優れた利点は、インターフェイスが使いやすいことです。内部コンポーネントには高品質のリニア電源、水晶発振器、およびAKM 4499EX DAC を備えており、トランスポーターとしてもDACとしても優れています。S15 は、IIS、AES デジタル出力、内蔵 SSD ハードドライブをサポートするFIIOの最初の製品です。
現時点での製品イメージ
以上です。
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