FIIO K9AKMがWeiboで情報解禁されました。本記事ではその内容を日本語に意訳してお届けします。またスペック面でK9のESS版との比較も行っています。なお、日本での発売も1月19日に決定しました。
K9 AKM 発売日・価格
発売日:1月19日(中国:2023年12月15日) 価格:89,100円前後(3299元)
ES9068AS搭載のK9 ESS版は2999元でしたので、K9 AKMはK9 ESS版に対して、約10%高くなりました。日本ではK9 ESS版は2023年12月時点で約8万円です。日本でも中国価格同様、単純に10%の値上げとなれば、約9万円前後の価格と予想しています。現在、円安の影響を受け、代理店では値上げに動いていますので日本発売まで心配ですね。(追記)事前の予想通り、約9万円となりました。海外との値幅はK9シリーズでは同様です。
K9 AKM スペックなど
販売情報が出ましたので、K9 ESSモデルとの比較できるようスペック表を更新しました。
ブランド | FIIO | FIIO |
モデル | K9 AKM | K9 ESS |
価格 | 3,299元 | 2,999元 (日本約8万円) |
DAC | AK4191EQ+AK4499EX | ESS9068AS*2 |
アンプ回路 | THX AAA 788+ | 同左 |
BTチップ | QCC5124 | 同左 |
BTコーデック | AAC/SBC/APTX/LDAC/ Aptx HD/APTX LL /Aptx adaptive | 同左 |
BTによるアップデート | OTA | Windows OS + OTA |
アップデート | Windows OS | Windows OS |
入力 | USBタイプC/タイプB、 OPT、同軸、Bluetooth RCA/4.4mm | タイプB OPT、同軸、Bluetooth RCA/4.4mm |
出力 | 6.35/4.4mm XLR-4pin、XLR、RCA | 同左 |
DACフィルター | 6種類 | 3種類 |
最大サンプルレート | 768K/32bit/DSD512 | 同左 |
LO 最大出力 | ≧1,500mW@32Ω ≧200mW@300Ω | 同左 |
PO 最大出力 | ≧2,000mW@32Ω ≧780mW@300Ω | 同左 |
LO S/N比 | SE:≧123dB BAL:≧128dB | SE:≧119dB BAL:≧124dB |
PO S/N比 | SE:≧126.5dB BAL:≧122dB | SE:≧124dB BAL:≧119dB |
LO ノイズフロア | SE:<1.8μV BAL:<1.8μV | SE:<2.9μV BAL:<3.1μV |
PO ノイズフロア | SE:<3μV BAL:<5.7μV | SE:<4.8μV BAL:<7.1μV |
その他 | 上記以外はK9 ESSと共通 | ー |
K9 AKM特長など
AKMフラグシップDAC搭載
K9 AKMは、AKMの新しいフラッグシップDACコンビネーションであるAK4191EQ+AK4499EXを採用し、新設計技術によるデジタル/アナログ完全分離構造と、新開発の「DWA ROUTINGテクノロジー」を採用し、K9 ESSよりも高いS/N比を実現しました。オリジナルに比べ、ボトムノイズの抑制能力が向上し、よりリアルで繊細かつ自然な音の伝達と、輝くような「芯」のあるサウンドを実現しました。
USB-C入力端子の追加
K9 AKMは、同軸/光/Type-B/4.4/RCA入力、6.35/4.4mm/XLR-4/RCA/XLR出力を含むESSバージョンの豊富な入出力インターフェースを保持するだけでなく、新しいインターフェースも追加します。機体の右側に Type-C 入力インターフェースがあり、誰でも Type-C インターフェースを介してスマートホン、DAPなどのプレーヤー、その他のデバイスを直接接続するのに便利です。
フラグシップ同等のオーディオアーキテクチャ、最大2,000mW出力
K9 AKM には、フラグシップモデルK9 Proの THX AAA 788+アンプテクノロジーも搭載されており、出力は 300Ω負荷時はチャンネルあたり780mW出力、 32Ω負荷時には最大2000mWに達し、ローインピーダンスまたはハイインピーダンスのヘッドフォンでも余裕で対応できます。
さらにK9 Proの6段階オーディオアーキテクチャを採用し、フルバランス駆動を実現しており、DACのデコード、ボリューム調整からヘッドフォンアンプの駆動に至るまで、すべて完全差動信号処理により、クロストークやノイズを大幅に低減します。本来の味わいとサウンド体験をお届けします。
以上、K9 AKMの最新情報でした。
余談で、FIIOのデスクトップシリーズは次世代機以降から製品グレードを表す番号の付け直しが行われるようです。詳しくは次のとおりに変更されると正式ではないものの、WeiboのFIIO公式から発表されました。なお、K11はすでに新しいグレードとして付けられています。そして現存モデルのE10とK3は含まれていませんでした。またK9PROのさらに上位機の構想があることが判明しました。
既存モデル | 次世代機 |
K5 | K11 |
K7 | K13 |
K9 | K15 |
K9PRO | K17 |
ー | K19 |
EARL(ライフスタイルDX)
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