FIIO Q15が1月26日に日本で発売開始となります。この記事はQ15のスペックなどの最新情報を日本語に意訳してまとめていきます。また記事内ではQ5S、Q7とのスペック比較も行っています。当ブログでは中国販売に合わせ購入済みでレビューも行う予定です。
開封動画(Unbox)
FIIO Q15 発売日・価格
発売日:2024年1月26日(中国2023年11月10日) 価格:71,500円(2699元/399.99ドル)
Q15の価格はAK4499EX+AK4191構成の他社DACに対して、リーズナブルな価格となりました。さらに言えば物価が上昇、円安の下でも円換算の価格はQ5S(Type C版)の2021年当時の発売価格と価格も近いです。実際に日本の販売価格は割高になりえますが、7−8万円の範囲内に収まると予想しています。Q7が10万円と考えると海外の価格は順当な価格設定と言えます。(追記)当初予想の下限である約7.2万円となりました。海外価格から見ると割高に見える価格であるものの、Q7が値上げにより12万円近くとなってしまった現在においては値幅は小さいように見えます。
FIIO Q15 製品概要、スペックなど最新情報
FIIO Q15スペック
Q7とQ5Sとの比較もできるようにスペック表を作成しました。*NAは現在判明していないものです。
モデル | Q15 | Q5S(Type C) | Q7 |
発売日 | 2024年1月26日 | 2021年2月12日 | 2022年11月25日 |
価格 | 71,500円 | 49,500円 | 125,950円 |
カラー | ブラック/チタングレー | チタンシルバー | ブラック |
DACチップ | AK4499EX+AK4191構成 | AK4493EQ*2 | ES9038PRO |
アンプ回路 | NA | *AM3D版: THX AAA 78 | THX AAA 788*2 |
BTチップ | QCC5125 | CSR8675 | QCC5124 |
USBチップ | XMOS XU316 | XMOS XUF208 | XMOS XU316 |
BTバージョン | NA | 5.0 | 5.0 |
BTコーデック | AAC/SBC/aptX aptX LL aptX adaptive aptX HD/LDAC | AAC/SBC/aptX aptX HD aptX LL LDAC/LHDC | AAC/SBC/aptX aptX LL aptX adaptive aptX HD/LDAC |
入力 | USB/BT/同軸 | USB/BT/ 光・同軸(3.5mm) 3.5mmアナログ | USB/BT/同軸/ 角型光 |
UAC設定 | あり(1.0/2.0) | なし | あり(1.0/2.0) |
出力 | 3.5/4.4mm | 3.5mm +アンプカード | 3.5/4.4/2.5/6.35mm |
ゲイン | 5段階 | 2段階 | 5段階 |
サイズ | 143*72*22mm | 124*64*16mm | 158.4*88.5*28.3mm |
重量 | 303g | 198g | 620g |
ディスプレイ | 1.3インチIPS | なし | 1.3インチTFT |
アプリ対応 | あり | あり | あり |
EQ | 10段階PEQ+GEQ | 10段階EQ | 10段階PEQ+GEQ |
デスクトップモード | あり | なし | あり |
バッテリー | 5,500mAh | 3,800mAh | 9,200mAh |
バッテリー 持続 | BAL 9時間 | 9時間以上 | SE 11時間 BAL 9時間 |
充電 | USB タイプC | USB タイプC | USB タイプC DC給電 |
最大サンプルレート(USB) | 768kHz/32bit DSD512 MQA | 768kHz/32bit DSD256 | 768kHz/32bit DSD512 MQA |
最大出力 | 1,600mW | 560mW | 3,000mW |
出力インピーダンス@32Ω | <1.5Ω | <1.2Ω | <1.7Ω |
S/N比 | ≧123dB | ≧115dB | ≧128dB |
THD+N(USB) | <0.0004% | <0.001% | <0.0003% |
FIIO Q15製品概要・特長
独立したUSBインタフェース・デスクトップモード搭載
Q15はFIIO初のAGガラスバックパネルを採用したモデルで、手にした瞬間に新素材の繊細な感触を感じることができます。約18:9のサイズ比は本体が手になじみやすく、持ち心地も抜群です。片手で操作でき、携帯電話との併用も可能で使いやすいです。
Q15はポータブルDACアンプとしてFIIO自社開発の新世代デスクトップモードを採用し、独立したType-C電源インターフェースを搭載しています。デバイスがPDアダプターに接続されている場合、Q15は外部から電力を供給され、バッテリーなしで完全に動作し、どこにいてもデスクトップのようなエクスペリエンスを提供します。それだけでなく、デスクトップモードをオンにした後、Q15の最大出力パワーはチャンネルあたり1,600mWにも達し、さまざまなタイプのイヤホン/ヘッドホンも簡単に駆動できます。
AKMフラグシップ構成
Q15はクラスで唯一、AKMの新フラッグシップDAC構成「AK4191EQ+AK4499EX」を採用し、最新の設計技術によるデジタル/アナログ完全分離構造と、新開発の「DWA ROUTINGテクノロジー」により音質の向上を実現しています。リアルで繊細で自然な音を実現し、まるでコンサートにいるような気分にさせ、メロディアスな歌声が耳に残ります。
Q15 は3つの主要なハードコア構成を含む、ポータブルアンプQ7の多くを継承しています – TiグレードCortex M4プロセッサ + オーディオデュアル水晶発振器を備えたXMOS 16 コアXU316 + USBにリンクされた Qualcomm QCC5125 Bluetoothチップにより、USB DAC は最大768kHz/32 ビット、DSD512および MQA フルデコードをサポートし、Bluetoothは LDAC/aptX Adaptive などをサポートし、同軸デコードは最大 192kHz/24 ビットおよびDSD64をサポートします。
フルカラーIPSディスプレイ・新たなPHONEモード
フルカラーIPSディスプレイにより、現在のサンプリングレート、音量、ゲインなど、デバイスの現在の状態を簡単に確認できます。ボリュームノブによりボリュームの調整と設定の両方を行うことができます。
Q15をスマートホンとの使用をより適したものにするため、「PHONEモード」スイッチを搭載しました。Phoneモード*をオンにすると、Q15は内蔵バッテリーで駆動し、電話のバッテリーを消費しません。*コンピューターに接続する必要がある場合はPHONEモードをオフにしてください。
その他特長
- 7つのイコライザープリセット搭載
- PEQ対応
- スクリーンの自動消灯時間の設定
以上です。
2023年10月に開催されたヘッドホン祭りにてQ15を試聴してきました。詳細はこちらの記事をご覧ください。
EARL(ライフスタイルDX)
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