2024年1月にFIIOより2024年新製品計画が公表されました。この記事ではBluetoothレシーバー製品であるBTRシリーズの新製品について日本語に意訳してまとめていきます。なお、新製品情報だけでなく、計画の背景なども公表されていて、それらの内容も含めてまとめていきます。オーディオ業界の動きなどの解説も面白いですので、ぜひ最後までご覧ください。
*2024年新製品の発売日・価格は断りがない限り、全て中国でのものです。
*これらは全て計画である中止・変更の可能性が多分にあります。
*追加情報があれば、随時更新していきます。
FIIO BluetoothレシーバーDAC/アンプ概要
2024年新製品を含めたラインナップ
モデル | 区別 | 発売日(予定含む) | 価格(予定含む) |
BTR17 | 新 | 2024年10月末 | 1500元以内 |
BTR15 | 既存 | 2023年12月8日(日本) | 19,800円(中国699元) |
BTR13 | 新 | 2024年8月27日 | 399元 |
BTR11 | 新 | 2024年10月2日 | 129元 |
BTRシリーズについて
BluetoothレシーバーDAC/アンプは小型でバッテリーが搭載し、音質が良く、駆動力も高いです。ワイヤレスでもUSBケーブル経由の有線でも使用可能であり、多くのユーザーに利用されています。 現在のFIIOにおける主力製品ラインでもあり、BluetoothレシーバーDAC/アンプに関しては、FIIOがグローバル市場のリーダーであると言っても過言ではありません。
FIIO2024年新製品:BluetoothレシーバーDAC/アンプ
FIIO BTR17(BTR7の後継機)
発売日:2024年10月末 価格:1500元以内
BTR17はBTR7から外観が大きく変更されます。またaptX Losslessコーデックなどの最新のBluetooth技術が採用されます。その他、中国ユーザーの多くが関心を寄せるNearLink(Huawi主導の短距離無線技術)については、関連チップやソリューションがまだ量産化されていないため、当面は搭載の予定はありません。その他の性能やサイズはBTR7とあまり変わりません。
追加情報
FIIO BTR17はBTR7の後継モデルであり、他の製品と同様に、Bluetoothマスターコントロールが新しいQualcommフラッグシップに置き換えられ、人気のデスクトップモード、プロフェッショナルなPEQなどの機能が追加されます。また、Bluetooth レシーバー/PHONEモード/PCモードを直接切り替えることができます。
FIIO BTR15 *既存製品
FIIO BTR15最新情報 〜UI/スペックが進化したBTR5の後継機
FIIO BTR13(BTR3Kの後継機)
発売日:2024年8月27日 価格:399元(約8,500円)
初代BTR3は2018年に発売されるとすぐに国内外のユーザーに愛され、やがてFIIOの主力製品となりました。2020 年にBTR3Kをリリースし、今日に至るまでBTR3Kの販売は順調に進んでいます。製品サイクルはすでに非常に長いことを考慮すると、関連技術が大きく進歩しただけでなく、一部のチップは調達が困難になっています。そこで、BTR3Kの後継としてBTR13を今年発売することにしました。
追加情報
- 6月に入り、7月下旬発売予定との発表がありました。
- アルミニウム合金シェル
- KA17とほぼ同サイズ
- バッグクリップが標準搭載
- BTR15と同様、3つのモードを切り替えるスイッチ付
- 価格はBTR3Kとほぼ同じになる見込み
- ワイヤレス充電なし、レザーケースの用意なし
FIIO BTR11(BTR1の後継機)
発売日:2024年10月2日 価格:129元
FIIOの初期のBluetoothレシーバーDAC/アンプのBTRシリーズにはuBTRとBTR1の2モデルがありましたが、2年間のチップ不足と価格高騰に見舞われたことで、その間、ミドル〜ハイエンド製品に多くのエネルギーを費やしてきました。しかし、市場では価格に優しいエントリーモデルに対する需要が依然として非常に高いです。そこで、2024年にBTR11を発売する予定です。これは主に有線イヤホン/ヘッドホンを使用していて、スマートホンを再生機としているが、ドングル型DACが少し邪魔で、さらにスマートホンのバッテリーを多く消費することに懸念を感じているユーザーのニーズを満たすことを目的としています。前世代のBTR1と比較して、BTR11はLDACをサポートするようにアップグレードされます。
追加情報
- 6月に入り、
7月下旬発売予定との発表がありました。(その後追加情報が出ていません。)
以上です。
EARL(ライフスタイルDX)
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