FiiO R9などデスクトップ製品 (カテゴリー別2023年新製品情報)

FiiO情報

FiiO R9などデスクトップ製品(カテゴリー別2023年新製品情報)

すでに2023年新製品についてはこちらの記事で全てまとめています。そのため全体をご覧になりたい方は下記をご覧ください。

FiiO 2023年新製品情報 *随時更新

この記事ではカテゴリー別にデスクトップ製品であるRシリーズ、Kシリーズの新製品情報をまとめています。このカテゴリーではES9038PROを搭載し、さらにインタフェースが拡張される予定のR9が注目です。またFiiO初のスピーカーSP3・SP5が発売されます。

またすべて記載の時期は、あくまで計画であり、大幅に遅れる製品も出てきます。特にマイナーチェンジではない新製品は、基本的に遅れると考えた方が無難です。今後出てくる製品くらいの気持ちでいましょう。

FiiO 2023年新製品 K/Rシリーズ(デスクトップDAC/アンプ)

デスクトップ型のDAC/アンプはFiiOがここ数年に開発した新しい製品群で、一定の成果を上げており、ユーザーにも好まれています。その結果として、R7などの革新的な製品を発売し、ご好評をいただいています。この分野にはかなり投資をしていて、昨年はK9Pro ESS、K7、K9を発売しました。そのため今年の新製品は当面K7BTの1モデルのみとなります。

ブログコメント:K9Proにて紹介していますが、ここ最近FiiOはR7の発表会でも据え置きへの傾注が見受けられ、やはり足元では、FiiOとしてもポータブルオーディオよりも、据え置きオーディオに多くの投資を行っているようですね。2022年は新製品が多く登場したので、2023年の新製品は少ないものの、今後も期待できそうな分野になりそうです。また息の長い製品も多く、今後も全て継続とのことですから、焦って買う必要もなさそうです。

FiiO K9Pro(既存製品)

販売ページ:Amazon フジヤエービック

FiiO K9Proは期待以上の製品で、当初から予定していたAK4499は、旭化成の工場で火災が発生したことでAK4499版(LTD)は少量しか作れないうちにDACチップがなくなってしまうという事態になりました。その後、ES9038PROに変わり、さらにMCUや電源チップが欠品し、多くの回路が作り直されました。このフラグシップ製品であるK9ProはFiiOが新たな道を歩み始めるきっかけとなり、デスクトップオーディオ機器にさらなる資金と研究開発資源を投じる自信を与えてくれました。

FiiO K9(既存製品)

販売ページ:Amazonフジヤエービック

FiiO K9は旧正月直前に発売された製品ですが、日程の都合で発売記念イベントができず、プロモーションもあまりしませんでした。しかし実は、K9とK9Proは一緒に企画され、2021年に発売される予定だったのです。しかし、その後、数年にわたり半導体不足、旭化成工場の火災、コロナの流行がありました。K9とK9Proは同じモデルで、一部の構成が異なり、K9Proは当時のESSフラグシップDAC ES9038PROを、K9はセカンドフラグシップDACのES9068ASを使用していることが大きな違いです。これは現在のスマートホンやPC業界と同じ考え方です。様々な予算のユーザーニーズに対応するため、様々な構成が採用さています。FiiO K9の3,000元(日本円6万円)以内の価格帯では、K9は非常に競争力のある製品といえます。駆動力、機能が十分であり、しっかりした作り、素材も良いです。おすすめできる価値のある製品です。

FiiO K7BT(新製品)

発売日:2023年4月 価格:1,399元(2.8万円)

FiiO K7BTはK7にBluetooth受信機能を追加したもので、設計、構成、外観に変更はありません。スマートホンの普及やBluetoothオーディオのコーデックの進歩により、Bluetoothが搭載されていない製品は総じて残念な結果になっているようです。PCとの接続に集中した方がいいのか、スマートホンなどとBluetoothで接続することももっと考えた方がいいのか、FiiOとしても答えをまだ持っていません。

(追記)K7BTは思ったより、早く4月から発売開始となりました。インタフェース面ではシンプルにBT機能が増えたのみとなっています。下記はK7とK7BTのインターフェースの比較画像です。

詳細なスペックはこちらの記事にまとめました。
FiiO K7BTが中国で販売開始・スペック情報 〜人気のK7にBluetooth機能が追加

K7BTインタフェース

FiiO K7(既存製品)

販売ページ:Amazon フジヤエービック

FiiO K7は2022年に発売されたモデルの中で、より成功したモデルの一つです。ただし実はまだシングルエンド出力が多いことから、1,000元(日本円で2万円)を超える価格帯でフルバランス設計の出力を持つDAC/アンプ(4.4mmインターフェースを持つDAC/アンプ)は市場とのギャップが少しあります。しかし、コンパクトで洗練されたデザイン、RGB、ヘッドホン/スピーカーの簡単な切り替えが誰からも愛され、肯定されている理由になっています。

FiiO K5Pro(既存製品)

販売ページ:Amazonフジヤエービック

FiiO K5Proは適度な大きさとシンプルながら実用的な機能、高い出力と低価格を実現した、ここ数年の人気モデルです。2年前から品薄状態になっています。特別、優れているわけではありませんが、あらゆる意味でうまくできています。FiiO James社長自身はK5Proのような製品こそ、品質、機能、性能の面で多くのユーザーから必要としているものだと感じています。

FiiO K3(既存製品)

販売ページ:Amazonフジヤエービック

FiiO K3は4年前に発売したE10Kのバージョンアップ版で、ヘッドホン出力回路と端子をバランス化し、対応フォーマットを大幅に改善したことで、より洗練された製品に仕上がっています。しかし、その分E10Kと比較して、K3の価格が大幅に上昇し、旧機種のE10Kを無くすという使命を果たせなかった事実もあります。K3はE10Kの代替品ではありませんが、多くのユーザーにとって、特にラップトップPCやデスクトップPCでスペースが非常に狭く、ヘッドホン/イヤホンのインピーダンスが高くない場合に適した小型デスクトップDAC/アンプと言えます。

FiiO E10K(既存製品)

販売ページ:Amazonフジヤエービック

FiiO E10Kはこれまで何度も紹介していて、端的にいえば、音質がよく、手頃な価格の長寿モデルです。バージョンアップ版のK3を発売したにも関わらず、全てを置き換えるには至っておらず、特に海外(中国から見て)ではいまだに売れ筋製品になっています。そのためFiiOとしても廃止する予定はありません。

FiiO R9(新製品)

発売日:2023年10月 価格:10,000元(20万円)

WeiboでユーザーからES9038PROを搭載したR7はあるか、という質問に対して、R9で搭載するという回答がありました。現時点ではその情報のみとなります。(追記)独自に入手した情報によれば、インタフェースがR7より増加し、さらに出力はK9PROを上回ることになるようです。

FiiO SP3

発売日:2023年4月または5月 価格:1,999元(4万円)

すでに中国ではオーディオメディアの元には届いていて2023年4月、5月に発売予定となっています。下記写真はR7、SP3、FT3をセットで並べている中国展示会の写真です。

FiiO SP3用展示会写真

実際に購入して、自室のデスクに配置してみた写真が下記となります。大きさのイメージはK7を縦にして2台重ねたくらいの大きさのイメージです。R7とはほぼ同じくらいのサイズです。

SP3

FiiO SP5

発売日:2023年11月 価格:3,000元(6万円)

SP3の上位版として発売する予定です。

FiiO 2023年 デスクトップシリーズ新製品一覧

FiiO 2023年 デスクトップシリーズ
FiiO 2023年 スピーカー

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